絵本太功記 六月十三日

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-093 99 (4行目) 同十三日の段 徳を世々に 伝へて 美嘆せり 神力勇者に勝ずといへ共 天遂に是を罰す されば武智十兵衛光秀 筒井順慶裏切によつて山崎の一戦敗れ 漸遁れ小栗栖の藪陰近くさ…

絵本太功記 六月十二日

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-093 85(4行目) 同十二日のだん なく/\短夜に心せかれて たとり行誰を乞 鳴や梢に から衣ほつてふ蝉の音を友と 世をいとふたる浪人の風雅を好む一かまへ谷の流れも水無月の 空半ばなる…

絵本太功記 六月十一日

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-093 83(左頁) 同十一日の段 家来共やい 弥明日は山崎にて晴軍 時に抜目ないは久吉殿 敵方の間者 又怪しき曲者も有らんと 此赤山与三兵衛へ密々の申付け 汝らもやかりなく 若しや怪しき者…

絵本太功記 六月十日 (尼崎の段)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-093 73(右頁最後) (尼ヶ崎の段) 一間へ入にけり 残る誉の 花一つ 水上かねし風情にて思案 投首しほるゝ斗漸涙押とゞめ 母様にもばゞ様にも 是今生の暇乞 此身の願ひ叶ふたれば 思ひ置…

絵本太功記 六月十日 (夕顔棚の段)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-093 69(左頁2行目) (夕顔棚の段) 同十日の段 なむ妙法蓮華経/\/\/\ 御法の声も媚めきし尼ヶ崎に片辺り 誰住家といふ声も おのが儘なる軒のつま あたり近所の百姓共茶碗片手に高…

本朝廿四考 第五

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-741 97(左頁) 第五甲斐越後両家の戦ひ 四度の軍術互角にて 勝負一時に決せんと釼の刃音鯨波 山河もうごく斗なり かゝる所へ北条氏時村上左衛門義清 軍兵数多引連て暫しと石に腰打かけ コ…

本朝廿四考 第四 (奥庭狐火の段)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-741 92(2行目上の段) (奥庭狐火の段) 思ひにや こがれてもゆるのべの狐火 さよふけて狐火や 狐火のべの のべの狐火 さよふけて 幾重漏くる爪音は 君を設けの奥御殿 こなたは正体涙なが…

本朝廿四考 第四 (十種香の段)

本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-741 87(1行目下の方) (十種香の段) 臥所へ行水の流と人の 蓑作が姿見かはす長上下 悠々として一間を立出 我民間に育ち人に面テを見しられぬを幸いに 花作りと成て入込しは 初君の御身の上に若…

本朝廿四考 第四 (道行似合の女夫丸)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-741 69(左頁) 第四 道行似合の女夫丸(めうとぐはん)偽りの 文字をわくれば 人の為 身の為ならず恋ならず 心なけれど濡衣がなきつまの名も勝頼にともなふ人も 勝頼といふてよし有蓑作が…

本朝廿四考 第三 (勘助住家の段)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-741 55(左頁5行目下)(勘助住家の段) こそは帰らるゝ 木曾山木立あらくれて 無法無徹をしにせにて名も横蔵のすじかい通 草鞋(わらんづ)の日もふり埋む餌竿かたげて門口より 母者人今…

本朝廿四考 第三 (景勝下駄の段)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-741 50(左頁4行目下) (景勝下駄の段) ゆゝしけれ 秋の末より 信濃路は 野山も家も 降り埋(うづむ) 雪の中なる白髪の雪 女ながらも故有て 男のすなる名を名乗る 山本勘助と人毎に 岩…

本朝廿四考 第三 (桔梗原の段) 

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-741 43 第三 (桔梗原の段)名も山深き信濃路に ?(やさ)しき花の名に呼し爰ぞ桔梗が原とかや 甲斐と越後の領分にわけて立たるさい目の場所 馬草を苅に奴らさ 一本きめた刀より研ぎ立て鎌…

本朝廿四考 第二

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-741 22(三行目) 第弐 木曽川や夜半に紛れて 出て行恵は四方に隠れなき 下諏訪の神垣は下照姫の御神にて 霊験あらたに帰します故近国の貴賤歩みを運ぶ賑ひに 宜ねが小鼓神楽歌神慮も嘸と…

本朝廿四考 第一

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-741 2 武田信玄 長尾謙信 本朝廿四孝 座本竹田因幡掾 (第一)春は曙漸白く成行まゝに 雪間の若菜青やかに 摘みい出つゝ 霞だちたる花の頃は更なり さればあやしの賤迄も己々が品に付き 寿…

彦山権現誓助剣 第十 第十一

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-677 74(左頁) 第十 で 出て行豊国や小倉に威名立浪の館には軈て異国に出陣のしたくせはしき一家中弓に矢をはげ鉄砲をみがき立てたる 75書院先 大坪軍八堀口曾平太おめでた酒の高咄し ナ…

