床本

彦山権現誓助剣 第三

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-677 12(左頁)第三周に服せぬ頑民も殷には忠の至れるをや 長門の太守郡音成 真柴い引きし弓取も時代になびく武威強く 拝受今度三韓を攻め伐つ君か御名代 家の眉目と一家中賜る酒の杯盤も…

彦山権現誓助剣 第一 第二

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-677 2 第一留?楚を夷 子胥が尸に撻しも 讐を報し烈孝に 美を?たる女王国真柴大樹の 代を御する 覇者の民とぞ煌々たれ 此は矢正半(なかつかた)大明四百余州を奪略る手初 三韓八道を攻べし…

彦山権現誓助剣 毛谷村の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856426 2浄瑠璃は音声の曲節と文章の妙味と相須ちて感興を起さしむるは世の普く知る所なり今回発行をる此懐中浄瑠璃五行稽古本は古来の五行本にならひて特に朱点を附したるは珍しうも新きうへに体裁いと美しけ…

平家女護島 第三(朱雀御所の段)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-723 40(左頁) 第三顔回ははやく夭して遂に四十の花を見ず。盗跖寿(いのち)長して既に八十の霜をふむ。生死不定の理りは上智博識も弁すべからずとや。小松の大臣(おとゞ)重成公。御所…

平家女護島 六波羅の段(初段)

カンニングなしだと所々読めないなあ。近松自筆草稿と被る部分を赤字にしました。 読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-723 平家女護島 作近松門左衛門序詞籠の中に鸚鵡檻(おばしま)にしたがつてふし仰ぎ。 ?(まど)を窺ひ…

近松自筆

これが読めた日にゃウルトラハイパーしみじみバリまじ嬉しいんじゃん?ジャジャジャジャーン、近松門左衛門自筆草稿!ベートーベンとは逆に達筆が為かもしれないが近松さんも大分読みにくいです。ゆえに眺めること一年余り。一年前に初めて見た時はまったく…

本朝二十四孝 十種香の段 奥庭狐火の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856687 2右頁 節章句早覚の事出のはる節はしとやかに 三字有のは小おくり又四字有時は浮おくり本ぶしのゆりこれとかや はるきんの跡ひろひなり はづみのふしにつきゆりや跡の三つゆりこれなれや たゝきと云はし…

曽根崎心中(再読)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-481 2 (三十三所観音廻り)曽根崎心中 付り観音廻りげにやあんらくせかいより 今此しやばにじげんして 我らがためのくはんぜおんあをぐもたかしたかきやに のぼりてたみのにぎはひを ちぎ…

当流小栗判官 第五

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-579 50 左頁 第五菊のながれも是なれや生(いく)薬てふくまのゝゆ はこぶたりきにひかれ来てたちまちしん/\゛すこやかに 小栗判官兼氏と姓名まきれなかりける きなる哉めうなるかなどち…

当流小栗判官 第四 (照手姫車の段含む)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-579 39 右頁最後の行 第四名のみ鬼王鬼次が心は仏の道に入り うきよのきづなざん ぎりのひんもみたるゝふぢさはやみてらをさしてぞ急けるをりしも上人 りきしや共にはりごしからせ御帰寺あ…

当流小栗判官 第三

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-579 28左頁 第三横山一家の人々はわぼくのえんをもよほさんと 酒盃とりもたせ小栗のやかたにあんないす もとよりふてきの小栗殿兄弟にたいめんし 何のための御出っぞやとぞ申さるゝ ぐんじ…

当流小栗判官 第二 (虫尽し含む)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-579 14左頁 第二 後藤左衛門虫つくしもろともにこゝろかよひてよりそはぬ なかやとりいのふたばしらふたとせのはるあきを いもとのきさらぎ心あり ふみのつかひのわたしぶねこがれて月日を…

当流小栗判官 第一 

美しい文字に惹かれ読み始めれば詩の様な文章に日本の四季折々の情景が目に浮かび、久しぶりに先へ先へと読みたい衝動に駆られながらなかば夢中になって読み進んだ。近松ってロマンチストよね。実録として伝うのは室町時代のことらしいが文もことばづかいも…

箱根霊験躄仇討 瀧の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856566 参考 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856448 (箱根霊験躄仇討 十一段目) 2 箱根霊験瀧の段「てこそ入にけり 忠孝の身にも因果は廻りくる片輪車の飯沼を 乗せて綱手を初花が 引も 3たよはき女気に…

平家女護島 第二 (俊寛)

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html イ14-00002-723 23 左頁 第二我門に千尋有陰と詠ぜしも 平家に繁る園の竹 入道相国の御娘中宮御産のあたり月 御産所は六はらの池殿にて 兼ての御祈祷御室東寺天台座主を始 御願寺十六ヶ寺 いせ住吉加…

