仮想空間

趣味の変体仮名

絵草子

好色入子枕 巻の三 (一)黒犬も関守

読んだ本 http://mahoroba.lib.nara-wu.ac.jp/y05/html/1049/l/p043.html 好色入子枕 2/15 目録 巻三 (一) 黒犬も関守 餅花も柳腰 恋と思ひの染絹 (ニ) 千人の侘云 組あはせの生貝も 気にかゝる提げ重 (三) 田楽も胸の穴 命もつなき捨た舟 なみだのし…

天神記 

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/883056 2てんじん記 ○かもづゝみ にてさくら丸ふうふかりやひめのこひのとりもちをする 天神記 加茂堤にて桜丸夫婦、苅谷姫の恋の取持ちをする。 3かんせう/\゛はかんたうのけらいたけべけんさうを▲ ▲めした…

好色入子枕 巻の四 (三)異見も長暖簾

読んだ本 http://mahoroba.lib.nara-wu.ac.jp/y05/html/1049/index.html 巻の四 11/15 (三)異見も長暖簾泣ずと。とつくりと心をおとしつけよ十三の時よりかひそだて娘も同前世帯半分はわたし女在なふ勤めて長々の奉公もはやはたちもこゆればにあはしき縁談…

好色入子枕 巻の四 (二)気違の八文字

読んだ本 http://mahoroba.lib.nara-wu.ac.jp/y05/html/1049/index.html 巻の四 6/15 左頁 (二)気違の八文字(はちもんじ)両替屋の指塚(さしづか)揚屋の紙屑 古手屋の虱みなこれ商売の元なるべしわた入六百七十夏物三百八十とき物二百二十五ながれ代銀…

好色入子枕 巻の四 (一)まいらせそろで口過

読んだ本 http://mahoroba.lib.nara-wu.ac.jp/y05/html/1049/index.html 巻の四 2/15好色入子枕 目録 巻四(一)まいらせそうろうで口過 日本の野等(のら)嶋 此国の人ふだん黒羽二重(二)気違の八文字(もんじ) 色紙あてたかたびら たんさく結ひの風付(…

小栗判官一代記

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/884683 小栗判官一代記 2おぐりはんぐわんすけくには みやこ九じやうのほとりにすみて大内ごしよへつとめけるあるひみぞろが池のほとり にてふえをふきしに池の大じやびじんと なりていでつるにはんぐわんとち…

好色入子枕 巻の二 (三)うくいすもなく音

読んだ本 http://mahoroba.lib.nara-wu.ac.jp/y05/html/1049/index.html 弐 11/17 左頁 (三)うくひすもなく音(ね)わさとひきやくにて申入候そのゝちはたよりもうけ給はらずいよ/\おかはりなく候やしかれば此ふうじこめたる文さふらふひそかに御らんくた…

好色入子枕 巻の二 (二)高野の念者柳

読んだ本 http://mahoroba.lib.nara-wu.ac.jp/y05/html/1049/index.html 二 7/17 左頁 (二)高野の念者柳象嵌鍔も秋の草いんろうきんちやくの。だてもけふは。ふりなすびになき魂(たま)をまつり久之介が兄分。世を今更にはかなくも夢のうきはしわたるもつ…

好色入子枕 巻の二(一)善悪の石臼

お染久松。 読んだ本 http://mahoroba.lib.nara-wu.ac.jp/y05/html/1049/index.html 2/17好色入子枕 巻二 目録(一)善悪の(農)石臼 娘のふところも 七分五里筵のかし屋(二)高野の念者柳 立振舞の献立 なきはらした鯛の眼(三)鶯もなく音(ね) 花より…

お栄の挿絵 狂歌国尽

歴史秘話ヒストリア 9月放送 「おんなは赤で輝く 北斎の娘・お栄と名画のミステリー」より https://www.nhk.or.jp/historia/backnumber/324.html 「狂歌国尽」の挿絵。お栄(葛飾応為)10歳頃の作という。 帆掛け舟の群。すげー。 絵のグレードもさることな…

好色入子枕 巻の一(三)首ばかりでも君様

読んだ本 http://mahoroba.lib.nara-wu.ac.jp/y05/html/1049/index.html 壱 14/19 左頁 (三)首ばかりでも君様商売は飛脚問屋身は恋の奴燃杭に火とは忠兵衛か身のうへ無紋のぬきつむき小倉の帯も。とりをいて不断美男白ちやの羽二重なこ屋帯あさぎぢばんと…

好色入子枕 巻の一 (二)燃杭にひぢりめん

梅川と忠兵衛の出会いは偶然だった。 読んだ本 http://mahoroba.lib.nara-wu.ac.jp/y05/html/1049/index.html 壱 10/19(二)燃杭にひぢりめん近年家質といふ事はやり代々所持の家屋敷を代銀弐拾五貫目に永代売渡し申所実正明白也表口七間うら行弐拾三間但し…

好色入子枕 巻の一(一)降らぬ日もぬれる男

梅川・忠兵衛のおはなしです。 読んだ本 http://mahoroba.lib.nara-wu.ac.jp/y05/html/1049/index.html 壱 3/19 右頁 これより前、読めましえん。 左頁好色入子枕 目録 (一) 降ぬ日もぬれる男 悪性のとめ薬 呑汁は母の涙(二) 燃杭に緋縮緬 悪縁のほれ薬 …

二代尾上忠義伝 十段目追考つづき(終)

