仮想空間

趣味の変体仮名

2018-03-01から1ヶ月間の記事一覧

平家女護島 第三(朱雀御所の段)

読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-723 40(左頁) 第三顔回ははやく夭して遂に四十の花を見ず。盗跖寿(いのち)長して既に八十の霜をふむ。生死不定の理りは上智博識も弁すべからずとや。小松の大臣(おとゞ)重成公。御所…

平家女護島 六波羅の段(初段)

カンニングなしだと所々読めないなあ。近松自筆草稿と被る部分を赤字にしました。 読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-723 平家女護島 作近松門左衛門序詞籠の中に鸚鵡檻(おばしま)にしたがつてふし仰ぎ。 ?(まど)を窺ひ…

本朝二十四孝 巻下

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2533132 22本朝二十四孝巻下(廿)西六條院村孝孫備中の国浅口郡西六條院村惣十郎市助とて兄弟あり父をはやくうしなひおほぢなるおきなと田つくりていたりけるがおほぢ不幸にして耳つぶれ目しいて何してもかな…

本朝二十四孝 巻上

文楽・歌舞伎同様の『本朝二十四孝』ストーリーになる絵草子かと思ったら、親孝行に優れた者の逸話24選でした。中には創作された人物もあるようですが。孝行者はもれなく領主に誉められ褒美に出世と物質的に報われる。甲斐のあることです。儒教流布の折も折…

近松自筆

これが読めた日にゃウルトラハイパーしみじみバリまじ嬉しいんじゃん?ジャジャジャジャーン、近松門左衛門自筆草稿!ベートーベンとは逆に達筆が為かもしれないが近松さんも大分読みにくいです。ゆえに眺めること一年余り。一年前に初めて見た時はまったく…

源氏一統志 巻之四 

平将門の獄門の挿絵を探していて発見の暁のついでに読んだら酷いわ将門かわいそ過ぎ。昨日まで東の親皇と自ら名乗って東国一帯でぶいぶいいわしてたのに今は北闕(ほっけつだぜ)の逆賊(ぎゃくぞくだぜ?)となってそしりを万代に遺すだってハア?(第十六…