奥州安達ヶ原 袖萩祭文

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856583

 

 

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奥州安達原 三の切(袖萩祭文)


立って入りにける 只さえ曇る
雪空に 心の闇のくれ
近く 一間に直す白梅
も無常を急ぐ冬の風

 

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身にこたゆるは 血筋の
縁 不憫やお袖はどぼ/\
と親の大事と聞くつらさ
娘お君に手を引かれ
親は子をつえ子は親を

走らんとすれど 雪道に
力なく/\たどり来て
垣の外面(そとも)にアア嬉しや
誰も見咎めはせなんだの
イイエ 門口に侍衆が いね

 

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むって居やしゃった間に
ヲヲ賢い子や 傔丈様は
この春から 主のお屋敷に
はござらず この宮様の御
所にと聞いて どうやらこう

やら爰迄 来る事は来た
けれど 御勘当の父上
母様 殊に浅ましいこの形(なり)
で 誰が取り次いでくれる者
も有るまい お目にかかって

御難儀の様子がどうで
聞きたやと さぐればさわる
小柴垣 ムム爰は お庭先
のしおり門 戸をたたく
にも叩かれぬ不孝の報い

この垣一重(え)が鉄(くろがね)の 門より
高う心から 泣き声さえも
憚りて簾戸(すど)にくい付き
泣き居たり 傔丈は斯く共
しらず 垣の外にたれ

やら人声 アレ女共はおらぬ
かと 云いつつ自身庭の面(おも)
外にはそれとなつかしさ
恥しさも又さき立って
おおう袖萩しらぬ父

明けてびっくり戸をぴっしゃり
何の御用とこしもと共
浜ゆうも庭に立ち出で
傔丈殿何ぞいの イヤ何
でもない 見ぐるしいやつが

うせおって 嬪(こしもと)共 アレおい
出せ ばば あんな物見る
物でない こっちへおき
やれ/\と 夫の言葉は気
も付かずマ何をきょと/\

云わっしゃる 犬でも這入り
ましたかと 何心なく戸を
明けてよく/\透かせば娘
の袖萩 はっと呆れて
又ばったり 娘は声を聞き
しれど母様か共得も云わ
ず 母はかわりし形(なり)を見て
胸一ぱいにふさがる思い
押し下げ/\ 定めない世と
いいながら テモ扨も 扨

も/\思いがけもない
コレコレばば 何いやる イヤさあ
やっぱり犬でござんした
ほんに憎い犬め 親にそ
むいた天罰で 目も潰

れたな 神仏(かみほとけ)にも見離
され 定めて世に落ち果て
ておろうとは思うたれど
これはまた あんまりきつい
落ち果てよう 今思い知り

おったかと 余所(よそ)にしら
すも涙声 様子しらねば
嬪共 さっても慮外な
物貰いなら仲間衆(ちゅうげんしゅ)に
はもらわいで お庭さきへ

むさくろしい とっとと出でや
とせり立てられ ハイハイ どうぞ
御了見なされて マちっ
との間ハテ しつこいと女
中の口々 ヤレ待ってくれ女共

ヤイ物貰い おあしがほし
くば なぜ歌を歌わぬぞ
願いの筋も何んなりと
諷うて聞かせと夫の手前
ちっとの間なとひま

入れたさ アイとは云えど袖
萩が 久しぶりの母の前
琴の組みとは引かえて 露
命(ろめい)をつなぐ古糸に 皮
もやぶれし三味せんの

罰(ばち)も慮外もかえりみず
お願い申し奉る 今のうき
身の恥かしさ 父上や母
さまの お気にそむきし
報いにて 二世の夫にも

引きわかれ 泣きつぶしたる
目なし鳥 二人が中の コレ
この お君とて 明けてよう/\
十一の 子を持ってしる親
の恩 しらぬ祖父様ばば

様を 慕うこの子がいじらしさ
不憫とおぼし給われと
泣きうたいさし せき入る娘
孫と聞くより濱ゆうが
飛び立つばかり戸の隙間 抱き

入れたさ縋りたさ 祖父も
かわらぬ逢いたさを 隠して
わざと尖り声 ヤアかし
ましい小哥聞きとうない
女共も奥へいて お客人に

付いて居よ ササ皆いけ/\
イヤサばば何うぢ/\ 早く
畜生めを叩き出して
仕舞やれさ アアコレイノウ 腹立ちは
尤もなれど それはあんまり

ハテ扨おばば 隙(ひま)入るほど
為にならぬ 武士の家で
不義しためろう 叩き出
すとはまだ親の慈悲 長
居せばぶちはなそうか

親の恥を思うて 名を包む
はまだしもと思いのほか 今
となって身の置き所がなさ
の詫び言 恥づらも構わず
能くうせたな 但しは親へ顔(つら)

