仮想空間

趣味の変体仮名

床本

国性爺合戦 第四

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース イ14-00002-299 76(左頁) 第四もろこしの便今やとまつらがた 小むつが宿のあけくれはからの姫みや相住みを あたりとなりもうき名立唐と日本のしほざかひ ちくら者かとうたは…

国性爺合戦 第三

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース イ14-00002-299 51(左頁) 第三仁ある君も用なき臣はやしなふことあたはず 慈有父もえきなき子はあひすることあたはず やまともろこしさま/\゛に道のちまたはわかるれど まよ…

国性爺合戦 第二 

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース イ14-00002-299 29(左頁) 第二 はまつたひ綿蛮(めんはん)たる黄鳥丘隅(くはうてうきうぐ)にとゞまる 人としてとゞまる所にとゞまらずんば鳥にしかさるへしとかや 爰に大…

国性爺合戦 初段

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース イ14-00002-299 2国性爺合戦 第四回目 竹本播磨少掾七回忌追善 大序 竹本大隅掾 大西藤蔵 初段 中 竹本紋太夫 鶴沢義助 次 竹本土佐太夫 竹沢弥七 切 竹本千賀太夫 大西藤蔵 二…

生玉心中 下之巻 嘉平次おさが道行  

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-00182 47(左頁) 嘉平次おさが道行 下之巻なむあみた/\ なむあみだ仏なむあみた/\ なむあみだ/\ なむあみだぶつなむだみだ/\ 南無阿弥陀仏を頼ても 西をうしろにあゆみ行極楽浄土にそむく…

生玉心中 中之巻

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-00182 33(左頁) 中之巻こゝろ/\の あきなひも 皆世渡りの大和橋 下行水の淡(あは)よりも色にぞかねは消やすく 際(きは)は素焼の明(あき)徳利けふのあやめの節句にも 見世指し身皿とや…

生玉心中 上之巻

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-00182 3 上巻 喜平次 おさが 生玉心中 近松門左衛門今につたへて老松の /\ かはらぬ色をたのまん 其松が枝のみやばしら今にさかへて数万人 心々のぐわん立て 神のお身さへアゝいそもじの まし…

嫗山姥 第五

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-02179 64(左頁) 第五(謡一セイ)ようたいしもみてり 一せいのげんくはくそらになく はかう秋ふかし五夜のあいえん月にさけぶ 物すさまじき山路かな かくて頼光四天王を相具し 鳥も通はぬいか…

嫗山姥 第四 頼光道行

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-02179 50(左頁) 頼光道行 第四あだなりと名にこそたてれさくら花 /\ ちりてもついにねにかへる みやこのはるを たのみても 浮世のふちせつねならぬ ながれのゆくえくみてしれ源の頼光(らい…

嫗山姥 第三・とうろうの段

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-02179 33(左頁) 第三ねい人の詞は甘きことみつのごとく 人をそこなふこと刃より猶速(すみやか)也清原の右大将平の正盛にかたんし 源の頼光ぶゆんにほこりらうぜき者を引こみ みんかをさはが…

嫗山姥 第二 廓咄の段

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-02179 20(左頁) 第二まつらがたひれふる山の石よりも つもる思ひは猶おもき いはくらの大なごん兼冬(かねふゆ)公御娘 おもだか姫と申せしは源の頼(らい)光(くはう)と 御えんへんのけい…

嫗山姥 第一

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-02179 2五百番の内 嫗山姥 作者近松門左衛門漢に三尺の斬蛇(ざんじや)あつて四百年のもとひをおこし 秦に太阿工(たいわこう)市あつて六国を合す 古の君子是を以て自まもると 子路(しろ)が…

傾城阿波の鳴門 第十

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-01136 91 第十ヤア暫く待れよいづれも 刀の虚実改めもなく 持参したは某が誤りとは云ながら 代々預る殿の重宝 何望有て此刀隠し置ふ様もなし 察する所此盗賊は慥外にといはせも果ず ヤア其言訳…

傾城阿波の鳴門 第九

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-01136 87(左頁) 第九国民も豊か鳴戸の阿波の国 徳嶋郷の町はづれ弓矢神迚もてはやす 武士は取わけ町人も 参詣群衆をなしにける往来も多き其中に 先を払はすに野田軍兵衛 国一ぱいに広がりし …

傾城阿波の鳴門 第八

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-01136 72(左頁) 第八よしあしを 何と浪花の町はづれ 玉造に身を隠す阿波の十郎兵衛本名隠し銀十郎と表は浪人内証は 人は夫共白浪の 夜のかせぎの道ならぬ 身の行末ぞぜひもなき 人の名を 神と…

傾城阿波の鳴門 第七

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-01136 66 道行思ひの富士 第七かね付けは 娘のはなれ時 はご板のえの雛様に 恋といふ物しり初めて 殿御持つ夜の辻よ辻 お辻は二世と 親/\の其約束も名斗に 只思ひねの夢にだに 藤やを見たしな…

