仮想空間

趣味の変体仮名

2017-08-01から1ヶ月間の記事一覧

生写朝顔話 大序 大内館の段 松原(多々羅浜)の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-00109 3壱 大序 大内館のだん 同奥 多々羅浜のだん 序切口 宇治川舩のだん 同口奥 真葛ヶ原茶店段 序切 岡崎隠家のだん 弐 二ノ口 明石浦舩別の段 口ノ奥 弓之助屋舗の段 同切 大礒揚屋の段 三 …

生写朝顔話 宿屋の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856428 参照した本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856612 1増補朝顔日記宿屋の段竹本大隅太夫章豊竹君太夫筆 2浄瑠璃は音声の曲節と文章の妙味を相須ちて感興を起さしむるは世の普く知る所なり今回発行な…

玉藻前曦袂 五段目 景事 化粧殺生石

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-01240 87左頁 京事 化粧殺生石むかしは雲の上わらは 今魂はあまさがる ひなに残りて あくねんの 其妄執のはれやらぬ 恨みは石にとゞまりて乱れみだるゝいろ/\菊の しばし休らふ花のもと ヤア…

玉藻前曦袂 五段目 那須野の原の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-01240 85左頁 那須野の原の段 勇立那須野が原へと 「たつか弓去程に三浦之助義明和佐野助広常 狩装束の花やかに 勅命を頭(かうべ)にいたゞき 数多の官軍引連れて 那須野が原の四面をかこませ …

玉藻前曦袂 五段目 祈りの段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-01240 79左頁 祈の段程なく跡へ入来る陰陽の頭安瀬の泰成 えぼし狩衣かいつくろい階の 元に 80平伏す こなたの御簾かゝげさせ 玉藻の前はたをやかに粧ひかざり立出て 殿上に座し給へば 亀菊は会…

玉藻前曦袂 五段目 訴訟の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-01240 75右頁 第五 訴訟の段李延年が詩(からうた)に 北方に佳人有 絶世にして独立す一度顧れば人の城を傾け ふたゝび顧れば人の国傾るとかや 帝此頃御悩と称し大殿ごもりなし給へば 御兄宮薄…

玉藻前曦袂 四段目 十作住家の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-01240 59 左頁 十作住家の段 后達恐れわなゝき躊躇(ためらい)しは怪しかりける 「次第なり下野や 那須野の原に つゞきたる 立ち野の郷に住馴れし十作といふ親仁有 元はよし有る武士なれど主人…

玉藻前曦袂 四段目 廊下の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-01240 56左頁 廊下の段 窺ひ/\ 「追て行金瓊(きんけい)の 床の前には 遥かに千歳の松を契り 玉室の臺(うてな)の上には遠き齢(よはい)を万歳の亀に期す 君の寵愛限りなき 玉藻の前が琴の…

玉藻前曦袂 四段目 神泉苑の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-01240 51 左頁最終第四 神泉苑の段 「わかれゆく 52平安城の大内裏築地の内に散繁る 木々の紅葉の紅ひを 一つ所にかき寄る箒さらへの跡迄も 是ぞ都の錦なる 衛符(えふ)の仕丁が寄たかり 何と…

玉藻前曦袂 三段目 道春館の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-01240 38 左頁道春館の段思ひ寝の 夢の間枕に契る 明がたや 琴のしらべは初花姫 嬪共にうたはせて ひく爪音の気高さよ 右大臣道春の夏座敷 松吹風も一しほに いとゞ増(まさ)るらん折ふし一間…

玉藻前曦袂 三段目 清水寺の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-01240 35 右頁是より日本第三 清水寺の段 爰に うつして「ひさしけれ 禹湯(うとう)己を罪して興桀(こうけつ)す 紂人(ちうにん)を罰して身を亡す 殷の妲己が顔艶も 周の勇将雷震が打砕いた…

甲越勇将伝 上杉家廿四将 本庄越前守繁長 国芳

越前守繁長は謙信虎千代の幼年より補佐したる実に開国の元老なりされば彼大戦には海津の押に屯なししが西条山の武田勢追々川中嶋へ帰着なし午の刻過る頃より味方の籏色甚あしく大将の萊菔折懸の馬印敵中に漂ふ さまを遥に見て籏本を救ずんはあるべからずと川…