当てに わざと形(なり)を見
せにうせたり 憎いやつと
いかりの声 袖萩悲しさ
やる方なく なん/\のせい
もん 勿体ない去りながら

そう思し召すも御尤も 大恩を
忘れた徒(いたずら) 我が身ながら愛
想のつきたこの躰 お詫び
申した迚お聞き入れが何の有る
そりゃもう思い切っては

おりまする お屋敷の軒
迄も 来られる身ではな
けれども お命にかかわる一大事
と聞いて心も心ならず 顔
押しぬぐうて参りました

不孝の罰で目は潰れる
此の子を連れて 爰の軒では
追っ立てられ かしこの橋では
打ち叩かるる憂き目に逢うて
も この身の罪にくらぶれば

まだ/\/\業の果しようが
たらぬと 未来が猶(なお)しも
恐ろしい 此の上のお願いには
娘のお君お目見えと申す
は慮外 只非人の子と

思し召したった一言お詞を
おかけなされて下されと
嘆けばお君も手を合せ
申し旦那様奥様 ほかに願いは
ござりませぬ お慈悲に

一言物おっしゃって くだ
さりませと言い馴れし 袖乞い
詞に濱ゆうが 可愛や/\
な 子心にさえ身を恥じて
祖父様共ばばさま共 得

云えぬ様子しかったは皆
おのれが徒(おたずら)故 畜生の
様な腹から見事犬猫
も産みからず 生まれ落ちると
乞食さす子を アレあの

様におとなしう 産みつけ
さまは何事ぞ あんまり
憎うておりゃ /\物が云わ
れぬ とむごういうのは可
愛さの 裏の濱ゆう 幾

重にもお慈悲/\と泣くばかり
傔丈猶も声あらげ
親が難儀に逢うがあう
まいが 女めがいらざる世話
同じ兄弟でも妹敷妙は

八幡殿の北の方と呼ばるる
手柄 姉めは下郎を夫
に持たば 根性迄が下衆女
め と恥しめられてわっと
泣く 下衆下郎とはお情け

ない 夫も元は筋目有る侍
黒沢左中とは浪人の仮
の名 別れた時の夫の文
に 筋目も本名も書いて
ござんす これ見てたべと

差し出すを 取り次ぐ紙のはし
くれも詫びの種にもなれ
かしと 思うは母より直方が
読む文体(ぶんてい)の奥の名に 奥
州安陪貞任 とはなむ

三宝 扨は貞任と縁組し
かと 心もそぞろに懐中の
一通取り出だし引合わせば 扨こ
そ同筆 ハア はっとばかり当
惑の 色目を見せじと

ずんと立ち 穢わしいこの状
弥(いよいよ)以てあう事ならぬ サア
奥こちらへ ハテぐづ付かずと
早うおじゃれ と尖(するどい)詞に
せがまれて 母も是非無く

立って行く のうコレ暫し もう
逢うとは申しませぬ お身
の難儀のその訳を どうぞ
聞かして下さりませ 申し/\
と延び上がり 見れど盲の

垣覗き早や暮れ過ぐる風に
つれ 折から頻(しき)りに ふる雪に
身は濡れ鷺のあら垣や
中を隔つる白妙も 天道
様のお憎しみ 請けしこの身は

いとわねど 様子聞かねば
なんぼでも いなぬ /\と
泣く声も嵐と 雪にうづ
もれて 聞えぬ父と 恨み泣き
次第/\に降りつもる 寒

気(かんき)に肌も冷え切れば 持病
の癪の差し込んで かっぱと
転(まろ)べばお君はうろうろ さ
する背中も釘氷 涙片
手に我が着物 一重をぬいで

母親に 着せてしょん
ぼり白雪を すくうて口
にふくますれば ようように
顔を上げ ヲヲお君もうよご
ざる エエこの又冷える事わいの

そなたは寒うないかや イエイエ
わたしは温かにござります
よう着て居やるか ドレドレ ヤア
そなたはこりゃはだか身
着物はどうしやった アイ

余(あんま)りお前が 寒かろうと
思うて ヘッエ 親なればこそ エエナ
子なればこそ わしが様な
不孝な者がなんとして
そなたの様な孝行な

子を持った これも因果の
うちか迚抱きしめ/\泣く涙
絶え(耐え)兼て垣越しに裲(うちかけ)ひら
りと濱ゆうが さっきに
から皆聞いて居る アアまま

ならぬ浮世じゃな 町人の
身の上ならば 若い者じゃ
物徒もせいじゃ そんな
よい孫産んだ娘 ヤレ出かし
たと呼び入れて 聟よ舅と

云うべきに 抱きとうてならぬ
初(うい)孫の 顔もろくに得見
えぬは 武士に連れ添う浅まし
さと 諦めて逝んでくれ ヨ ヨ
といううちに 奥濱ゆう/\

アイアイそこへ参ります 只今
参りますわいのう 娘よ
孫よ もうさらば 可愛の
者やと老いの足見返り/\
奥へ行く 折しも庭の飛び石

づたい 雪明かりに窺い寄る
安倍の宗任戸を引き明く
れば アこは と立ち退くお君を
じっととらえ コリャこわい事は
ない 伯父じゃ エエイ伯父様

とは ヲヲそちが伯父の宗
任じゃ ヤア宗任様とは夫
貞任殿の弟御 ヲヲついに
逢わねど兄嫁の袖萩殿
アアそんならお前に問うたら

知れるであろ 夫婦別れる時
夫に預けてやった この子が弟
の千代童は 息災で居る
かいな ヲヲその千代童は死んだ
わい エエイ ハア ヲヲ嘆きは理(ことわり)

