床本

大経師昔暦 下の巻(奥丹波隠れ家の段)

三度目の観劇をしてきました。ばかだよね折角見に行ったのに、ところどころ寝落ちしてしまった。3部制の2部は眠くなる時間帯だし、舞台はずっと薄暗いし、疲れが溜まっているし、今日は寝るな~と思っていたら頑張ったけどやっぱり寝ちゃった。でも気持よか…

大経師昔暦 中之の巻(岡崎村梅龍内の段)

二度目の観劇をしてきました。今度はブログラムの解説も読んで準備万端、何より前回とはうってかわって舞台全体がよく見える席だったこともあり、一度目とは随分と印象が違いました。この間は右寄りから見たのだけど、セットの家屋に視界を遮られ舞台の三分…

大経師昔暦 上の巻(大経師内の段)

只今絶賛上演中の演目につき早速予備知識なしに初見で観劇したところこれがまあ最悪な状況のさなかにずっぱり幕、予想だにしないなりゆきに思考停止のまま休憩時間は終わって続きの段、解決の目途もあるかなきかの内に待っていたのはまさかの顛末「はあ?何…

檀浦兜軍記 第五

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-523 93(右頁6行目) 第五 かまくらさしてぞ急ぎける百戦百勝勇士の名を定めがたし 死を安くして名をあらはすといへり かづさの景清みづから頼朝の 手に渡れば 扇子が谷(やつ)につめ籠(ろう)をし…

檀浦兜軍記 第四 

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-523 74(左頁) 第四 道行旅寝の添乳(そへぢ)哥はゝきゞの有りとは見へて あはぬとは代々のながめのたねなれど わが身ひとつはつれなきと 思ふ心の松の名や世にもあこやがつま思ひ つとめの中のまこ…

檀浦兜軍記 第三(阿古屋琴責)

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-523 50(左頁) 第三 (阿古屋琴責)鳬(かも)の脛(はぎ)短しといへ共是をつがば憂へなん 鶴の脛長しといへ共是をたゝば悲しみなん 民をせいすること此理にひとし されば治まる九重に猶も非常をい…

檀浦兜軍記 第二

阿古屋は妊娠していた? え゛~~~そうだっけ? と思ったら、三段目(阿古屋琴責めの段)でもちゃんと岩永に 「聞けばうぬは懐胎とな」と云われているのでありました。 読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-523 26 第二清水や大じ大ひの…

檀浦兜軍記 第一

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-523 2(左頁) 檀浦兜軍記 (第一) 作者 文耕堂 長谷川千四宵に起き肝(ひたけ)て食し 夜半(よは)に念(おもひ) 朝(あした)に行ふ 故(かるがゆへ)に虞舜(ぐしゆん)の居は三年にして都をな…

近江源氏先陣館 第九

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-01036 83 第九比良の暮雪と賞ぜしも 誠は寒き 暮の雪冬ぞ淋しき大津の浦に 世をこぎ渡る船先の妻もとも/\゛外?(かせぎ)内は八十五の涎くり 留主の手習机の上双紙に六道切書て 天かまいかの…

近江源氏先陣館 第八(和田兵衛上使~盛綱陣屋)

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-01036 65(左頁) 第八 (和田兵衛上使)其源は近江路のひえ山 おろし隔てられ 便り片田の雁絶へて 武士(ものゝふ)の義は石山や月の弓張矢叫びの 矢橋の帰帆陣幕も ひらめく比良の陣館 小三郎…

近江源氏先陣館 第七

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-01036 57(左頁) 第七名にし近江の景色も今戦場と名古の浦 源の頼家公坂本に居城し給ひ 家々の籏指物比叡嵐に?(ひるがへり)霜に曜く弓鉄砲 陣所の篝火天を灼(こが)し要害 厳しく守り居る …

近江源氏先陣館 第六

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-01036 42 第六所の名さへ醒井(さめがい)といへど朝夕酔ふして 酒手に諸式諸道具迄酒屋へ かき出す駕舁有り 名は四斗兵衛が内一ぱい ふんぞり返る高枕 傍に女房が賃仕事 小遣だけをつむぎ出す …

近江源氏先陣館 第五

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-01036 35(左頁) 第五近江のや 鏡の山へ影遠き 高宮の村はづれ 漂(たどり)て爰に時姫君住の江諸共うき旅に うき恋人を見失ひそこよ 爰よと立休らひ コレのふ住の江 そなたの世話て漸と 廻り…

近江源氏先陣館 第四 道行旅路のぬれ衣

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-01036 33(左頁) 第四 道行旅路のぬれ衣うき事の つかさをとへば世の人の 恋と旅とに有明の 光りは空に いや高き 北条時政の深窓に ひそう娘ともてはやす 名も時姫の時に合ふ 鎌倉山を跡になし…

近江源氏先陣館 第三

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-01036 17 第三実に治まれるためしには松に小松の生ひ添ひて枝に枝葉に葉の栄へ 契り盡せぬ源や 御酒の機嫌も頼家卿昼夜分かたぬ舞諷ひ お傍扈従が笛鼓 白拍子には若狭とて器量もよしの桜花 恋し…

近江源氏先陣館 第二

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-01036 8 第弐八重桜散しく法の東大寺 惣追補使(ふし)の御ぼだいを弔ふ結構工みを尽し 金銀瑠璃破璃錦の戸張 回廊石垣悉く 五色の織絹幾重につゝみ照日に耀く粧ひは是弥陀経を写されたり 扨又…

