桜の宮春景

浪花百景之図桜の宮 春景 桜宮の春景は前の小淀川の流れをひかへ 屋形家根舩数をつどへて諷ふあり舞あちて歌妓の妙音川風につたへ実に浪花の一佳景といひつべし当此川向ひ川崎には近年金吹場をしつらひ 煙出しの高きこと天をつらぬき其形粧衆人の目をおどろ…

戯場楽屋図会拾遺 下之巻 コマ66~75

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2554349 66○操人形細工人 ○笹屋佐助 八まんすじさのや橋ひがしへ入北かわ ○冨田屋福蔵 新地黒門南へ入ひがしかわ ○幕引 大歌舞伎などは両方へ引わけなければ楽屋番 道具方 是をつとむるなり 操芝居は床山此やく…

戯場楽屋図会拾遺 下之巻 コマ53~66途中

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2554349 戯場楽屋図会拾遺 下之巻 享和 2 年(1802)刊 53(絵図)人形細工場 三番叟棚 立者部屋 となりのへや 吉田東作 床山此所はぶたいうしろ西南に当る心なり 54(51の続き)と似たる様なれど素襖には腰板を…

戯場楽屋図会拾遺 下之巻 コマ39~52

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2554349 39(左頁)楽屋図会拾遺下之巻 白拍子女楽屋之図 初日の賑ひ 顔見世 二の替り四連中の藍觴(らんじやう) 連中根本之写し 番附絵本の写し衣裳方 人形頭仕懸見る図 女形頭面(かしらおもて)之働き仕懸…

戯場楽屋図会拾遺 上之巻 コマ31~37

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2554349 31(絵図)青樓桟敷懸暖簾之図(ちゃやさんじきかけのれんのづ)爰にあらはすは初編にもれたる分なり 家号なきは見渡るのみにて予(われ)此家をしらず 又こゝにもれたる芝居茶屋多しといへども 是等は…

戯場楽屋図会拾遺 上之巻 コマ16~30

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2554349 16(絵図) 傀儡師傀儡師の祖たる人は西のみや百太夫にぞありける 禁庭より神諌め回向勅免ありしより 所々方々にわたりて 淡洲三條村にいたりて身まかりぬ後人この事(はざ)をなすに風流の姿に粧ひい…

戯場楽屋図会拾遺 上之巻 コマ4~15

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2554349 戯場楽屋図会拾遺 享和 2 年(1802)刊 4 楽屋図会拾遺序 それふるきことわざにひとのふ ?みてわがふり??? (読めません以下略) 5(左頁) ○凡例一、此書は操りの一覧に限らず たゞ両芝居を合はして…

大阪錦絵新聞 第十一号

大阪錦絵新聞 第十一号 第二大區十小區大宝寺町中久町二十二番地に住平松さとといふ按腹する者の家へ二月十九日午後六時頃に年齢二十八九の婦(をんな)か来り わたくしは近所の 薪(き)屋の者でござり升か 只今内に客が有て酒が出て有り升ゆへ あなたで療…

虚言八百万八伝

虚言八百万八伝(うそはっぴゃくまんぱちでん)です。 鷲のしょーもないオヤジギャグにうっかり吹いてしまった。しかもそれを合図にって。無いから。 読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9892460 3 萬八伝万八は築州の人也。父は滅法弥八。母は欺…

大阪錦絵新聞 第四十号

文明のとくたるや四才や五才の幼童(おさなご)書を讀(よみ)文字かき和歌を詠み説教なして老人によく理をさとすも有ノ又生れながらにして怪力の奇童など緒新聞紙上に見へたり こゝに又第三區十二小區新町南通り一町目の客舎大林長治郎の男徳太郎は五年四ヶ…

大塔宮熊野落 第四~第六

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2539732 24(三行目) 第四其後 兵部卿しんわうは 権現の御おしへにまかせ くま野山を立出て 十津川さして入給ふ 宮をはじめ奉り 御供の人々をはとある辻堂におき参らせ 光林房たゞ一人 とある在家を見てあれは…

大塔宮熊野落 第一~第三

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2539732 2(広告)六段物目録一、酒呑童子 二、和田酒盛 三、なごや山三 四、塩屋文正 五、現在松風六、大しよくはん 七、紅葉がり 八、楠湊川 九、色小町 十、光源氏袖鏡十一、難波物語 十二、源氏十二だん 十…

魁題百撰相 大塔宮

大塔宮護良親王は後醍醐天皇の皇子也 比叡山に上り座主とならせ給ひて大塔宮と申し奉る兵術に精く勇力ましますに依て北条高時が奸訴暴行を悪み給ひ暗に是を誅戮なし給はばやと御企ありしに忽ち六波羅に聞へ討手の大軍向ふに居て笠置に篭らせ給ひしばしは支へ…

大塔宮

大和名所図会 巻の7より 大塔宮 殿野兵衛宅は十二村の荘殿村にあり大塔宮二品親王山伏の御すかたにて熊野より落させ給ひ十津川小柳着きおはしまして竹原八郎入道の甥に戸野兵衛といひしものゝ家にしばらく入せ給ふよし太平記に見へたりその末葉今の世にもあ…