彦山権現誓助剣 第九 (毛谷村六助住家の段)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-677 65(二行目) 第九 立かへる勝負は見へた弾正殿お手柄/\ 立合召さるゝと早勝と見へました 何と曽平次殿違ふた物ではござらぬかいか様軍八殿いはるゝ通り遖御手練でござる ヤイ六助我…

義経千本桜 第四 道行初音旅

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-842 73 第四 道行初音旅恋と 忠義はいづれがおもい かけて思ひははかりなや 忠と信(まこと)のものゝふに君が情と預けられ 静に忍ぶ都をば 跡に見捨てて旅立ちて つくらぬなりも義理の御…

彦山権現誓助剣 第八 (杉坂墓所の段)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-677 59(左頁三行目) 第八 て追て行見へわたる 高根/\にきへ残る 雪のふゞきの音さへも 吹あらしたる松の風いとゞ淋しく杉坂は 村山里に亡き人の名をのみ残す石のかづ 邉(ほと)りに立…

彦山権現誓助剣 第七(瓢箪棚の段)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-677 50(左頁最後) 第七 51すがるふす 来栖の小野の百(もゝ)千草 花の秋とや夕顔も 色をまじいてさま/\に 衢の多き在所道 直ぐならぬ身の隠れ笠 袋分銅玉に鍵 画し板に寄たかる往来の…

彦山権現誓助剣 第六(須磨浦の段)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.htmlイ14-00002-677 45(5行目) 第六玉の御殿も独り寝はいやよ さまとくず屋の 忍びねに見て明したや須磨の月 ひなも名所の一ふしは 心有磯の海ばたに葭簀(よしず)囲いの茶屋が軒 道行く人が一群にしば…

彦山権現誓助剣 第四 第五

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-677 27 第四元是大内義隆が国衙(こくが)も今は中国の手に属したる周防の国 今度太守の祈願迚新たに たつる石清水正八幡の宮殿も日追て成就すめる代に いとゞ神威や増しぬらん たばこの休…

彦山権現誓助剣 第三

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-677 12(左頁)第三周に服せぬ頑民も殷には忠の至れるをや 長門の太守郡音成 真柴い引きし弓取も時代になびく武威強く 拝受今度三韓を攻め伐つ君か御名代 家の眉目と一家中賜る酒の杯盤も…

彦山権現誓助剣 第一 第二

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-677 2 第一留?楚を夷 子胥が尸に撻しも 讐を報し烈孝に 美を?たる女王国真柴大樹の 代を御する 覇者の民とぞ煌々たれ 此は矢正半(なかつかた)大明四百余州を奪略る手初 三韓八道を攻べし…

彦山権現誓助剣 毛谷村の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856426 2浄瑠璃は音声の曲節と文章の妙味と相須ちて感興を起さしむるは世の普く知る所なり今回発行をる此懐中浄瑠璃五行稽古本は古来の五行本にならひて特に朱点を附したるは珍しうも新きうへに体裁いと美しけ…

平家女護島 第三(朱雀御所の段)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-723 40(左頁) 第三顔回ははやく夭して遂に四十の花を見ず。盗跖寿(いのち)長して既に八十の霜をふむ。生死不定の理りは上智博識も弁すべからずとや。小松の大臣(おとゞ)重成公。御所…

平家女護島 六波羅の段(初段)

カンニングなしだと所々読めないなあ。近松自筆草稿と被る部分を赤字にしました。 読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-723 平家女護島 作近松門左衛門序詞籠の中に鸚鵡檻(おばしま)にしたがつてふし仰ぎ。 ?(まど)を窺ひ…

本朝二十四孝 巻下

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2533132 22本朝二十四孝巻下(廿)西六條院村孝孫備中の国浅口郡西六條院村惣十郎市助とて兄弟あり父をはやくうしなひおほぢなるおきなと田つくりていたりけるがおほぢ不幸にして耳つぶれ目しいて何してもかな…

本朝二十四孝 巻上

文楽・歌舞伎同様の『本朝二十四孝』ストーリーになる絵草子かと思ったら、親孝行に優れた者の逸話24選でした。中には創作された人物もあるようですが。孝行者はもれなく領主に誉められ褒美に出世と物質的に報われる。甲斐のあることです。儒教流布の折も折…

近松自筆

これが読めた日にゃウルトラハイパーしみじみバリまじ嬉しいんじゃん?ジャジャジャジャーン、近松門左衛門自筆草稿!ベートーベンとは逆に達筆が為かもしれないが近松さんも大分読みにくいです。ゆえに眺めること一年余り。一年前に初めて見た時はまったく…

源氏一統志 巻之四 

平将門の獄門の挿絵を探していて発見の暁のついでに読んだら酷いわ将門かわいそ過ぎ。昨日まで東の親皇と自ら名乗って東国一帯でぶいぶいいわしてたのに今は北闕(ほっけつだぜ)の逆賊(ぎゃくぞくだぜ?)となってそしりを万代に遺すだってハア?(第十六…