仮想空間

趣味の変体仮名

並木千柳(並木宗輔)

忠臣金短冊忠臣金短冊 第五

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース ニ10-00166 88 第五口には蜜の甘きをはき心にとがれる針をふくみ 人をそこなひ己をたのしむ 横山郡司信久が桐が谷(やつ)の舘には めふりに高塀かけならべ夜廻りの声拍子木の …

忠臣金短冊 第四 道行老の一つ書

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース ニ10-00166 67 第四 道行老の一つ書世のせわに もつけといへど中よきは もづけ也けり 大岸が ふるすにのこす母千鳥嫁のおやなと諸共に ねぐらはなれてたつかゆみ 腰にあづさの…

忠臣金短冊 第三

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース ニ10-00166 43(左頁) 第三直指人身見性(じきしにんしんけんしやう)の御法(みのり)の声もかすか成 北山陰(かげ)の片辺(かたほとり)瑞祥院と聞へしは 小栗判官兼氏の建…

忠臣金短冊 第二

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース ニ10-00166 24(左頁) 第二尊(たっと)きは門より見へてにぎはしく 貧しき門(かど)は表からすむかひもなき志賀の里 松本村におpはからしすむ浪人は去年(こぞ)の春 切腹…

忠臣金短冊 第一

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース ニ10-00166 2小栗判官横山郡司 忠臣金短冊 3 忠臣金短冊(ちうしんこがねのたんざく) 作者 並木宗助 小川丈助 安田徳文忠功は是礼の余り 武勇は是義の余り 其余り満々として …

義経千本桜 第四 第五

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-842 73(左頁) 第四 道行初音旅 恋と 忠義のいづれがおもい かけて思ひははかりなや 忠と信(まこと)のものゝふに君が情と預られ 静に忍ぶ都をば 跡に見捨てて旅立て つくらぬなりも義…

義経千本桜 第三

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-842 46(左頁) 第三三芳野は丹後武蔵に大和路やわけて名高き金峯山蔵王弥勒の御宝物御開帳迚野も山も賑ふ道の傍らに 茶店構へて出花汲む青前垂の入ばなは女房盛りの器量よし 五つか六つ…

義経千本桜 第二

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-842 24(左頁) 第二吹く風につれて聞ゆる ときの声 物すさましき気色(けしき)かな きのふは北闕の守護けふは都を落人の 身と成給ふ九郎義経 数多の武士もちり/\゛に成り亀井六郎駿河…

義経千本桜 第一

コロナのバカヤローのせいで4月大阪、5月東京ともに文楽「義経千本桜」の通し狂言が上演中止となりました。番付は、 初 段 大序 仙洞御所の段 北嵯峨の段 堀川御所の段 二段目 伏見稲荷の段 渡海屋・大物浦の段 三段目 椎の木の段 小金吾討死の段 すしやの段…

一谷嫩軍記 第五

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-01008 94(左頁) 第五魏王は鄭哀(ていほう)が讒によつて美人の鼻を削しむるとかや 征夷将軍頼朝公相従ふ大小名 岡部六弥太忠澄を初め威儀を正して相詰る 頼朝御簾に向せ給ひ此度の戦ひに平家…

一谷嫩軍記 第四

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-01008 72(左頁) 第四 道行花の追風礒千鳥 いく夜寝ざめの物あんじ 二世とかねたる たゞのりは はかなくうたれ給ふ共 又鎌倉へとらはれ共 噂とり/\゛菊の前 心細布胸あはず けふ立そむる旅衣…

一谷嫩軍記 第三(含熊谷陣屋)

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-01008 43(左頁) 第三世にあらば又かへりこん津の国の御影の 松と詠置し 一木と供に年を経し額の黒痣口くせに 仏の御名を唱ふれば 白毫の弥陀六と 人にしられし石屋有実交りも信心の同気同行相…

一谷嫩軍記 第二

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-01008 21(左頁) 第二酒極る刻(とき)は乱る 楽しみ極る時は悲しむとかや 廿余年の栄華に夢跡なく覚て都をひらき 平家の一門楯籠る 須磨の内裏の要害所は海上はけはしき鵯越 追手は生田搦手は…

一谷嫩軍記 第一

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-01008 2 一谷嫩軍記 座本豊竹越前少掾戦克の将は国の爪牙(そうけ)犬馬の人を労則(いたわりくれんば)帷蓋(いがい)を以て是を覆ふ 況や大功の人においておや重んぜずんば有べからずと 漢書…

義経千本桜 第四 道行初音旅

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-842 73 第四 道行初音旅恋と 忠義はいづれがおもい かけて思ひははかりなや 忠と信(まこと)のものゝふに君が情と預けられ 静に忍ぶ都をば 跡に見捨てて旅立ちて つくらぬなりも義理の御…

源平布引滝 三の切 綿繰馬の段 (九郎助住家)

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856503 (コマ77表紙) 78源平布引滝 三の切「出て走行 音しづまれば 葵御前 太郎吉連て立出給ひ聞き及ひし実盛殿 お目にかゝるは初て段々のお情 忘置じと有 79ければ 是は/\御挨拶 某元は源氏の家臣 新院の…