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10301710 31「つゞき」かひがねの音ときのこえ「アゝラこゝちよやと見やるしるしは二ツ引りやう和田左衛門をはじめとして紙崎小膳いげの忠臣小手すねあてに身をかためとへはこへにかこみしはのがるべうは見えさ…

二代尾上忠義伝 十段目追考

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10301710 30「十段め追考の文句」こゝにあしかゞの扇が谷の御やかた縫の助のくびじつけんあらんとて花の方花若丸上だんのまへ出給へばをぢごてんぜん和田大杉左右にこそはいならびぬくびおけたづさへ中老尾上つ…

二代尾上忠義伝 大詰の挿絵

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10301710 29「大詰」「大杉が死ものぐるひしびとの山だかくごひろげ 「アリャ アリャ アリャ 「主人のおんばつ思ひしれ 「大詰」「大杉が死に物狂い、死人の山だ、覚悟ひろげ」「主人の御罰思い知れ」

二代尾上忠義伝 九段目つづき(その2)~十段目

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10301710 28 「これより追加綴補」「十段目」とありますが、九段目が完結しているように思われます。 (上)「つゞき」やみ/\源蔵にたばかられさがみ川へおち行は仁木とこゝろえさみだれしきるよひやみにすは…

二代尾上忠義伝 九段目つづき(その1)

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10301710 27尾上はけらいを次の村へひらかせくれをあひづにいひつけししなむかひのときぢさんせよといひつけやりてことばをあらため「十内どの足利家より上使「イヤナニ上使とは「ほゝヲへつぎでもないそのほう…

二代尾上忠義伝 七段目つづき(その2)~九段目

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10301710 26「つゞき」思ひ切てふうおし切りみればつゝみしざうりかたしナニかきおきの事コリヤかなはぬと一字もよまず御門の内へやのふすまもあないなくあけにそみたる尾上がしがい「だんなさま尾上様とよべど…

二代尾上忠義伝 七段目つづき(その1)

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10301710 25「つゞき」さても尾上はやう/\さがり来ればお初はあんどの思ひをなしへやへともなひ心をつくしかいほうしくすりよおかたとかしづきてもしたんりよのこともあらんかとしばいばなしにかこつけてえん…

二代尾上忠義伝 六段目つづき(その3)~七段目

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10301710 24「つゞき」イヤちぎやうぬすびとト持たる扇ふりあぐる尾上はわが身にあやまちありては主人の御せんど見とゞくるものもなくおや/\のなげきとむりにこらへるくやしなみだ「ムゝあひてにならぬはおく…

二代尾上忠義伝 六段目つづき(その2)

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10301710 参照した本 (コマ21) http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/he13/he13_02378_0304/index.html 23「つゞき」此うへとても岩藤まさたらはぬことはよいやうに「さしづしてくれう何のそもじの御…

二代尾上忠義伝 六段目つづき(その1)

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10301710 22「つゞき」ふぎのせんぎはおつぼね様からおさきへとえんしよのせうこをいひ立られさすがの岩藤せんかたなく此ばはこれぎりに立わかれける折からつくるおかへりぶれあまたの女中ちうらうをのへついの…

二代尾上忠義伝 五段目つづき(その2)~六段目

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10301710 21「つゞき」いかにごうもんするとも三郎がゆくへよもいふなじもはやたつねぬあんどして死ねたゞいひきかすいちじやうは今朝なんぢにつかはせしそのかたなはわが父兵衛まんゆうをうつときむねんこつて…

二代尾上忠義伝 五段目つづき(その1)

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10301710 20「つゞき」かゝる所へ犬ぶち藤内くみこ引つれ道芝をからめんと此所へつけ来り母をとらへてせんぎのさいちう雪平めが此あたりへきたるよしけらいがしらせにそこきみわるく「ヤイばゝめのちほどみちし…

二代尾上忠義伝 四段目つづき(その2)~五段目

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10301710 19「つゞき」ぬひ殿のおたねをやどしてをります此ことばかりはとゝさんゆるしてくださんせトなげくをきいて「ヲゝしらぬこととてそれきいてはそなたがもつともとかふいふうちもう日ぐれ こよひはとま…

二代尾上忠義伝 四段目つづき(その1)

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10301710 18「つゞき」「ヲゝでかした此一トこしはほうびにとらす武士のたましひに入レかへて国のため娘のため「なるかならぬは刀のこひぐち きるかきらぬかしやうじのさかひわたくしたくは雪の下「かならずと…

二代尾上忠義伝 三段目つづき(その6)~四段目

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10301710 17○さても仁木はことあらはれしとわがみかたのにんじやをあつめとりまくを源蔵は大ぜいをなぎたて/\はたらく所に何ものともしれずひとりのくせもの縫の助姫をとらへてはしり行 まらがる中へ紙崎がし…

二代尾上忠義伝 三段目の挿絵

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10301710 16コマ (挿絵) はた助たばかられて さがみ川にて持氏卿を うちてたちさる 畑助、謀られて相模川にて持氏卿を討ちて立ち去る。

二代目尾上忠義伝 三段目つづき(その5)

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10301710 参照した本 (コマ12)http://archive.wul.waseda.ac.jp/kosho/he13/he13_02378/he13_02378_0304/he13_02378_0304.pdf 14 「つゞき」わがあづかりのりんしふんじつとや家のあんき此身のおちどおかがは…