読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

袖留突出女郎の事 咄の絵有多

 

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1242667

 いや読めない読めましぇん、所々ちょーいい加減。

 

f:id:tiiibikuro:20170509185159j:plain

12
袖留突出女郎の事
新そうといへるはあたらしき舟に
よそへし名也いとけなきより此さとへ
きたり十四五にもなれはあね
女郎のせわにてみせへ出すなり
その十日ばかりまへにこゝろ
やすきいへ/\七所よりおはくろ
をもらひ紅そめをなす
此日そば切をとゝのひ ゆ
かりのち屋やふなやどへまで
おくる事なり又せきはんを
むしてしるべのかたへおくる
しんぞういつる日はせい
ろうおひたゝしくつみその
うへ 九尺又二間或は三間
ほどの白木のたいへまきものとうを
つみ又あね女郎の座敷にも
同つみ物ありたんもの
たばこ入あふぎあせぬぐい
のるいをつみ出入するもの
しうぎとしてつかはす事也
又ちや屋ふなやどへ
のこらずむしくわしを
おくる新そういだす事
一人にかきらす二人一所に

 

新造と言えるは新しき女に舟に寄(比・よ)そえし名なり。稚きよりこの里へ来たり。
十四五にもなれば、姉女郎の世話にて店へ出すなり。その十日ばかり前に心安き家々七所
よりお歯黒を貰い、付け染めを為す。この日、蕎麦切りを調え、縁の茶屋や船宿へまで送る
事なり。又、赤飯を蒸して知るべ(知り合い)の方へ送る。新造出る日は、蒸籠夥しく積み、
その上九尺、又二間或いは三間程の白木の台へ巻物等を積み、又、姉女郎の座敷にも同積み物
あり、丹物、煙草入れ、扇、汗拭いの類を積み、出入りする者、祝儀として遣わす事なり又、
茶屋、船宿へ残らず蒸し菓子を贈る。新造出す事一人に限らず、二人一所に

 

f:id:tiiibikuro:20170509185213j:plain

出す事もあり又此里へ
十四五已上にて来りし女郎を
突出しといふこれあね女郎
なきゆへくつわよりその
きりやうしたいにて座敷
もち へやもちちう三付廻し
とうにしたて万事くつはの
もの入也ちや屋舟やどへもんの
ついたるさかづきをおくる又やつこ
といふはいにしへふけがたにふぎ
などありし女をいましめのために
五年三年のねんにて此里へ出す
そのゝちけいど女郎も此るいあり
又そでとめといふは
新ぞうにてみせへ出て
なじみのきやくも
つけばきやくより
そでをとめしに
どうぐ等そろへ
つかはす事也この日
ちや屋ふなやどへ
しうぎならびに
かないそは切ふる
まいそうは?のと
いだすこと
(く?)なり

 

出す事もあり。又、この里へ十四五已上(以上)にて来りし女郎を突出しという。
これ姉女郎無き故亡八 くつわ・女郎屋)よりその器量次第にて座敷持ち、部屋持ち、
昼三、付廻し等に仕立て万事亡八のもの入なり。茶屋、船宿へ紋の付いたる盃を送る。
又、奴というは、古(いにしえ)武家方に不義など有りし女を誡めの為に五年、三年の
ねん(年季)にてこの里へ出す。その後、傾奴(けいど)女郎もこの類あり。又、
袖留めというは、新造にて店へ出て馴染みの客も付けば、客より袖を留めしに道具等
揃え遣わすなり。この日、茶屋、船宿へ祝儀ならびに家内蕎麦切り振舞い、そうは?の
と出だす如なり。(←?)

 

f:id:tiiibikuro:20170509185228j:plain