仮想空間

趣味の変体仮名

応為・お栄

お栄書簡

長野県小布施にある北斎館所蔵お栄書状の内の一通です。 「しやうえんじ」なる染料の作り方を図入りで説明しています。 舌代先々御機嫌よく御目出度存まいらせそうろう 日外は何よりの品いたゞき有かたく存候 私も何かといそがしく候間相手本はまつ一ヲ其(…

お栄の挿絵 狂歌国尽

歴史秘話ヒストリア 9月放送 「おんなは赤で輝く 北斎の娘・お栄と名画のミステリー」より https://www.nhk.or.jp/historia/backnumber/324.html 「狂歌国尽」の挿絵。お栄(葛飾応為)10歳頃の作という。 帆掛け舟の群。すげー。 絵のグレードもさることな…

空満屋連和漢武勇合三番之内 大井子と樊噲

杉迺屋末枝谷の戸をひらきて出る鶯の斯うもゆたかな春の酒盃 春 恥女紫の露の眉をひき立て力もつよく見ゆる佐保姫 空満屋真枝花笠を盃にしてうくひすも露をくめる春の生酔 谷の戸を開きて出ずる鶯の こうも豊かな春の酒盃 紫の露の眉を引き立てて 力も強く見…

北斎仮宅之図

北斎仮宅之図 露木 為一(つゆき いいつ)画 江戸後期 wikipedia 一か月余り頑張ったが解読できなかった。中途半端だけど降参。 飯島虚心著「葛飾北斎伝」が随分と参考になった。 卍常ニ人ニ語ること我は枇杷葉湯に反し九月下旬より四月上旬迄巨燵を放るゝ事…