常陸国鹿島郡京舎ヶ濱漂流船のかわら版ずり

 

月刊ムーのホームページに「うつろ舟」の特集があったので

読んでみた。読めない部分はいつものごとく想像で補った。

はたして美女は難破船の異国人なのか、本当に宇宙人なのか。

謎であります。

 

gakkenmu.jp

 

 

読んだ画像は「常陸国鹿島郡京舎ヶ濱漂流船のかわら版ずり」。

 

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〔△王○十○△ のような記号〕
如此の
文字
舩の
中にあり

 

一去其二月中かくのことくの舟沖に
 相見へ申候所又しばらく見へに申候
 然に此度 小笠原越中守様
 御知行所常陸国かしま郡
 原舎ヶ浜へ同八月のあらし
 にて吹つけ申候うつろ
 ふね其内に女壱人年
 の頃十九廿才程にて
 身のたけ六尺余り
 かほの色青白く
 まゆ毛髪赤黒く
 ふうぞく頗(?)るうつ
 くしくきりやうは
 悉美女なりおんせいは
 かんばしりて大おんなり
 又しら木の弐尺ばかりの
 箱はなさすかゝい大切
 なるものニやあたりへ?る
 人をよせつけぬなり

一敷物壱枚毛てやはらかな物
一食物肉るいにてねりたる物
一茶わんのやう成もの一ツうつくしき
 もやうあり石とも見へす
一火鉢らしき物一ツ鉄とも見へず
 

 

(宇宙人の姿絵の解説)
錦なるやうのおりもの色もえきなり
こはぜすいせう
きんのすじ
びろうどなり

 

(うつろ舟の解説 上)
ふち黒ぬり
いづれ 木は
したん
やくた

まど
びいどろ

すいしゃうなり

 

(中央)
鉄にて朱ぬり 横三間なり

 

(下)
すじかね
なんばん
てつ なり

ふねの 高サ
壱丈壱尺

 

 

〔△王○十○△ のような記号〕
この如くの文字、船の中にあり。

 

一、さるその二月中、斯くの如くの舟、沖に相見え申し候所、又暫く見えに申し候。然るにこのたび、小笠原越中守様、御知行所常陸国かしま郡原舎ヶ浜へ、同八月の嵐にて吹き付け申し候うつろ舟、その内に女一人、年の頃十九、二十才程にて、身の丈六尺余り、顔の色青白く、眉毛、髪赤黒く、風俗めっちゃ美しく、器量はパーフェクトな美女なり。音声は甲走りて大音なり。又、白木の二尺ばかりの箱離さず抱え、大切なるものにや、辺りへ?る人を寄せ付けぬなり。

 

一、敷物一枚、毛で柔らかな物。
一、食物、肉類にて練りたる物。
一、茶碗の様なるものひとつ、美しき模様ああり、石とも見えず。
一、火鉢らしき物ひとつ、鉄とも見えず。

 

(宇宙人の姿絵の解説)
錦なる様の織物、色、萌葱なり。
鞐、水晶。
錦の筋、ビロウドなり

 

(うつろ舟の解説 上)
縁、黒塗り。
何れも木は紫檀、白檀。
窓、びいどろ、水晶なり。

 

(中央)
鉄にて朱塗。横三間なり。

 

(下)
筋金、南蛮鉄なり。
舟の高さ、一丈一尺。