文耕堂

檀浦兜軍記 第五

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-523 93(右頁6行目) 第五 かまくらさしてぞ急ぎける百戦百勝勇士の名を定めがたし 死を安くして名をあらはすといへり かづさの景清みづから頼朝の 手に渡れば 扇子が谷(やつ)につめ籠(ろう)をし…

檀浦兜軍記 第四 

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-523 74(左頁) 第四 道行旅寝の添乳(そへぢ)哥はゝきゞの有りとは見へて あはぬとは代々のながめのたねなれど わが身ひとつはつれなきと 思ふ心の松の名や世にもあこやがつま思ひ つとめの中のまこ…

檀浦兜軍記 第三(阿古屋琴責)

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-523 50(左頁) 第三 (阿古屋琴責)鳬(かも)の脛(はぎ)短しといへ共是をつがば憂へなん 鶴の脛長しといへ共是をたゝば悲しみなん 民をせいすること此理にひとし されば治まる九重に猶も非常をい…

檀浦兜軍記 第二

阿古屋は妊娠していた? え゛~~~そうだっけ? と思ったら、三段目(阿古屋琴責めの段)でもちゃんと岩永に 「聞けばうぬは懐胎とな」と云われているのでありました。 読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-523 26 第二清水や大じ大ひの…

檀浦兜軍記 第一

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-523 2(左頁) 檀浦兜軍記 (第一) 作者 文耕堂 長谷川千四宵に起き肝(ひたけ)て食し 夜半(よは)に念(おもひ) 朝(あした)に行ふ 故(かるがゆへ)に虞舜(ぐしゆん)の居は三年にして都をな…

大塔宮曦鎧 第五

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-111 88(右頁6行目) 第五 かゝやけり日西天に没すること三百七十余ヶ日 大凶変じて一元に帰すといふ 聖者(じやうじや)の末来記当たれるかな 西国の官軍等天皇をうばひかへし はりまの国…

大塔宮曦鎧 第四 

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-111 67(左頁) 第四 大塔の宮くまのすゞかけもろ共に あはれと思へ 山ざくら 花に心をそみかくだの 姿にかへて大たうの 宮もわらぢのたび衣 今ぞはじめてみくまのゝ さきにおちつくあても…

大塔宮曦鎧 第三 (身替り音頭の段)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-111 53(左頁5行目下) (身替り音頭の段)天てらす 月日の種の御身にも 世のうき雲におほはれて まだ八歳の若宮御母君 楚(そ)の囚れといたはしくも永井右馬頭 宣明に預られめぐりきびし…

大塔宮曦鎧 第三 (六波羅館の段)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-111 44(左頁) 第三 (六波羅館の段)都なる女あり車を同じうす 顔(かんばせ)蕣(あさがほ)の花のごとしとうたふ 鄭衛の二風(じふう)道を蕩(とらか)し国を賊(そこな)ふの淫声と…

大塔宮曦鎧 第二

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-111 24(左頁) 第二臣として不忠成は子として不孝成に同じと 田氏が母の確言誠なるをや 両六波羅の下司(したづかさ)斉藤太郎左衛門尉利行 決断日の外も休みなく六はらの北殿 常盤駿河守…

大塔宮㬢鎧 第一

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-111 2 (第一) 太平紀 網目 大塔宮曦鎧 近松門左衛門添削 作者竹田出雲掾 松田和吉舜に錐を立るの地なけれ共天下をたもち 禹(う)に十戸の聚なけれ共諸候に王たり 上三光の明をおほはず …

ひらかな盛衰記 松右衛門内より逆櫓の段

読んだ本イ14-00002-696 (松右衛門内) 55行く空の 難波潟あし火焚家(たくや)の 片庇 家居には似ぬ里の名や 福嶋の地はおしなべて世を海渡る舟長の 有が中にも権四郎とて年も六つを十かhりの 松右衛門といふ通り名は養ひ聟に譲りやる 門に目充ての松一ト…

ひらかな盛衰記 三ノ口 笹引の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856522 245 左頁四行目 「立さはく かぜも はげしき 夜半(よは)の空星さへ雲に 246おほはれて 道もあやなく物凄き裏は田畑を隔ての大藪 押合けかき分け 忠義一途にかい/\敷 お筆は片手に若君抱き山吹御前の…

ひらかな盛衰記 三の口 大津宿屋の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856522 221宿屋笹引の段盛衰記 三の口 222 左頁 ひらかな盛衰記 三の口東路をのぼり下りの 旅人も二つと三つに追分や大津に並ぶはたごやの 棟門(かど)多き其中に名高き関の清水やが 得より 223奥に客留て 料…

ひらかな盛衰記 初段 義仲館の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp イ14-00002-696 義仲館の段 7時なれや 九重の空も閑(のどけ)き春の色 霞こめたる桧皮ぶき 美麗を尽し手を尽す木曽殿の御館には御長男駒若君三つの長生(おひさき)いりはし わけて母君山吹御前 御寵愛浅からず付…

ひらかな盛衰記 二の切 源太勘当の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856266 ひらかな盛衰記 1源太勘当の段盛衰記 二の切 2ひらかな盛衰記 弐の切り時も有せず表の方 若旦那の御帰国とざゝめく声々 梶原源太景季(かげすえ)鎌倉一の風流男 戦場より立帰るえぼしのかけ緒古実を正…