仮想空間

趣味の変体仮名

三好松洛

妹背山婦女庭訓 第四・第五(井戸替~杉酒屋~道行~鱶七上使~姫戻り~金殿~入鹿滅亡~志賀都)

杉酒屋(今西酒造) 読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ ニ10-00469 ニ10-02226 70(左頁) 第四(井戸替の段)引たり ヲウ 引たり ヲツト文月七日例年の 水を新井に繰返す釣瓶の縄も三輪の里 酒商売の世杉屋が身過の水の内井戸をわけて 祝ひの賑は…

妹背山婦女庭訓 第三(太宰館~妹山背山)

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ ニ10-00469 ニ10-02226 46(左頁) 第三(太宰館の段)奈良の都の八重九重 禁裏守護の太宰の館 入鹿公のお成迚?(さゞめ)き渡る奥女中 荒牧弥藤次一間を出 コリヤ仕丁(じそう)共 今日は入鹿公御目出たの御悦…

妹背山婦女庭訓 第二(猿沢池~つづら山・鹿殺し・掛乞・万歳~芝六忠義)

衣掛け柳と猿沢池 読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ ニ10-00469 ニ10-02226 24(左頁) 第弐(猿沢池の段)山又山も都路は心に連れて奥深き 名も猿沢の池にさへ波立 世こそうかりける こなたの道よりたとり来る山働きの狩人共 打連立て立留り コレ…

妹背山婦女庭訓 第一(大内~小松原~蝦夷子館)

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ ニ10-00469 ニ10-02226 2(左頁) 再版 十三鐘 絹懸柳 妹背山婦女庭訓 座本 竹田新松 (第一)(大内の段)頭直位(かしこくもそろしめ)す 敷津八州(やしま)の三器(さんだから)智たり仁たり英勇の 利(とき…

義経千本桜 第四 道行初音旅

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-842 73 第四 道行初音旅恋と 忠義はいづれがおもい かけて思ひははかりなや 忠と信(まこと)のものゝふに君が情と預けられ 静に忍ぶ都をば 跡に見捨てて旅立ちて つくらぬなりも義理の御…

ひらかな盛衰記 松右衛門内より逆櫓の段

読んだ本イ14-00002-696 (松右衛門内) 55行く空の 難波潟あし火焚家(たくや)の 片庇 家居には似ぬ里の名や 福嶋の地はおしなべて世を海渡る舟長の 有が中にも権四郎とて年も六つを十かhりの 松右衛門といふ通り名は養ひ聟に譲りやる 門に目充ての松一ト…

ひらかな盛衰記 三ノ口 笹引の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856522 245 左頁四行目 「立さはく かぜも はげしき 夜半(よは)の空星さへ雲に 246おほはれて 道もあやなく物凄き裏は田畑を隔ての大藪 押合けかき分け 忠義一途にかい/\敷 お筆は片手に若君抱き山吹御前の…

ひらかな盛衰記 三の口 大津宿屋の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856522 221宿屋笹引の段盛衰記 三の口 222 左頁 ひらかな盛衰記 三の口東路をのぼり下りの 旅人も二つと三つに追分や大津に並ぶはたごやの 棟門(かど)多き其中に名高き関の清水やが 得より 223奥に客留て 料…

ひらかな盛衰記 初段 義仲館の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp イ14-00002-696 義仲館の段 7時なれや 九重の空も閑(のどけ)き春の色 霞こめたる桧皮ぶき 美麗を尽し手を尽す木曽殿の御館には御長男駒若君三つの長生(おひさき)いりはし わけて母君山吹御前 御寵愛浅からず付…

ひらかな盛衰記 二の切 源太勘当の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856266 ひらかな盛衰記 1源太勘当の段盛衰記 二の切 2ひらかな盛衰記 弐の切り時も有せず表の方 若旦那の御帰国とざゝめく声々 梶原源太景季(かげすえ)鎌倉一の風流男 戦場より立帰るえぼしのかけ緒古実を正…

源平布引滝 三の切 綿繰馬の段 (九郎助住家)

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856503 (コマ77表紙) 78源平布引滝 三の切「出て走行 音しづまれば 葵御前 太郎吉連て立出給ひ聞き及ひし実盛殿 お目にかゝるは初て段々のお情 忘置じと有 79ければ 是は/\御挨拶 某元は源氏の家臣 新院の…

源平布引滝 三の口 竹生島詣の段

床本も読んでみたの。だいぶん読みやすいの。 読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856222 2源平布引滝 三の口来る人と野に立人に 物とへば先へ/\とおしへられ 心も関の明神もよそに見なして走行小まんは御籏肌に入そこに 3隠れ爰に忍び 葵の御前…

源平布引滝 五段目

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html イ14-00002-282 91 右頁第八 袖やしぼるらん柴をかりや/\ 柴かる手もとはさつても見事 へ鎌をかる/\゛テモ扨ても見事へとうたひつれ立つ年月も重りて頃は承安初めつ かた 所は木曽の山育ち 十六…

源平布引滝 四段目

舞台はいよいよ京都伏見は鳥羽の離宮へ。宮中での風流、女の噂話、酒癖、身顕わし、立ち廻り。なかなかのスリルとサスペンスのうちに清盛の息子や二組の夫婦の思いが交錯する。その思いを最後に歌に詠み合って各々の行く末へと別れ行く。 読んだ本 http://ww…

源平布引滝 三段目

冒頭に葵御前と九郎助一行による九郎助宅への道行が付いてそして 「矢橋の段」「竹生島遊覧の段」「九郎助住家の段」と続く。 竹生島は行ったことないのら~行ってみたいのら~。 読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html イ14-00002-282 47 …

