生写朝顔話

生写朝顔話 五ノ口 帰り咲吾妻の道草  大切 駒沢上屋敷の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-00109 89 左頁 帰り咲吾妻の路草 90咲た桜になぜ駒つなく 駒がいさめば花がちる/\ 其駒沢を 恋したふ 桜にあらで朝顔が 姿も昔に帰り咲髪も嶋田と立か弓 引も契らぬ海道に誰も 人目を大井川 …

生写朝顔話 四ノ切の続き 大井川の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-00109 87 右頁二行目下 (大井川の段) 「追て行 名に高き街道一の大井川 しのを乱して降雨に打交たるはたゝかみ 漲る落る水音は物凄くも又すさましく 夫をしたふ念力に道の難所も見へぬ目も い…

生写朝顔話 四の切 宿屋の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-00109 80左頁 宿やのたん何国にも 暫しは旅とつゞりけん 昔の人の 筆の跡つれ/\゛侘る仮の宿夜の襖のすきもりて風に またゝく 81灯火のかけも 淋しき奥の間へ 立帰る次郎左衛門 何心なく座を…

生写朝顔話 四ノ切 宿屋の段 口 (嶋田宿笑い薬の段)

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-00109 76 左頁 宿やのたん 口(嶋田宿笑い薬の段)行空の 足並早き雲助か?(かせ)き隙なき東海道 傳馬人足歩荷物 吸付歩む煙草さへ 五十三次打つゝく中に賑ふ嶋田の宿 所名うての内証よし 名さへ戎や徳右…

生写朝顔話 四ノ口 浜松の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-00109 71 右頁 濱松のたん思ふこと 儘ならぬこそ浮世とは 誰が古への託ち云 今は我身の上にふる涙の雨の晴間なく 哀れや深雪は数々のうさ重りて目かいさへ泣潰したる盲目の 力と頼む物迚は わつかに細き竹…

生写朝顔話 三ノ奥 三ノ切 麻耶ヶ嶽の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-00109 58(左頁) 麻耶か嶽のたん雲靉靆(あいたい)とたな引し 麻耶が嶽とて津の国と 播磨にまだかる 高山あり峯高うして雲に冲(ひい)り谷深うし奈落に通す苔滑かなる岨(そは)道の巌は鑿に削るが如く…

生写朝顔話 三ノ口 小瀬川の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-00109 54左頁 小瀬川のたん冬の夜の 月は老女の粧(けは)ひてふ 譬も凄き小瀬川の 入江の柳春待て 眉作れと弥(いや)寒き 風の手櫛にすきかへし白粉ならで置霜の 色もきらめく汀の岩打寄浪も氷いて 氷柱…

生写朝顔話 二ノ切 大磯揚屋の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-00109 42左頁最後 大礒揚やのだん43すけんぞめきでむく鳥がむれつゝ来つゝき格子先 叩く水鶏(くいな)の口なめ鳥か ヲゝちつともさへつかまいとのはる霞 諷ふ声々浮立て たそや行燈の影光る 恋と情の中の…

生写朝顔話 二ノ口ノ奥 弓之助屋敷の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-00109 34 弓之助家舗の段爰に芸州岸戸の家臣 秋月弓之助が一構へ 生得風流文武に秀で 人に勝れし武士の 都に蟄居ありけるが 国の乱れに召帰され 殿の仰を承り 事治まりし其後は 昔に勝る帰り咲 いと美々敷…

生写朝顔話 二ノ口 明石舟別れの段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-00109 31右頁 明石舩別れの段和田海(わだつみ)の 浪の面てる月影も 明石の浦の泊り船 風待つ種のつれ/\を 慰め兼て阿曽次郎 舳先に立出月かげに 四方を見はらす気晴しの 田葉粉の煙り吹なびく船路の旅…

生写朝顔話 序切 宇治川の段 真葛が原の段 岡崎隠家の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-00109 10 宇治のだん武士の 八十宇治川と名に流れ底の濁りも夏川や 水の緑も涼しけに風吹渡る 宇治橋の往来も繁き五月頃 蛍狩にと来る人の 足休めやら気ほうしの 花香はこゝか一森や貴賤老若差別なくたぎ…

生写朝顔話 大序 大内館の段 松原(多々羅浜)の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-00109 3壱 大序 大内館のだん 同奥 多々羅浜のだん 序切口 宇治川舩のだん 同口奥 真葛ヶ原茶店段 序切 岡崎隠家のだん 弐 二ノ口 明石浦舩別の段 口ノ奥 弓之助屋舗の段 同切 大礒揚屋の段 三 …

生写朝顔話 宿屋の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856428 参照した本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856612 1増補朝顔日記宿屋の段竹本大隅太夫章豊竹君太夫筆 2浄瑠璃は音声の曲節と文章の妙味を相須ちて感興を起さしむるは世の普く知る所なり今回発行な…