祇園祭礼信仰記 第一

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-225 2(左頁) 再板 祇園祭礼信仰記 (第一) 座本 豊竹越前少掾罷出たる者は 九条の里の揚屋でござる 扨も室町の将軍足利十三代の武将従二位左大臣源朝臣義輝公 当所名代の転職 花橘の君…

斎藤別当実盛 第五

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-331 57(左頁) 第五うき世のさがをふりすてゝあたごのふもと水のおの みずとや人のかくれがに女房達はさしつどひ 如法の衣ぬひながら斉藤五に打むかひ シテ先此衣をいとはやくしたてよとの給ふは い…

斎藤別当実盛 第四

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-331 43(左頁) 第四出て行 し人はふたゝび我宿に 帰り木末のからすなくかあい/\と思ひ子を 敵にとられ折からの何かにつけてげにかゝる 六代御前の御命 けふやうしなはれ給ふかあすやかぎりと母うへ…

斎藤別当実盛 第三?

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-331 ※「小松姫道行」を含むかも。←わからないので第二に入れておいた。 32(左頁)(多分第三)千代の古道跡たへぬ小松の中将惟盛の御子 六代御前と申せしは父維盛入水の後 母君のやういくにて物うき…

斎藤別当実盛 第二

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-331 18(左頁) 第二くさ枕むすびもはてぬ夢さめて 兄の行方いづこぞと斉藤六は爰かしこ小松の姫も引つれて 旅路物うきみのゝ国谷ぐみにこそつかれけれ 其頃手塚の二郎光成は 兄の太郎討れて後ないえ…

斉藤別当実盛  第一

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-331 2 斉藤別当実盛 (第一)かくて右兵衛佐頼為木曽の次郎義仲 身は山川をへだつといへ共 たがひのぐんりよ一言にせいて 東山北陸両道よりせめ上ると聞ししかば 先義仲がほこさきを一ぢんにくだかん…

伊達娘恋緋鹿子  八百屋の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856512 432 伊達娘恋緋鹿子 六の巻(八百屋の段)なま中に染てくやしき恋衣 其きぬ/\゛の別れより 尾を隔て住む山鳥の番(つがひ)離れて吉三郎釼の有り所知ぬ上 日延も今宵限りなる主人の命諸共 433に 我も…

中将姫古跡松 雪責の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856690 2 節章句早覚の事出のはる節はしとやかに 三字有のはにおくりよ 四字有時は浮おくり本ぶしのゆりこれとかや はるきんの跡ひろいなり はづみのふしにつきゆりや跡の三つゆりこれなれや たゝきと云はしめ…

祇園祭礼信仰記 (金閣寺~爪先鼠)

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-225 参考にした本 同 イ14-00002-223 囲碁用語参考 https://www.ntkr.co.jp/igoyogo/yogo_589.html 90(4行目下) (第四 金閣寺の段) 「帰りけれ そも/\金閣寺と申は 鹿苑院の相国義満…

嬢景清八嶋日記 日向島の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856524 参考にした本 http://image.oml.city.osaka.lg.jp/archive/ (管理番号 b0123001) 308日向島の段再板 娘景清 三之詰 309 嬢景清八嶋日記 三の切いちご持まいみめのよい娘 うらの畠が道になるしやうがへ …

獅子と鯉

国立劇場9月文楽公演にて、アンケートに答えたら記念にチケットホルダーを戴いた。 読んじゃう。 「獅」獅々は百獣の王なれば猛きものと聞けるに夫(それ)とは大いに違(たかへ)り 頭(かしら)に赤き毛をふり乱せどもうつくしくたをやかなる事ぞつとする…

卅三間堂棟由来 三段切

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856408 1 三拾三間堂棟由来平太郎住家段豊竹君太夫筆 2 卅三間堂棟由来 三段切夢や結ぶらん 妻は あたりを立退て 奥を覗いつ立戻りかづ/\傍へ立寄てゆり起せ共 夫は寝付の高鼾 3風が持くる斧の音 伐木とう/…

蘆屋道満大内鑑 第五 (京一条の橋~大内~晴明蘇生の祈り)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-00991 88(左頁) 第五慎みを知て慎まざれば禍遠きにあらずとかや 陰陽師安倍の保名浪々の身の年月も 早八才の晴明に自然と妙術備はれるを 古主へいひ立てふたゝび帰参を願はんと西の京の旅宿よ…

蘆屋道満大内鑑 第四(葛の葉子別れ~蘭菊の乱れ~草別れ~信太の森二人奴)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-00991 61(左頁) 第四となり柿の木を 十六七かと 思ふて 覗きやしほらしや 色付いた 十六七かと 思ふて 覗きやしほらしや色付いたかけておる賤があさ機あさはかに なんの織るぞいの 生(おい)…

蘆屋道満大内鑑 第三(左大将舘~道満屋敷~奥庭)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-00991 37 第三鴻(こう)飛で冥々才者(よくしや)なんぞ慕はんや 左大将橘の元方は桜木の親王の御契り浅からぬ 六の君を失はんと御菩薩が池(みぞろがいけ)の底深き 工みも案に相違して御行方…

