たいこ持芸者の事 咄の絵有多

 

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1242667

なんだこりゃ文章にならないぞ~。

 

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たいこ持芸者の事
太鼓持といへるものは一座のけうを
もよほしきやくの心をうけ女郎の気を
はかり座のしらけぬやうに取はやすに
よつて太鼓の名あり初会はもちろん
なしみの方へいたりてもたいこあるいは
げいしやなどつれずして
かなわぬ事也そのかみひげの
無休二朱ばん吉兵衛松屋
八兵衛恋奴朝雨などいへるを
たいこもちの名人とす今に
ひきつゞきて名高きもの
おゝしむかしあるたいこもちの
くふうにてなじみの
きやくへはねをとらせし
こと中の町ちや屋の
えんさきにて酒くみ
かわしいたるおもてを
うつくしき新ぞう
とをりけるを女ぼうに
その名をとひて
道中せししんそうの
そでをひかへ此袖はわな?

 

太鼓持ち芸者の事
太鼓持と言える事の者は一座の興を催し、客の心を受け女郎の気を量り、
座の白けぬように取り囃すによって、太鼓の名有り。初会は勿論、馴染み
の方へ至りても太鼓或いは芸者等連れずして敵わぬ事也。そのかみ(その頃)、
髭の無休、二朱判吉兵衛、松屋八兵衛、恋奴朝雨など言えるを太鼓持の
名人とす。今に引続きて名高き者多し。昔ある太鼓持の工夫にて、馴染みの
客へ羽根(?)を取らせし事、中の町茶屋の縁先にて酒くみ交し居たる表を
美しき新造と居りけるを、女房にその名を問いて、道中せし新造の袖を
控え、この袖はわな?

 

 

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もし?道きよふにて
さすがを出し袖を
きりけるを其女郎
かまわずやはりわたの
いでたるそでをさげ
道中してかへりしに
はやおもてにせいろう
まき物とうおびたゝしく
つみかさね有しとぞ
そのころみな人めつらしき
そでとめのしゆこう
なりと
かんたんを
もよほしぬ

 

もし?道器用にて流石を出し袖を切りけるを、その女郎構わず、やはり綿の
出たる袖を下げ、道中して帰りしに、早や表に蒸籠、巻物等夥しく積み重ね有り
しとぞ。その頃皆人珍しき袖留の趣向なりと感嘆を催しぬ。