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東都八景 浅草夕照扇形

 

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東都八景
浅草夕照

梅樹園 花芳

仏ます
山の 紅葉の
あかさ堂
うつる 夕日の
光り たふ とし

広重画 

 

仏在す(ます・座す) 山の紅葉の藜(あかざ)堂
映る夕陽の光尊し

 

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「あかさ堂」を「あかざ堂」と読むのではないだろうか、と閃くのに一週間程かかった。折につけ浅草観音の由緒を読んだことがあるのに、網にかかった観音像を最初に祀った手作りの簡素なお堂の屋根が、10人の草刈の童子によって「藜(あかざ)」という植物で葺かれたという言い伝えがすっぽりと記憶から抜け落ちていたのであった。なので「あかざ堂」ではと思い付いたのは何の根拠も無い、ほんとうに只の思い付きで、ともあれ「あかざ堂」で検索したところ浅草寺由緒と繋がったのであった。「藜堂」は後に「あかむ堂」と転訛し、それがかつて存在した場所は、浅草寺とも駒形堂とも謂われている。