何かに付けて一家の敵は八幡
太郎 こなたも貞任殿の
妻ならば 今宵何事近
寄って 直方が首討たれよ
エエイ あのとと様を ヲヲ生け置い

ては我々が大望の妨げ コレこの
懐剣でと手に渡す 難
題何と障子の内 曲者
侍 と大将の 声にびっくり
折あらし そちへ/\と忍ば

せて 胸をすえてどっかと
座し 縄引切って逃げ出さんと
存ぜしに 見付けられたは運
の極め サアいか様共行われ
よと 腕押し廻せば義家公

縄にはあらで結びし金札(きんさつ)
宗任が首に打ちかけ給い
網にもれたる鱗(うろくず)を助くるは
天の道 鳥類の命さえ重
んずる我が心 況(いわん)や あっ

たらしき勇士 命を助けワレ
その札 康平五年 源の義
家これを放つと書き記せば
此の上もなき関所の切手
日本国中はなしがいと

仁者(じんしゃ)の詞にハアはっと 雪
に頭(なしら)は下げながら 底の善悪
閉じ隠す氷を踏んで別れ行く
夫の最後を濱ゆうが白
梅の枝切り刀 三方に乗せ

露涙 外にも同じ袖萩が
思いがけなき難題に 死ぬ
よりほかは なく/\も 帰る
戸口に父傔丈 ?(かきげね)に錠
しっかとおろし座に直り

三方取って頂戴し 押しはだ
脱いで覚悟の矢の根 取るとは
しらぬ袖萩が娘に見せじ
と突っ込む懐剣 はっと驚き
取り付くお君 声立てさせじと

抱きしむれば 母は夫が片手
に押さえ まだ女めは逝にから
ぬか アア気強くいうものの
年寄った体 いつ何どきの
病死も知れぬ 声なりとも能く

聞いておけと それとは云わぬ
暇乞とは露程も袖萩が
扨はお心やわらぎしか 斯く成り
果てた身の上 どうで追っ付け
のたれ死ぬ これがお声の聞き

納めで ござりましょうと親と
子が 一緒に死ぬとは神ならぬ
障子押し明け立ち寄る教氏(のりうじ)
母はかけおり ヤアそなたは
自害したか 傔丈殿も

切腹 エイ とと様も 娘もと
一度に驚き転びおり 垣
押しやぶり張りさく胸 あきれ
涙にわかちなし 手負いを
見届け中納言 様子つぶさ

に承る 貞任に縁まれし
御邊(へん) 聟の詮議も成るまじ
所詮死なではかなわぬ命
袖萩とやらんも死なねば
成るまい 健気なる最後の

様子 天廳(天聴)に達し申すべしと
冠け高くしづ/\と心
残して立ち出ずる 衣紋に薫る
風ならで あやしや聞ゆる
鐘の声 コハいぶかしと立ち戻り

あたりに心目を配る 一二の
對の屋隅々に 太鼓の音
の かまびすし ハテ不思議うあ
この明き御殿に陣鐘を討ち立つ
るは 何者なるぞとふり返る

一間の内より高らに 八幡
太郎これにある 奥州の夷(えびす)
安倍貞任に 見参せん
と 立出で給う御大将 つづいて
かけ寄る二人の組子 さしつ

たりと身をかわし 弓手
馬手(ゆんでめて)にはったと蹴飛ばし
ヤアラ心得ず 桂中納言
教氏を 貞任とは何を抜かす
ホホこの義家 天眼通(てんがんつう)は得

され共 弓矢の道にかし
こき某(それがし) 過ぎつる大赦の砌(みぎり)
中納言なりと名乗り
来るその時より つくづくと
面体を窺うに 我稚なき

時見覚えし 安陪頼時に
さも似たり 扨こそ宮の
御行方 十握(とつか)の宝剣を
も取り隠せしに極まったり
姿をかえて禁庭へ入り込みしは

猶二色の御宝(みたから)を奪い
親が根ざしの大望を 達
せんとの工みよな サあら
がわれぬ証拠はこの と自ら
籏を取り出だし給い 最ぜん

汝が弟宗任と 別れ程
へし兄弟の対面 梅の
花によそえて我が顔を 見
覚えたるかとかけたるなぞ
早くも悟ってコレ此うた

我国の 梅の花とは見た
れ共 とつらねし上の句 梅の
花は花の兄 我が国とは
我が本国 奥州の兄ならん
との詞の割符 兄弟一致

のこの血判に白旗をけが