摂州合邦辻 下巻 合邦庵室の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html イ14-00002-452 (参考 イ14-00002-451) 下巻 35 左頁四行目 (合邦庵室の段)「立帰る 願以此功徳の音止(こへやむ)が回向の向(もうし)上げ百万遍の同行中座並上下の差別なく 心姿安居の岸はづ…

摂州合邦辻 下巻 万代池の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html イ14-00002-452 (参考イ14-00002-451 ) 下巻 25 (万代池の段)一つ千余回の法(のり)の花始めて爰に咲匂ふ 上宮太子の救世(くせ)の恩末世の衆生御誓ひに 洩れず詣でる貴賤都鄙(とひ)殊更衣更…

摂州合邦辻 上巻

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html イ14-00002-452 (参考:イ14-00002-451) 上巻 (住吉社の段) 2 摂州合邦辻 座本豊竹此吉住吉の岸の嵐も霞むらん 遠里小野と聯(つらね)しも早立替る霜月下旬 四社明神の鎮火祭和光のかげの瑞籬(…

寿式三番叟

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856506 2 式三番叟夫 豊秋津洌の大日本 国常立の尊より天津神七世の後 地神の始天照す太神 岩戸に籠らせ給ひし時世は常闇と成けらし 其時に四方津神 3八百万の御神達 神集めに集め給ひ燎火を たいて庭神楽 神す…

傾城恋飛脚 新口村の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1035138 2傾城恋飛脚 新口村の段節季候(せきぞろ)だい/\ だい/\は節季候 おめでたいは節季候 通らしやれ/\親方衆と違ふてこちとらは水呑 3百姓 こなた衆にやる米はないわいのと つこど(無愛想)に云は…

ひらかな盛衰記 松右衛門内より逆櫓の段

読んだ本イ14-00002-696 (松右衛門内) 55行く空の 難波潟あし火焚家(たくや)の 片庇 家居には似ぬ里の名や 福嶋の地はおしなべて世を海渡る舟長の 有が中にも権四郎とて年も六つを十かhりの 松右衛門といふ通り名は養ひ聟に譲りやる 門に目充ての松一ト…

ひらかな盛衰記 三ノ口 笹引の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856522 245 左頁四行目 「立さはく かぜも はげしき 夜半(よは)の空星さへ雲に 246おほはれて 道もあやなく物凄き裏は田畑を隔ての大藪 押合けかき分け 忠義一途にかい/\敷 お筆は片手に若君抱き山吹御前の…

ひらかな盛衰記 三の口 大津宿屋の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856522 221宿屋笹引の段盛衰記 三の口 222 左頁 ひらかな盛衰記 三の口東路をのぼり下りの 旅人も二つと三つに追分や大津に並ぶはたごやの 棟門(かど)多き其中に名高き関の清水やが 得より 223奥に客留て 料…

ひらかな盛衰記 初段 義仲館の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp イ14-00002-696 義仲館の段 7時なれや 九重の空も閑(のどけ)き春の色 霞こめたる桧皮ぶき 美麗を尽し手を尽す木曽殿の御館には御長男駒若君三つの長生(おひさき)いりはし わけて母君山吹御前 御寵愛浅からず付…

ひらかな盛衰記 二の切 源太勘当の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856266 ひらかな盛衰記 1源太勘当の段盛衰記 二の切 2ひらかな盛衰記 弐の切り時も有せず表の方 若旦那の御帰国とざゝめく声々 梶原源太景季(かげすえ)鎌倉一の風流男 戦場より立帰るえぼしのかけ緒古実を正…

八陣守護城  政清本城の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856587 参照した本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856518 3 八陣守護城 八ツ目の切 (政清本城の段)行先は 二重に建し思惟(しゆい)の間 人の出入はとゞむれど 秋を告る風のこへ庭の 木草におとづれて …

心中宵庚申 上の巻

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html イ14-00002-829 2 心中宵庚申花のお江戸へ六十里梅のなにはへ六十里 一日五里のあひのしゅく都はなれてとをたうに はま松の一じやう主あさ山殿の御ざい国 町屋/\のにぎはひあきなひにたゆみなく 武…

鑓の権三重帷子 下之巻

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-00152 参考にした本 ニ10-01619 33 権三おさい道行 下の巻やりの権三はだてしやでござる あぶらつぼから出す様な男 しんとんとろりと見とれるおとこ どうでも権三はよい男 花の枝からこぼれるお…

鑓の権三重帷子 上之巻

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-00152 参考にした本 ニ10-01619 3鑓の権三重帷子 作者近松門左衛門 (浜の宮馬場の段)君八千代国は おさまる御留守にも 弓馬たしなむあつさゆみ馬の庭のり遠乗と はるかに出しはまのみや とり…

心中宵庚申 道行思ひの短夜

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html イ14-00002-829 22 八百屋半兵衛 女ばうおちよ みち行 (道行思ひの短夜) なごりもなつのうす衣 うぐひずのすにそだてられ 子で子にならぬほとゝぎす 我?二八の年月を やしなひおやにそだてられ子…