仮想空間

趣味の変体仮名

2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

祇園祭礼信仰記  第三

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-225 53 第三 道行憂蓑笠(うきみのかさ)しきたへの 枕詞の数々や倭詞の其中に 思ひの露と書いたるは涙といはん御前詞 其云の葉も今ぞ此 身をしる雨は蓑笠に袖や袂は凌げ共 凌兼たる世の…

祇園祭礼信仰記  第二

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-225 参考にした本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/876606 (字が読みにくいんだもん) 27(左頁) 第弐秦に長城を築て鉄の堅きに比ぶとかや 小田上総の太守信長の居城 外廓破損の修…

祇園祭礼信仰記 第一

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-225 2(左頁) 再板 祇園祭礼信仰記 (第一) 座本 豊竹越前少掾罷出たる者は 九条の里の揚屋でござる 扨も室町の将軍足利十三代の武将従二位左大臣源朝臣義輝公 当所名代の転職 花橘の君…

斎藤別当実盛 第五

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-331 57(左頁) 第五うき世のさがをふりすてゝあたごのふもと水のおの みずとや人のかくれがに女房達はさしつどひ 如法の衣ぬひながら斉藤五に打むかひ シテ先此衣をいとはやくしたてよとの給ふは い…

斎藤別当実盛 第四

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-331 43(左頁) 第四出て行 し人はふたゝび我宿に 帰り木末のからすなくかあい/\と思ひ子を 敵にとられ折からの何かにつけてげにかゝる 六代御前の御命 けふやうしなはれ給ふかあすやかぎりと母うへ…

斎藤別当実盛 第三?

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-331 ※「小松姫道行」を含むかも。←わからないので第二に入れておいた。 32(左頁)(多分第三)千代の古道跡たへぬ小松の中将惟盛の御子 六代御前と申せしは父維盛入水の後 母君のやういくにて物うき…

斎藤別当実盛 第二

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-331 18(左頁) 第二くさ枕むすびもはてぬ夢さめて 兄の行方いづこぞと斉藤六は爰かしこ小松の姫も引つれて 旅路物うきみのゝ国谷ぐみにこそつかれけれ 其頃手塚の二郎光成は 兄の太郎討れて後ないえ…

斉藤別当実盛  第一

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-331 2 斉藤別当実盛 (第一)かくて右兵衛佐頼為木曽の次郎義仲 身は山川をへだつといへ共 たがひのぐんりよ一言にせいて 東山北陸両道よりせめ上ると聞ししかば 先義仲がほこさきを一ぢんにくだかん…

伊達娘恋緋鹿子  八百屋の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856512 432 伊達娘恋緋鹿子 六の巻(八百屋の段)なま中に染てくやしき恋衣 其きぬ/\゛の別れより 尾を隔て住む山鳥の番(つがひ)離れて吉三郎釼の有り所知ぬ上 日延も今宵限りなる主人の命諸共 433に 我も…