せしは 源氏調伏(ちょうぶく)の下心
此の上にも返答有るや 何と
/\と差し付けられ 貞任無念
の髪逆立ち エエ口惜しやな

我一旦浪人と成って 都の
様子を窺いしが 官位なく
ては大内へ入り込まれずと 流
人赦免の折を幸い 誠の
教氏は先逹(さきだ)って 病死せし

を我なりと偽って 終(つい)に
逢わぬ舅傔丈に腹切らし
たは 詮議の種の一通を
とらん為 所詮謀(はかりごと)空しく
なれば 親の敵(かたき)八幡太郎

相手向かいの勝負して
運を一時(じ)に発せんと 太刀
に手をかけ詰め寄れば ハヽア
せいたりな貞任 汝獅子
王の勢い有り共 八方に敵

を受け 一人(いちにん)の力にサ及ばんや
又其方が一命は 環の宮と
宝剱の有る家 探し出す
それ迄は いつ迄も助け置く
命ながらえ時節をまって

戦場の勝負はなぜせぬ
ぞ 弓矢の情けは相互い 夫
婦の操も節義は一つ 貞
心厚き袖萩が 最後の
際(きわ)に一言は 妻子に詞も

かけよかし 暇乞をと仁愛に
のうなつかしの貞任殿 最
前から よう似た声とは聞き
ながら あんまり思いがけも
ない 六年ぶりで廻り逢い

顔見る事も叶わぬか 死ぬる
今はにちょっとなと この眼
が明きたいワレお君 とと様 のう
と稚な子を 見るにさすがの
貞任も 恩愛の涙はら/\/\

大将あわれみ思し召し 爺親(てておや)
の縁切ったりお君 義家が
子に養わんと 仰せに傔丈
有難涙 いかなれば某は
敵と味方を聟にもつ

因果も思いめぐらせば
代々不和なる源平を 先
祖に背いて縁組んだ 我が
誤りを白旗の此の 白梅を
血に染めて 元の平家の

寒紅梅 娘 父上 いざ一所
に 聟殿さらば 我が夫(つま)さらば
傔丈殿 姉様 のうと別れ
の涙 母の袂も敷妙も
一度にわっと濡れる袖 御大

将も直垂(ひたたれ)の 袖射削っ
て余りの矢先 行くに忽ち
すっくと宗任 最前見
逃し帰りしは 兄弟本意
を遂げん為 優曇華うどんげ)勝り

の親の敵 ササ勝負/\と
詰めかくるを 貞任暫しと
押しとどめ 晋の豫譲(よじょう)は衣(きぬ)
をさく 八幡とは八つの幡(はた)
此の白旗をまつ此ごとく

手に取れば 八幡が首提(ひっさげ)ん
は案の内 敷妙の身には
大切な夫婦の縁をつぎ
目の旗 ワレ大事に召され
濱ゆうと渡すは舅の

はた天蓋 舅が最後に
魂をひるがえしたる梅花の
赤旗 我が家の旗諸共に
奥州に押し立て/\ 父頼時
が弔い軍(いくさ) 一と先ず此の場は

 

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宗任来たれ ハッアハハ・・実(げ)に尤も兄
者人 雪持つ笹は源氏の旗
竿 一と矢射たるは当座の腹
いせ 首を洗うて義家お
待ちやれ ヲヲ互いに戦場

/\ それは重ねて先ず 眼前に
朝的の安倍の貞任 生け
捕って面縛(めんぱく)させんというは
表 その装束をそのままに
中納言教氏卿 御苦

 

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労ぞうと 式札に おさらば
さらばと敵味方 着(ちゃく)する
冠装束も 故郷へ帰る袖
袂 かりの翅(つばさ)の雲のうえ
母に別れておさな子が

父よとよべばふりかえり
見やる目もとに一としぐれ
はっと枯れ葉のちり/\゛嵐
心よはれど兄弟がまた
取り直すいさみ声 よるべ

 

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涙に立ち兼ねて 幾重の思い
濱ゆうが身に ふる雪の
白妙に なびく 源氏の御
大将 安倍の貞任宗任が
武勇は 今にかくれなし