源平布引滝 二段目

中と切が「義賢館の段」。通称「義賢最期」と云うは歌舞伎に於いてのみ? 和生さんの義賢期待に違わずかっこよかっためっちゃよかった!いつもより人形がでっかく見えて思わずプログラムでかしらを確認してしまった。やはり検非違使だった。あ~んかっこいい…

源平布引滝 序段

序段で題名に「布引滝」と付く理由がわかる。 平清盛が登場する。 読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html イ14-00002-282 2待宵侍従優美蔵人 源平布引滝序段 檀強の不臣神宗の盛業を妨げ 邦家陽九の厄に当り一朝馭(きよ)を失ふて生民塗炭…

夏祭浪花鑑 九段目 玉島徳兵衛内

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-01283 91第九 親と子の縁を繋た 貫さしの捕縛 名物は刃物唐海月 備前備中両国で骨といはれし一寸徳兵衛命にかけて九郎兵衛を隠しとげればけふも又 庄屋代官の呼使是非なく行て留主の内 飛脚とおぼしき撥鬢…

夏祭浪花鑑 八段目 田島町団七内

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-01283 77第八 友達に心を砕た 石割雪踏の合印 日数さへ早一七日田嶋町魚屋商売ひれの有 主は團七九郎兵衛迚昔と今の名を合せ 手強き業も五人前高津祭の其夜より 内へ帰りてゆつくりと何知ぬ顔 せぬふりに …

夏祭浪花鑑 七段目 長町裏

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-01283 73左頁第七 男が欲を止兼た 紅粉紋の色入帷子 神と仏を荷なひ物はやし立てたる下寺町 高津宵宮の賑ひに紛れていそぐ舅義平次 かどの簾を細引きでくる/\巻の俄網 追立行を後よりも ヲゝイ呼かけ飛…

夏祭浪花鑑 六段目 釣船三婦内

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-01283 64第六 男の意地を立ぬいた 焼鉄の女房作 賑わしき難波高津の夏神楽 ねり込ふり込荷なひ込 てうさようさのだて提燈門の揃へは地下町の 印を見世にいよ簾 並ぶ家居の其中に釣船三婦が内客は内証預り…

夏祭浪花鑑 五段目 道行妹背の走書

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-01283 57左頁第五 道行妹背の走書ヲゝウイ/\ これ早ふ来てたもいの アゝ嬉しや今のは追手ではなかつたそふな ヤアあのかねは九つ心も 恋路の闇に 迷へど道は迷はじと 松屋町筋一筋に 思ひそめたるべに桔…

夏祭浪花鑑 四段目 内本町道具屋

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-01283 41左頁第四 手代が恋を堀出した 浮牡丹の箱入娘難波津に 爰も眼の内本町 通筋を竪横に引廻したる角屋敷 道具屋の孫右衛門迚手広ふあきなふ大商人 表には茶の湯の道具時代蒔絵の道具類 和…

夏祭浪花鑑 三段目 住吉鳥居前

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-01283 29 左頁第三 出入の数をつまぐつた 数珠三昧の男作 (住吉鳥居前の段) 住吉の浜辺を春の名に高き 夫レ斗では並木のかげ 新家の煮売髪結床 櫛のはをひく往来も自由な堺海道を 大坂の方か…

夏祭浪花鑑 二段目 玉島兵太夫内

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-01283 15 左頁第二 殿の諚意を巻込だおやま絵の拝領物 治まる御代は国民に恵も深き泉の国 濱田の御城主東(あづま)より御帰国と 上下賑ふ家中町 表びら敷一かまへお国詰の諸士頭玉嶋兵太夫けふ…

夏祭浪花鑑 一段目 お鯛茶屋

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-01283 2団七九郎兵衛釣舩三婦一寸徳兵衛 夏祭浪花鑑 第一 色の水上汲分た 御鯛茶屋の塩竃 諸行無常と響つゝ 菩提をしらする遠寺の鐘 生者必滅四季転変の花の色定めなきは娑婆世界 爰に六孫王の…

楠昔噺 徳太夫住家の段

というわけで『楠昔噺』の「砧拍子の段」だけ読んで、続く「徳太夫住家の段」を楽しみに文楽劇場で見たらばあーた、まさかの予想を上回る展開に客席で現実に「え゛~~」と声を出して驚く嵌めになったのでありました。だってさ時代物だから誰か死ぬのだろう…

菅原伝授手習鑑 二段目 道行詞甘替  安井汐待の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html (イ14-00002-890 ) 36二段目 口 道行詞の甘替(みちゆきことばのあまいかい) サア/\子供衆買たり/\ 飴の鳥じや飴の鳥 それがいやならしる飴鑿(のみ)切り泣く子の口へ地黄煎玉 扨其外平野飴…

菅原伝授手習鑑 初段 築地の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html (イ14-00002-890) p31 右頁七行目下~ 「出て行く 源蔵と引っ違へ帰る梅王青息吐息 門の臺木に足つまづきかつぱと転(こけ)て起きる間も待た れぬ/\侍衆 御大事がおこつてきた 科の様子何かはし…

菅原伝授手習鑑 初段 筆法伝授の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html (イ14-00002-890 ) 筆法伝授の段 p18 左頁三行目~ 立ち帰る 上根と稽古と好きと三つの中 好きこそ物の上手とは 芸能修行教への金言 公務の暇明け暮れに好ませ給へる道真公 堂上堂下りはいふに及ば…