仮想空間

趣味の変体仮名

読本・洒落本

てんぐのだいり 下

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/pid/2533223/1/3 15 てんぐのだいり 下 さてよりも十はうじやうどをおがみたてまつれば。ぢごくのうきに ひきかへて。けんぶつもんぼうのしよぶつによらいの御さうがう。あり がたきとも中/\にたとへんかたなし。中にもすぐ…

てんぐのだいり 上

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/pid/2533223/1/3 3 てんぐのだいり 上 さるほどにほうぐはん殿は。七つのとしよりくらまの寺にのぼらせ 給ひて。御がくもんをめされつるかもとより此きみは。びしやもんの 御さいたんのわかぎみにてましませば。七つの御とし…

黄素妙論

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/pid/2541834/1/2 *松永久秀が愛読した養生本ということで読んでみたのですが、男女の営みを健康法として捉えた指南書でした。騙したな。持主の村上氏でしょうか、甞てこの本を所蔵していた方が実践に及んでいた形跡が漢方の…

御代参丑時詣(ごだいさんうしのときもうで)

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9892579 4 かまくらかめがやつといふ所に 松山 かげゆと いふ人あり 御ほふこふを たいせつに つとめしび よくいんきよの ねがいかなひ ひとり むすめの こいむこ 新之丞に かとくを おふせ つけ られこのうへ…

夜半の茶漬

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2534189 参考 https://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/he13/he13_03992/index.html 3牛込御たんす町 近江屋 吉右衛門 (挿絵)傾城の賢なるはこの柳かな 4江戸 京伝叙 山東鶏告 山東唐洲 両筆著 夜半の…

美地之蛎売(みちのかきがら)

読んだ本 https://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/he13/he13_02132_0050/index.html参考にした本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8929802 2美地之蛎売(みちのかきがら) 序深川の遊びは絶ずして。しかももとの舟にあらず 四つ明きの拍子木は。…

あづま物語

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2533802 4 あつま物かたりもくろくの事 一あつまおとこ上らうともんどうの事 一しんそう そろへの事 一たゆふ そろへの事 一かうし そろへの事 一はし そろへの事 一上らうや そろへの事 一あけや そろへの事 …

竜虎問答

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2534145 3龍乕問答序(りようこもんたうしよ)風雅でも無く。洒落で無く。しょう事なしの山師の名を。尋ねて爰え廓の雑談(ぞうたん)。此傾城と 4云ふ文字に。一度(ひとたび)笑(えめ)ば代物を。傾むける…

八重霞かしく仇討

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8929843(30ページ以降 ARC古典籍ポータルデータベース 八重霞かしくの仇討) 2文化五 小曽野禄三郎 八重霞かしく仇討 山東京伝作 豊国画 六冊 3(国会図書館の左頁) ○読則(どくそく) 江戸通油町鶴屋喜右衛…

浴爵一口浄瑠理

様々な作品の人物や出来事がごっちゃになっていて面白かったです。 読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9892853 3春霞うら/\までも引きぞめは。門(かど)の錺の竹本に子の日の松の常磐津あれば。民の竃も富本あり。梅ヶ河東をみやこぶし。新内…

一向不通替善運

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2534149 3(左頁)序思ひ寝の夢の枕に契る明がた覚めてはもとの冷酒も別れにぐつと一呑は硯蓋にもくねんぼの実に川竹にいとしやとかわひ 4がられて運の尽といへと君傾城にかぎらず地物にも惚られたらかぶる元…

箱入娘面屋人魚

人形遣いの語源は人魚使いから起ったんだって。 へえぇ。 人魚ウ使い。 なんちゃってー 言わせねえよ! と、京伝が一人ノリツッコミしてます(於コマ13)。 読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9892706 2 寛政三箱入娘面屋人魚 京伝作 重政画 合三…

善光寺如来略縁起

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/819511 2 大聖釈尊乗天竺毘舎離国大琳精舎(しん)に以(おい)て月蓋(かつかい)長者のために消伏(せうふく)毒害陀羅尼経を説き給ふ図 月蓋長者の娘五種の温(うん)病(ひやう)を煩らふ図 善光寺如来略縁…

中将姫本地

先日観た『鶊山姫捨松』の丸本を閲覧できるところがネット上に無いものだから、その欠乏感を埋めるように、主人公の中将姫の名を冠した本を目にするとつい読みたくなってしまう。『鶊山』の「雪責」はほんとうに見応えがありました。簑助さんの中将姫は猛烈…

大塔宮熊野落 第四~第六

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2539732 24(三行目) 第四其後 兵部卿しんわうは 権現の御おしへにまかせ くま野山を立出て 十津川さして入給ふ 宮をはじめ奉り 御供の人々をはとある辻堂におき参らせ 光林房たゞ一人 とある在家を見てあれは…

大塔宮熊野落 第一~第三

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2539732 2(広告)六段物目録一、酒呑童子 二、和田酒盛 三、なごや山三 四、塩屋文正 五、現在松風六、大しよくはん 七、紅葉がり 八、楠湊川 九、色小町 十、光源氏袖鏡十一、難波物語 十二、源氏十二だん 十…