傾城阿波の鳴門 第六

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-01136 53 第六とん/\/\とんと世上の色の湊は京の女房に 江戸のいきはり大坂の揚屋で長崎衣装着せて 一ふう三四五六七八九新町 師走の果も色里は 別世界なる賑ひに胸の煤掃き衣装着せ紋日の日…

傾城阿波の鳴門 第五

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-01136 46(左頁) 第五南無阿弥陀/\ 抑(そも/\)当寺の御本尊目剥の如来と申奉るは 人皇廿六代武烈天王悪逆無道の有様にて渡らせ給ふ其時に此如来出現まし/\て御怒給ひ 両眼を剥せ給へば武烈…

傾城阿波の鳴門 第四

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-01136 32(左頁) 第四浪花津に いづれはあれど取わけて 分限長者の寄所 今橋筋の軒ならび 其名も綷(くけ)屋三郎右衛門と人にしられし家がらも 夫に離るゝ不仕合商ひ 万事不手廻りに 今は世間…

傾城阿波の鳴門 第三

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-01136 27(左頁) 第三下総と渡せる橋は 両国の国境をば名に呼し 橋のあいろも見へわかず 猶降しきる夕立のしのを乱せる雨の足 夜目にも夫(それ)と蛇の目傘 えならぬ工の二人迚 両国橋にさし…

傾城阿波の鳴門 第二

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-01136 13 第二 桜井主膳と表札を 打ねど其名隠れなき 阿波の一城主玉木衛門之助殿譜代の侍主従供に武蔵野の月も忠義に目もふれぬ 堅い屋敷の内庭に掃除は得手のやちこらさ打水玉の露程も かげひ…

傾城阿波の鳴門 第一

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-01136 3傾城阿波の鳴門 座本 近松門左衛門 第壱唐(から)の七賢 ?廣(しうくはう)阮籍(きせき)元咸(げんかん)向秀(しやうしう)王戎(わうじう)山濤(さんとう)列伶(れつれい)思ひ/\に出立て …

義経千本桜 第四 第五

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-842 73(左頁) 第四 道行初音旅 恋と 忠義のいづれがおもい かけて思ひははかりなや 忠と信(まこと)のものゝふに君が情と預られ 静に忍ぶ都をば 跡に見捨てて旅立て つくらぬなりも義…

義経千本桜 第三

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-842 46(左頁) 第三三芳野は丹後武蔵に大和路やわけて名高き金峯山蔵王弥勒の御宝物御開帳迚野も山も賑ふ道の傍らに 茶店構へて出花汲む青前垂の入ばなは女房盛りの器量よし 五つか六つ…

義経千本桜 第二

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-842 24(左頁) 第二吹く風につれて聞ゆる ときの声 物すさましき気色(けしき)かな きのふは北闕の守護けふは都を落人の 身と成給ふ九郎義経 数多の武士もちり/\゛に成り亀井六郎駿河…

義経千本桜 第一

コロナのバカヤローのせいで4月大阪、5月東京ともに文楽「義経千本桜」の通し狂言が上演中止となりました。番付は、 初 段 大序 仙洞御所の段 北嵯峨の段 堀川御所の段 二段目 伏見稲荷の段 渡海屋・大物浦の段 三段目 椎の木の段 小金吾討死の段 すしやの段…

傾城反魂香 下之巻

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ ニ10-01140 82(左頁) 下之巻凡絵の道には六つの方法有 長康張僧陸探の三人を 異朝の三祖と学びきて和国に筆の色をます かのゝ四郎二郎元信天然彩墨の妙手を得て 後柏原後奈良の院正親町(おほきまち)の帝 三代…

傾城反魂香 三熊野かげろふ姿(中之巻)

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ ニ10-01140 70(左頁) 三熊野かげろふ姿(中之巻)あらおしや あたら夜や ふうふのなかにさく花も 一夜のゆめのながめとは いsらぬおとこの いたはしやとなくより ほsかの ことはなく むかしのあさの 身じまひ…

傾城反魂香 中之巻

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ ニ10-01140 40 中之巻里は都のひつじさるなり通ひても 通ひたらぬぞ三筋町西に洞院中道寺 えもんがばゝの一方口まだ大門のをそ桜 忍びてひらけ一ばん門の東がしらむドン どんと打たる太このばん太 何者やら大門口…

傾城反魂香 上之巻

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ ニ10-01140 3 傾城反魂香 近松門左衛門作白きを後と花の雪 /\ 野山や春をえがくらん 聞に北野の時鳥はつねをなきし其むかし 清涼殿に立られしはね馬の障子のえ 夜ごとに出て萩の戸のはぎをくひしも金岡(かなお…