源平布引滝 三の口 竹生島詣の段

床本も読んでみたの。だいぶん読みやすいの。 読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856222 2源平布引滝 三の口来る人と野に立人に 物とへば先へ/\とおしへられ 心も関の明神もよそに見なして走行小まんは御籏肌に入そこに 3隠れ爰に忍び 葵の御前…

源平布引滝 五段目

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html イ14-00002-282 91 右頁第八 袖やしぼるらん柴をかりや/\ 柴かる手もとはさつても見事 へ鎌をかる/\゛テモ扨ても見事へとうたひつれ立つ年月も重りて頃は承安初めつ かた 所は木曽の山育ち 十六…

源平布引滝 四段目

舞台はいよいよ京都伏見は鳥羽の離宮へ。宮中での風流、女の噂話、酒癖、身顕わし、立ち廻り。なかなかのスリルとサスペンスのうちに清盛の息子や二組の夫婦の思いが交錯する。その思いを最後に歌に詠み合って各々の行く末へと別れ行く。 読んだ本 http://ww…

源平布引滝 三段目

冒頭に葵御前と九郎助一行による九郎助宅への道行が付いてそして 「矢橋の段」「竹生島遊覧の段」「九郎助住家の段」と続く。 竹生島は行ったことないのら~行ってみたいのら~。 読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html イ14-00002-282 47 …

源平布引滝 二段目

中と切が「義賢館の段」。通称「義賢最期」と云うは歌舞伎に於いてのみ? 和生さんの義賢期待に違わずかっこよかっためっちゃよかった!いつもより人形がでっかく見えて思わずプログラムでかしらを確認してしまった。やはり検非違使だった。あ~んかっこいい…

源平布引滝 序段

序段で題名に「布引滝」と付く理由がわかる。 平清盛が登場する。 読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html イ14-00002-282 2待宵侍従優美蔵人 源平布引滝序段 檀強の不臣神宗の盛業を妨げ 邦家陽九の厄に当り一朝馭(きよ)を失ふて生民塗炭…

夏祭浪花鑑 九段目 玉島徳兵衛内

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-01283 91第九 親と子の縁を繋た 貫さしの捕縛 名物は刃物唐海月 備前備中両国で骨といはれし一寸徳兵衛命にかけて九郎兵衛を隠しとげればけふも又 庄屋代官の呼使是非なく行て留主の内 飛脚とおぼしき撥鬢…

夏祭浪花鑑 八段目 田島町団七内

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-01283 77第八 友達に心を砕た 石割雪踏の合印 日数さへ早一七日田嶋町魚屋商売ひれの有 主は團七九郎兵衛迚昔と今の名を合せ 手強き業も五人前高津祭の其夜より 内へ帰りてゆつくりと何知ぬ顔 せぬふりに …

夏祭浪花鑑 七段目 長町裏

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-01283 73左頁第七 男が欲を止兼た 紅粉紋の色入帷子 神と仏を荷なひ物はやし立てたる下寺町 高津宵宮の賑ひに紛れていそぐ舅義平次 かどの簾を細引きでくる/\巻の俄網 追立行を後よりも ヲゝイ呼かけ飛…

夏祭浪花鑑 六段目 釣船三婦内

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-01283 64第六 男の意地を立ぬいた 焼鉄の女房作 賑わしき難波高津の夏神楽 ねり込ふり込荷なひ込 てうさようさのだて提燈門の揃へは地下町の 印を見世にいよ簾 並ぶ家居の其中に釣船三婦が内客は内証預り…

夏祭浪花鑑 五段目 道行妹背の走書

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-01283 57左頁第五 道行妹背の走書ヲゝウイ/\ これ早ふ来てたもいの アゝ嬉しや今のは追手ではなかつたそふな ヤアあのかねは九つ心も 恋路の闇に 迷へど道は迷はじと 松屋町筋一筋に 思ひそめたるべに桔…

夏祭浪花鑑 四段目 内本町道具屋

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-01283 41左頁第四 手代が恋を堀出した 浮牡丹の箱入娘難波津に 爰も眼の内本町 通筋を竪横に引廻したる角屋敷 道具屋の孫右衛門迚手広ふあきなふ大商人 表には茶の湯の道具時代蒔絵の道具類 和…

夏祭浪花鑑 三段目 住吉鳥居前

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-01283 29 左頁第三 出入の数をつまぐつた 数珠三昧の男作 (住吉鳥居前の段) 住吉の浜辺を春の名に高き 夫レ斗では並木のかげ 新家の煮売髪結床 櫛のはをひく往来も自由な堺海道を 大坂の方か…

夏祭浪花鑑 二段目 玉島兵太夫内

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-01283 15 左頁第二 殿の諚意を巻込だおやま絵の拝領物 治まる御代は国民に恵も深き泉の国 濱田の御城主東(あづま)より御帰国と 上下賑ふ家中町 表びら敷一かまへお国詰の諸士頭玉嶋兵太夫けふ…