吉野城の大塔宮

大和名所図会 巻6より 元弘三年正月十六日大塔宮吉野城に籠らせ給へば鎌倉勢六万余騎前後を囲みて攻寄ける 大塔宮の御鎧に立つ矢は七筋 血の流るゝ事瀧のごとし もはや御最期の酒宴ある所へ村上彦四郎義輝 錦の御鎧を賜り宮の御身かはりとなりて敵を欺き 宮…

出世景清 第五

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-383 ニ10-02172 など (ニ10-02172 コマ30の左頁から31の右頁落丁) 28(左頁2行目) 第五うだいしやうよりとも公なんとの大ふつ御さいこうまし/\ すでのじやうじゆとうつたふれば くやうのほうしや…

出世景清 第四

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-383 ニ10-02172 など 21(左頁) 第四けにやまうしやうゆうもうんつきぬれば力なし ふびんやなか げきよかまくらよりのひやうぢやうにて 六はらのみなみおもてにはじめてろうを立させらる いちいしら…

出世景清 第三

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-383 ニ10-02172 など 15(左頁6行目) 第三悪七兵衛かけきよゆくえしれずなりたれば 尤天下の御大事と諸国のゆかりをせんぎ有 中にもあつたの大ぐじはげんざいのしうととて ちばの小太郎からめ取てけ…

出世景清 第二

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-383 ニ10-02172 など 9(右頁5行目) 第二まことやたけきものゝふも恋にやつるゝならひ有 たきゝをおへる山人も立よる花のかげきよも つねに清水寺のくはんぜおんをしんじ奉り さんけいの道すがら清水…

出世景清 第一

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-383 ニ10-02172 など 2(左頁) 出世景清 (第一)めうほうれんげきやうくはんぜおんぼさつ ふもんぼんだい廿五は大ぜう八ぢくのこつずい しん/\゛のぎやうじや大じ大ひのくはうみやうにあづかり奉…

近頃河原達引 下之巻  道行涙のあみ笠 せうご院の段

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ 50(右頁5行目) 下の巻 道行涙のあみ笠なま中にそめて真紅のもつれいと むすぼれしよりしら糸のむかしをしのぶ世のうさや 今はうき名もたちばなの 花のすが たもいつしかに しほれがちなる目にもろき つゆのいと…

近頃河原達引 中之巻  河原の段 堀川の段

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-527 28(右頁5行目) 中之巻 河原の段 「出て行名に高き 四条河原も ふゆぎれて 川かぜさむくふきすさび ゆきゝも浪の石ばしる 水おとまでもよるはなを いとしん/\と物ずごく くもるそら より我むね…

近頃河原達引 上之巻  祇園の段 揚屋の段

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-527 2おしゆん 伝兵衛 近頃河原達引 上之巻 祇園の段七重八重けふ九重に 匂ひぬる花の都の川東 祇園の社年ふりて和光のかけもいちじるく 参り下向の人くんしゆ咄し万歳居合ぬき えいとう/\諸見物 げ…

好色五人女 巻三 中段に見る暦物語

先日まで読んでいた「大経師昔暦」のもととなった事件を井原西鶴が「好色五人女」に取上げ脚色したと文楽公演のプログラムにありましたので、翻刻はいくらもありますが折角なので読んでみました。事件は、京都烏丸通り四条下ルの大経師浜岡権之助(後剃髪し…

大経師昔暦 おさん茂兵衛こよみ歌

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-487 44(左頁・下の巻つづき) おさん茂兵衛こよみ歌のる人も乗せたる駒も ついに行く道とはしれど さいご日のけふかあすかの我身には 我のみさゆる心地して あまたの人の命ごひ それを杖…

大経師昔暦 下の巻(奥丹波隠れ家の段)

三度目の観劇をしてきました。ばかだよね折角見に行ったのに、ところどころ寝落ちしてしまった。3部制の2部は眠くなる時間帯だし、舞台はずっと薄暗いし、疲れが溜まっているし、今日は寝るな~と思っていたら頑張ったけどやっぱり寝ちゃった。でも気持よか…

大経師昔暦 中之の巻(岡崎村梅龍内の段)

二度目の観劇をしてきました。今度はブログラムの解説も読んで準備万端、何より前回とはうってかわって舞台全体がよく見える席だったこともあり、一度目とは随分と印象が違いました。この間は右寄りから見たのだけど、セットの家屋に視界を遮られ舞台の三分…

大経師昔暦 上の巻(大経師内の段)

只今絶賛上演中の演目につき早速予備知識なしに初見で観劇したところこれがまあ最悪な状況のさなかにずっぱり幕、予想だにしないなりゆきに思考停止のまま休憩時間は終わって続きの段、解決の目途もあるかなきかの内に待っていたのはまさかの顛末「はあ?何…

檀浦兜軍記 第五

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-523 93(右頁6行目) 第五 かまくらさしてぞ急ぎける百戦百勝勇士の名を定めがたし 死を安くして名をあらはすといへり かづさの景清みづから頼朝の 手に渡れば 扇子が谷(やつ)につめ籠(ろう)をし…

檀浦兜軍記 第四 

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-523 74(左頁) 第四 道行旅寝の添乳(そへぢ)哥はゝきゞの有りとは見へて あはぬとは代々のながめのたねなれど わが身ひとつはつれなきと 思ふ心の松の名や世にもあこやがつま思ひ つとめの中のまこ…