蘆屋道満大内鑑 第二 小袖物狂ひ (岩倉舘~親王御所~菩薩池~信太社~保名物狂)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-00991 20(左頁) 第弐大(おほい)なる者の己を立つるは奢りの基ひ 此字をわくれば一人(にん)の者と訓ず岩倉治部太輔(たゆふ)主君左大将の仰を蒙り 保憲が秘書を首尾よく奪ひ 己が館に預り置…

蘆屋道満大内鑑 (第一 東宮御所=大内~間の町~加茂館)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-00991 2 蘆屋道満大内鑑 (第一) 作者竹田出雲風に叫ぶ青障の外 雨に嘯く古林の中尖れる?(はなさき)蔓(はびこる)尾 小前大後色中和を兼 死すれば丘を首(かしら)にす是此妙獣 百歳(はく…

奥州安達原 第五

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-00558 94 第五深きを以て浅きに入浅きを以て深きを知る 其源や武将の大度 八幡太郎義家公 貞任が籠りたる小松が柵に押寄らる 付随ふ輩(ともがら)には 舎弟新羅三郎義光鎌倉の権五郎景政 其外一…

奥州安達原 第四 道行千里の岩田帯(~一つ家の段)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-00558 71 第四 道行千里の岩田帯傾城の 癪は誠の置き所 世界の客へそら言も ひとりにつくす真実の 恋の中なる 恋絹が寝姿恥ぬ中となる 其こしかたの 通ひ路は花車のかげ橋渡り初め 生駒の手綱せ…

奥州安達原 第三 (朱雀堤の段~袖萩祭文)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-00558 45 第三さればにや少将は 百夜(もゝよ)通へと夕闇の 笠にふる雪つもる雪恋の重荷の朱雀道 七条堤の仮橋に 盲目(めくら)女の引語り 綴(つゞれ)の中の秘蔵娘 十斗なが手を出して 右や…

奥州安達原 第二

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-00558 25 第弐琴棊書画を嗜む身共生まれず 明け暮物の命を取り浮世を渡る 綱手縄 浪打際にさは/\と かづきの海士が昼休み コリヤ長太のおかた けふはお代官様が外が濱を通らしやると浦中はもや…

奥州安達原 第一

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-00558 2 奥州安達原(第一) 作者 竹田和泉時は康平五つの年 後朱雀院の朝に当つて東夷猥りに逆威を奮ひ 王命に背き奉るといへ共 源氏の武功に切靡(なび)け再び治まる時津風 八幡太郎義家公 武…

日高川入相花王 第五

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-680 93(右頁5行目) 第五孔子季氏を謂(のたまは)く八佾(はついつ)にして庭に舞はず 是をも忍ぶべくんば 孰(いづ)れをか忍ぶべからさらん 左大臣藤原の忠文猪熊通りに別殿 をかまへ …

日高川入相花王 道行思ひの雪吹 (附・渡し場の段)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-680 77 道行思ひの雪吹(ふゞき) つまづきし 石も他生の縁の端 むすぼふれたる 身をしる人もなし しる人は 哀れと思へ桜木の ちりてちはつの御姿ならはぬ 旅の苦をこして 恋路/\が 身の…

日高川入相花王 第四

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-680 69 第四むかし/\此所に真那古の庄司といふ者有 頃しも春の始めつかた熊野三所権現に あゆみをはこぶ諸人(もろびと)の 往来(ゆきゝ)に宿の施しは誠に出家侍の 屋敷は余所にかはり…

日高川入相花王 第三

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-680 41(左頁) 第三心は文字に書かるれど絵にかゝれぬを心といふ 三徳を備へ五常を去らぬ 六孫王経基のおはします 八条の訴目館(そめやかた) 北の方真弓御前君子のよきたぐひとや 夫を…

日高川入相花王 第二

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-680 22(三行目) 第二 顕はせり花の都の邉りにも狼谷といふ名有 熊野山家の育ちにも容儀たいはい心はへ清きを家の通り名や 真那子の庄司清次が 一人娘に清姫迚 今年二八の春過ぎてなつき…

日高川入相花王 第一

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-680 2 日高川入相花王 (第一)此花は是人間の種にあらず 瓊樹(けいじゆ)枝頭(しとう)第二の花と 親王に題すからうたの言の葉草はかはらねど 唐土人(もろこしびと)の目にふれぬ 我朝…

増補忠臣蔵 本蔵下屋敷の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856422 2浄瑠璃は音声の曲節と文章の妙味を相湏(ま)ちて感興を起さしむるは世の普く知る所なり 今回発行する此懐中浄瑠璃五行稽古本は古来の五行本にならひて特に朱点を附したるは珎しうも新きうへに体裁いも…

日本振袖始 第五 八雲猩々 (附・大蛇退治の段)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-00299 77(左頁) 第五 八雲猩々 すでにじこくも夜半の雲 天をこかせる篝の煙 谷ふかふして嶺そびへ 山水たぎる皺(ひ)の川上 八つのもたひにとく酒をたゝへ 影をうかへる高棚に 五重のあら菰し…