仮想空間

趣味の変体仮名

咄の絵有多

正月大羽子板をもたする事 咄の絵有多

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1242667 23正月大羽子板をもたする事これは中友ゑ(?)いやの御しまといへる女郎くわんくわつものにて正月中の町へ出羽子のこをつきけりよりてたうちうのたび/\にはごいたをもたせけるそれよりのちいづれも…

月見盃の事 咄の絵有多

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1242667 22左頁 月見盃の事宝永のころ角山口の大夫香具山かたへ京都しま原の女郎瓜生のといへるがきやくのえんによりて文をつかはしける時銀にてきせるをはりひさらをのめておくりこしければかく山返事をつかは…

たそやあんとうの事 咄の絵有多

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1242667 22たそやあんとうの事むかし庄司甚右衛門がいへの名を西田屋といふ此内に京より来りしたそやといへる名高きゆふ女ありある夜引ケ四ツすぎてあげやよりかへりしに何ものともしれずたそやをせつがいにお…

八朔に白無垢を着す事 咄の絵有多

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1242667 21八朔に白無垢を着事これは元禄年中江戸町壱丁目巴屋源右衛門方の高橋といへる大夫そのころ瘧をわづらひ給けるか深くいひかわせしきやく八朔もん日のやくそくにて来りしゆへうちふし居ける白むくのま…

七月燈籠の事 附く河東ぶしの事 咄の絵有多

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1242667 20七月燈籠の事 附リ河東ぶしの事正徳年中角町中万字やに玉菊とてだてく日んくわつなる遊女ありけるがあるなつふとこゝちれならす似日にましやまひおもりて七月のはじめついにみまかりぬみな人袖をしほ…

中の町へ桜を植る事 咄の絵有多

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1242667 19中の町へ桜を植る事花をうへる事は寛保元酉の年思い付て植はじめたりむかし紀文といふ人のつれにかなを見事にかく人のありしにはいかいし其角とともに後朝の時にいたりちや屋のていしゆ何ぞかいて給…

俄祭の事 咄の絵有多

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1242667 18 (左頁)俄祭の事これは九郎介いなりのさいれいなり 九郎介いなりは元よしわらの近にありしなりくわしくは青楼細見に出す 又 にわかまつりの事もみな人のしる所なれば爰に略す これは九郎介稲荷の祭…

キの字やの事 咄の絵有多

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1242667 18キの字やの事享保のすへ中の町に喜右衛門といふものあり元来小田原町生れにてありければりやうりなどこうしやにしけるによりふとだいのものやをおもいつき角町かとへみせを出せしにめつらしき仕出し…

たいこ持芸者の事 咄の絵有多

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1242667 なんだこりゃ文章にならないぞ~。 17たいこ持芸者の事太鼓持といへるものは一座のけうをもよほしきやくの心をうけ女郎の気をはかり座のしらけぬやうに取はやすによつて太鼓の名あり初会はもちろんなし…

みせすがきの事 附く 引ケ四ツの事 咄の絵有多

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1242667 16みせすがゝきの事 附ク引ケ四ツの事むかしは元吉わらに「みちのちまたのふたもとやなぎかぜにふかれてとちらへなびこ おもふとのごのかたへなひこヨナといふうたはやりたりこれは大はし柳町の事をう…

散茶女郎の事 咄の絵有多

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1242667 15散茶女郎の事さんちやといふは寛文十年にはじまつて今子の年まで百十年になる。いわゆる。今のちう三なり。そのころ。さんちや女郎は。かぶろ一人をつれし也。宝永年中。新丁中あふみやのみやこちと…

あげ巻の介六が事 咄の絵有多

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1242667 歌舞伎の助六のモデルとなった人の話。揚巻や意休のモデルも。 咄の絵有多 : 古今青楼 (南陀伽紫蘭・ 山東京伝他著) 14 あげ巻の介六が事 むかし江戸町弐丁目大松屋のかゝへ人に松がえといひし遊女あ…

山谷舟の事 咄の絵有多

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1242667/14?viewMode= 13 山谷舟の事猪牙をさんやふねといふはむかし 山谷山の宿にかうこくせしころいひふらせし名也又散茶ふねといふも女郎かいぶねといふ事かいにしへは二丁だち三丁だちとてありしが今はやら…

山本屋かつ山の事 咄の絵有多

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1242667 13 山本屋かつ山の事むかし京町二丁目山本や介右衛門かかゝへにかつ山といへるゆふぢよありもといやしかざる女なりしか父のふきやうをこうむり此里へいたる突出しの日黒しゆすの小袖にいもせ山ながるゝ…

袖留突出女郎の事 咄の絵有多

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1242667 いや読めない読めましぇん、所々ちょーいい加減。 12袖留突出女郎の事新そうといへるはあたらしき舟によそへし名也いとけなきより此さとへきたり十四五にもなれはあね女郎のせわにてみせへ出すなりその…

太夫格子并遊女女郎傾城といふ事 咄の絵有多

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1242667 11○太夫格子并遊女女郎傾城といふ事女郎をさして太夫といふ事はさるがくの当夫にひして名付たり是は大かうしをかまへミセへ出ずそのつきなるをこうし女郎といふ又いふ女聖武天皇の御宇天平神亀のころよ…

新吉原の事 咄の絵有多

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1242667 10新吉原の事爰に明暦二年申の十月元吉原ばしよがへの事こうめいあり代地として今の新吉原をたまはる元吉原町に五わりましのつもりにて二町に三丁のばしよを下されしなり又今まではひるミセばかりなり…

元葭原之事 咄の絵有多

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1242667 9 元葭原之事こゝに庄司甚右衛門といふもの天正十八年に年十五才にて東武へ来るそうしう小田原のうまれ也是も柳丁にすみてわれけいせい町のかいきせん事をおもひはじめておゝやけへねがいをあげ慶長十…

大橋柳町の事 咄の絵有多

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1242667/14?viewMode= 9 大橋柳町の事そのかみ慶長年中のころまではゆふ女まちとてさだまりたる所なくたゞ二三げんづゝ所々にありそのなかにのきをならべてありし所三ヶ所なりそのはしよは今のこうし丁の八丁目…

咄の絵有多 「序」

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1242667/14?viewMode= 読めない字がたくさ~ん。ヒド~イ。テキトー。 古今青楼 咄の絵有多 通油松村 2序庭の焚火のしろ/\とあけぼのしらす鶏あれば。月の出しほの虫の音あり。さねみぬ花の並木あれば。たん…