作象

 

色物馬鹿本草 磯田湖龍斎 

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作象(さくぞう) 
一説に此象ねぼけたるをもふぞうといふ
四足及四寸胴かへし有を
並とす六寸より
八寸まで有り是を
大象といふ身の色
黒白赤有り黒
を上品とす気の
生たるまんぢうをこ
のみ食ふいかれる
ときは黒赤く光り
筋だつ四足を
すぶ/\と地中へふみ込
ふう/\すふ/\/\と
はなをならす

 

作象(さくぞう) 
一説に、この象寝ぼけたるを妄想と言う。
四足及び四寸胴返し有るを並とす。
六寸より八寸まで有り。これを大象と言う。
身の色、黒白赤(こくびゃくしゃく)有り。
黒きを上品とす。
毛の生える饅頭を好み、食らう。
怒れる時は黒赤く光り、筋立つ四足を
すぶすぶと地中へ踏み込み、
ふうふう、すうすうすう、と鼻を鳴らす。