近江源氏先陣館 第一

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-01036 2(左頁) (第一) 再版 近江源氏先陣館 座本竹田新松新玉の春立初めて御園には 木々も緑の四方の波しづけき君が御代とかや されば右大将頼朝公 奢る平家を西海に切しづめ 源氏一統の御…

伊達娘恋緋鹿子(八の巻)

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-513 83 八の巻刑罰の場所と名にふる鈴の森 歎きを爰に持運び積み重ねたる柴薪 首鉄(くびがね)鎖からみし柱かう/\と立てたるは 物凄くも又いまはし余所の哀れも 我人の身の戒めと諸見物 爰やかしこ…

伊達娘恋緋鹿子(七の巻・道行)

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-513 78(左頁) 七の巻日月の鏡にかけて黒白(こくびやく)を 二つに分くる牢屋形罪科極る科人を 今日引廻しの其用意門前に床几直させ 当所の代官長芝栄蔵渡邉隼人も此程より逗留の内紛失せし 釼二度…

伊達娘恋緋鹿子(六の巻) ~八百屋~火の見櫓

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-513 ※文中()内は現行加わる詞章。12月文楽東京公演プログラム付属床本より。 61(左頁四行目) 六の巻何れ世に惜しまぬ物は行く年の 名残斗ぞ 稚子も 老たる人も諸共に 来る正月を松錺(かざり)橙…

伊達娘恋緋鹿子(四の巻)

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-513 36(左頁) 四の巻羨ましからぬ物とは悪口や 浮世の塵に交はらず 濁りに染まぬ蓮葉(はちすば)の花の経紐解きて ツイ転び寝の睦言も八百屋 お七は親子共過ぎし類火の頃よりも 爰に仮居を頼み寺吉…

伊達娘恋緋鹿子(三の巻)

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-513 28 三の巻逢ふ事の まつちの山の 夏の月 住む程もなき短か夜に 沈み果てにし隅田川 今は事とふ鳥もいな 花の都を 花園は跡になすてふ恋中を 宜の東に仕かへられ 里の名も憂き吉原の よしや命の消…

伊達娘恋緋鹿子(弐の巻)

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-513 15 弐の巻 「急ぎ行木々に勝れて高き木は風に折らるゝ世の譬 無実の難に近江の国 高嶋の家中安森源次兵衛が一構へ若殿の放埓より御釼の紛失も 我身の科と引受けて出仕も止(やむ)る遠慮の屋敷 物…

伊達娘恋緋鹿子(一の巻)

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-513 2(左頁) 起請方便品 書置寿貴品 伊達娘恋緋鹿子 (一の巻)神は人の敬ふに威を白詞(ます)鏡 洛陽吉田の御社(やしろ)神前 清むる宮奴(みやつこ)が箒取々はき掃除 休みがてらに寄り集り 今…

鎌倉三代記(十段続) 第十

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ ニ10-02434 91(左頁最後の行) 第十 を忘れ草人目いぶせきかこに乗 村口さしてぞ 92古へは桐壺箒木須磨明石 ?き筆の間所も今石山の御本陣 御威勢天地に翻る虹龍の三鱗ゆり立る籏へんほんと靡き従ふ陣内には 出入…

鎌倉三代記(十段続) 第九

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ ニ10-02434 (お経笑える。読むの大変だったけど。) 85(左頁) 第九南無阿弥陀仏/\なむあみだ仏なむあみだ 念仏さへも当世は柝入て他念なく仏の道へ種を蒔小松村の無量庵 勤終れば伴僧達直に此世の伸欠身過に…

鎌倉三代記(十段続) 第八 道行露の顔吉花

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ ニ10-02434 82(左頁) 第八 道行露の㒵吉花咲た桜になぜ駒繋ぐ 駒がいさめは花がちる ヤレモサウヤレ ヤレサテナ駒がいさめば花が散る 花の都の京方へ 忠義をつくす朝光が 妻の朝路と諸共に 又鎌倉をたつか弓 引…

鎌倉三代記(十段続) 第七(局使者~米洗い~三浦之助母別れ~高綱物語)

詠んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ ニ10-02434 62(左頁) 第七 (局使者の段)時烏 ふる程なけど聞人なく おのが儘なる在の名は 絹川の村はづれ 三浦の助義村が古郷(こきやう)に残すたらちめの 母は老病みぶら/\と近所隣の見舞人に藁タ屋の軒…

鎌倉三代記(十段続) 第六

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ ニ10-02434 49(左頁) 第六七つさんささかれば 十七八か顔に紅葉をちらすへ 抱ちやねん/\寝まいか 小ゆりの花がゆるはいな 植付哥の声々も 揃ふて諷ふ 早苗笠手元と節と近江路や 北川の村はづれ男女(なんによ…

鎌倉三代記(十段続) 第五

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ ニ10-02434 35(左頁) 第五物騒しき戦場はいつ太平を湖に 今ぞ生死(しやうじ)の追分や追つ追れつ馳違ふ矢橋(やばせ)の 浪の礒ばたに登り下りの旅人を乗せて商ふ渡し守 夫(つま)は?(かせぎ?)の留主の中 …