仮想空間

趣味の変体仮名

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

大阪錦絵新聞 第四十号

文明のとくたるや四才や五才の幼童(おさなご)書を讀(よみ)文字かき和歌を詠み説教なして老人によく理をさとすも有ノ又生れながらにして怪力の奇童など緒新聞紙上に見へたり こゝに又第三區十二小區新町南通り一町目の客舎大林長治郎の男徳太郎は五年四ヶ…

大塔宮熊野落 第四~第六

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2539732 24(三行目) 第四其後 兵部卿しんわうは 権現の御おしへにまかせ くま野山を立出て 十津川さして入給ふ 宮をはじめ奉り 御供の人々をはとある辻堂におき参らせ 光林房たゞ一人 とある在家を見てあれは…

大塔宮熊野落 第一~第三

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2539732 2(広告)六段物目録一、酒呑童子 二、和田酒盛 三、なごや山三 四、塩屋文正 五、現在松風六、大しよくはん 七、紅葉がり 八、楠湊川 九、色小町 十、光源氏袖鏡十一、難波物語 十二、源氏十二だん 十…

魁題百撰相 大塔宮

大塔宮護良親王は後醍醐天皇の皇子也 比叡山に上り座主とならせ給ひて大塔宮と申し奉る兵術に精く勇力ましますに依て北条高時が奸訴暴行を悪み給ひ暗に是を誅戮なし給はばやと御企ありしに忽ち六波羅に聞へ討手の大軍向ふに居て笠置に篭らせ給ひしばしは支へ…

大塔宮

大和名所図会 巻の7より 大塔宮 殿野兵衛宅は十二村の荘殿村にあり大塔宮二品親王山伏の御すかたにて熊野より落させ給ひ十津川小柳着きおはしまして竹原八郎入道の甥に戸野兵衛といひしものゝ家にしばらく入せ給ふよし太平記に見へたりその末葉今の世にもあ…

吉野城の大塔宮

大和名所図会 巻6より 元弘三年正月十六日大塔宮吉野城に籠らせ給へば鎌倉勢六万余騎前後を囲みて攻寄ける 大塔宮の御鎧に立つ矢は七筋 血の流るゝ事瀧のごとし もはや御最期の酒宴ある所へ村上彦四郎義輝 錦の御鎧を賜り宮の御身かはりとなりて敵を欺き 宮…

出世景清 第五

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-383 ニ10-02172 など (ニ10-02172 コマ30の左頁から31の右頁落丁) 28(左頁2行目) 第五うだいしやうよりとも公なんとの大ふつ御さいこうまし/\ すでのじやうじゆとうつたふれば くやうのほうしや…

出世景清 第四

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-383 ニ10-02172 など 21(左頁) 第四けにやまうしやうゆうもうんつきぬれば力なし ふびんやなか げきよかまくらよりのひやうぢやうにて 六はらのみなみおもてにはじめてろうを立させらる いちいしら…

出世景清 第三

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-383 ニ10-02172 など 15(左頁6行目) 第三悪七兵衛かけきよゆくえしれずなりたれば 尤天下の御大事と諸国のゆかりをせんぎ有 中にもあつたの大ぐじはげんざいのしうととて ちばの小太郎からめ取てけ…

出世景清 第二

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-383 ニ10-02172 など 9(右頁5行目) 第二まことやたけきものゝふも恋にやつるゝならひ有 たきゝをおへる山人も立よる花のかげきよも つねに清水寺のくはんぜおんをしんじ奉り さんけいの道すがら清水…

出世景清 第一

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ イ14-00002-383 ニ10-02172 など 2(左頁) 出世景清 (第一)めうほうれんげきやうくはんぜおんぼさつ ふもんぼんだい廿五は大ぜう八ぢくのこつずい しん/\゛のぎやうじや大じ大ひのくはうみやうにあづかり奉…