仮想空間

趣味の変体仮名

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

碁盤太平記(兼好法師あとをひ)

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース イ14-00002-322 2 兼好法師あとをひ 碁盤太平記 付く師直がさよ衣今は一様の黒羽織 并に大勝四十七目のいし 近松門左衛門作 物もふどなたぞ頼みましよ 頼みませふものもふもふ…

兼好法師物見車 中之巻

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース イ14-00002-273 25 中之巻友とするにあしき友七つよき友三つ有一つには物くるゝ友二つにはくすし 智あるともこそえきしやなれ こゝに侍従が父うづまさの又五郎 もとは火たきの…

兼好法師物見車 上之巻

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース イ14-00002-273 2 兼好法師物見車 近松門左衛門作つれ/\゛なるまゝに日くらし硯にむかひて 心にうつり行よしなしごとの手ならひに 人にいふべき思ひならねば神の御願(ぐはん…

国性爺合戦 第五

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース イ14-00002-299 97 第五たいさんをわきばさんてほくかいをこゆることはあたはず王の王たらざるはあたはさるにはあらずとかや 延平王国性爺兵を用ることたな心にまはすかごとく …

国性爺合戦 第四

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース イ14-00002-299 76(左頁) 第四もろこしの便今やとまつらがた 小むつが宿のあけくれはからの姫みや相住みを あたりとなりもうき名立唐と日本のしほざかひ ちくら者かとうたは…

国性爺合戦 第三

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース イ14-00002-299 51(左頁) 第三仁ある君も用なき臣はやしなふことあたはず 慈有父もえきなき子はあひすることあたはず やまともろこしさま/\゛に道のちまたはわかるれど まよ…

国性爺合戦 第二 

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース イ14-00002-299 29(左頁) 第二 はまつたひ綿蛮(めんはん)たる黄鳥丘隅(くはうてうきうぐ)にとゞまる 人としてとゞまる所にとゞまらずんば鳥にしかさるへしとかや 爰に大…

国性爺合戦 初段

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース イ14-00002-299 2国性爺合戦 第四回目 竹本播磨少掾七回忌追善 大序 竹本大隅掾 大西藤蔵 初段 中 竹本紋太夫 鶴沢義助 次 竹本土佐太夫 竹沢弥七 切 竹本千賀太夫 大西藤蔵 二…

新曲釣女(常磐津稽古本)

義太夫が見つからないので常磐津を読みました。 読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856758 2(左頁)能のはじまりし頃狂言を可笑といひしよし 新曲 釣女 常磐津小文字太夫 直伝 岸澤式佐 節付 抑(そも/\)是は猿楽の昔よりして其業(わざ)の…

古今名婦伝 中万字の玉菊

古今名婦伝 楳()素亭 玄魚記 中万字の玉菊亨保の頃新吉原中万字屋(なかまんじや)の遊女玉菊はさはかりの美女にもあらねど其素性(さが)よきうまれにして諸人に愛せらるゝ事廓中に比ぶものなし其頃拳相撲(けんすまう)といふこともつぱら流行せしが玉菊…

竜虎問答

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2534145 3龍乕問答序(りようこもんたうしよ)風雅でも無く。洒落で無く。しょう事なしの山師の名を。尋ねて爰え廓の雑談(ぞうたん)。此傾城と 4云ふ文字に。一度(ひとたび)笑(えめ)ば代物を。傾むける…

生玉心中 下之巻 嘉平次おさが道行  

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-00182 47(左頁) 嘉平次おさが道行 下之巻なむあみた/\ なむあみだ仏なむあみた/\ なむあみだ/\ なむあみだぶつなむだみだ/\ 南無阿弥陀仏を頼ても 西をうしろにあゆみ行極楽浄土にそむく…

生玉心中 中之巻

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-00182 33(左頁) 中之巻こゝろ/\の あきなひも 皆世渡りの大和橋 下行水の淡(あは)よりも色にぞかねは消やすく 際(きは)は素焼の明(あき)徳利けふのあやめの節句にも 見世指し身皿とや…