開運出世合体七福神 国芳

開運出世合体七福神 桶(?) 屋 大黒に似たりにたりと打笑ふ六福神をよせしすかたえ 一勇斎国芳戯画 大黒に似たりニタリと打ち笑う 六福神を寄せし姿絵

天満の子守唄

大阪は天神橋の北詰脇から土手に下りて大川沿いに東の方、天満橋方面へ歩くと、テニスコートを過ぎたあたりが「天満青物市場跡」でございまして、その近くに「天満の子守唄」の石碑があります。 読んでみましょ。 ねんねんころいち天満の市よ大根揃へて舟に…

源平布引滝 三の切 綿繰馬の段 (九郎助住家)

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856503 (コマ77表紙) 78源平布引滝 三の切「出て走行 音しづまれば 葵御前 太郎吉連て立出給ひ聞き及ひし実盛殿 お目にかゝるは初て段々のお情 忘置じと有 79ければ 是は/\御挨拶 某元は源氏の家臣 新院の…

源平布引滝 三の口 竹生島詣の段

床本も読んでみたの。だいぶん読みやすいの。 読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856222 2源平布引滝 三の口来る人と野に立人に 物とへば先へ/\とおしへられ 心も関の明神もよそに見なして走行小まんは御籏肌に入そこに 3隠れ爰に忍び 葵の御前…

女殺油地獄 上・中・下巻

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html イ14-00002-140 2上巻 女殺油地獄 作者近松門左衛門 (徳庵堤の段) ふねはしんぞののり心サヨイヨエ 君と我と われと君とは づにのつたのつてきた しつとんとん/\しととん/\ しつとゝあふせのな…

源平布引滝 五段目

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html イ14-00002-282 91 右頁第八 袖やしぼるらん柴をかりや/\ 柴かる手もとはさつても見事 へ鎌をかる/\゛テモ扨ても見事へとうたひつれ立つ年月も重りて頃は承安初めつ かた 所は木曽の山育ち 十六…

源平布引滝 四段目

舞台はいよいよ京都伏見は鳥羽の離宮へ。宮中での風流、女の噂話、酒癖、身顕わし、立ち廻り。なかなかのスリルとサスペンスのうちに清盛の息子や二組の夫婦の思いが交錯する。その思いを最後に歌に詠み合って各々の行く末へと別れ行く。 読んだ本 http://ww…

源平布引滝 三段目

冒頭に葵御前と九郎助一行による九郎助宅への道行が付いてそして 「矢橋の段」「竹生島遊覧の段」「九郎助住家の段」と続く。 竹生島は行ったことないのら~行ってみたいのら~。 読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html イ14-00002-282 47 …

源平布引滝 二段目

中と切が「義賢館の段」。通称「義賢最期」と云うは歌舞伎に於いてのみ? 和生さんの義賢期待に違わずかっこよかっためっちゃよかった!いつもより人形がでっかく見えて思わずプログラムでかしらを確認してしまった。やはり検非違使だった。あ~んかっこいい…

源平布引滝 序段

序段で題名に「布引滝」と付く理由がわかる。 平清盛が登場する。 読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html イ14-00002-282 2待宵侍従優美蔵人 源平布引滝序段 檀強の不臣神宗の盛業を妨げ 邦家陽九の厄に当り一朝馭(きよ)を失ふて生民塗炭…

間違えやすい漢字メモ

かった漢字。答えは右側に反転文字にて。→紛らわし 影の 顔が 願ふた 顕れ 大煩ひ 行 折から 常か 常、道、水 は似ている。 預つて 一針や 計、針 悪い 悪、忍、名 腮(ほうげた)たゝくと こんなの読めましえん。 オワリ。

夏祭浪花鑑 九段目 玉島徳兵衛内

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-01283 91第九 親と子の縁を繋た 貫さしの捕縛 名物は刃物唐海月 備前備中両国で骨といはれし一寸徳兵衛命にかけて九郎兵衛を隠しとげればけふも又 庄屋代官の呼使是非なく行て留主の内 飛脚とおぼしき撥鬢…