仮想空間

趣味の変体仮名

てんぐのだいり 下

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/pid/2533223/1/3 15 てんぐのだいり 下 さてよりも十はうじやうどをおがみたてまつれば。ぢごくのうきに ひきかへて。けんぶつもんぼうのしよぶつによらいの御さうがう。あり がたきとも中/\にたとへんかたなし。中にもすぐ…

てんぐのだいり 上

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/pid/2533223/1/3 3 てんぐのだいり 上 さるほどにほうぐはん殿は。七つのとしよりくらまの寺にのぼらせ 給ひて。御がくもんをめされつるかもとより此きみは。びしやもんの 御さいたんのわかぎみにてましませば。七つの御とし…

加賀国篠原合戦 第五

読んだ本 http://base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.jsp?DB_ID=G0003917KTM&C_CODE=0084-000907 97(二行目) 第五 寿永二年仲夏(ちうか)下旬 草もゆるがす旱(てり)つめし 日影も西に赤籏押 立三位中将維盛 敗軍をふたゝびあつめ恥を虚むる一戦とて 死を一決…

加賀国篠原合戦 第四 連理のかさぎね

読んだ本 http://base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.jsp?DB_ID=G0003917KTM&C_CODE=0084-000907 75(左頁) 第四 連理のかちぎね さいたさくらになぜこまつなぐこまがいさめば 花がちる ヤレモ サウヤヤレヤレサテナ こまがいさめば花がちる じゆえい二年のはる…

加賀国篠原合戦 第三

読んだ本 http://base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.jsp?DB_ID=G0003917KTM&C_CODE=0084-000907 47(左頁) 第三 民に臨むこと凛乎として 朽ちたる索(なは)を以て六馬(りくば)を馭(ぎょ)するごとしとかや 西八条の侍大将越中次郎兵衛盛続(もりつぐ) 御領…

加賀国篠原合戦 第二

読んだ本 http://base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.jsp?DB_ID=G0003917KTM&C_CODE=0084-000907 26 第二 浮き沈む憂(うき)を浮世の浪風や 人の心のあら海を渡りくらべてかへり みる 身の信楽の片邊(ほとり)に稲津の刑部俊治(としはる)と云者あり 元来源 氏…

加賀国篠原合戦 第一

読んだ本 http://base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.jsp?DB_ID=G0003917KTM&C_CODE=0084-000907 3 白鬚実盛 黒髪実盛 加賀国篠原合戦 作者 竹田出雲 長谷川千四 道は元来一(いつ)也 衢(ちまた)多きゆへに南北に迷ふ 絲(いと)は 元来白く染(そむ)るにより…

家電侍スペシャルより

ドラマ「家電侍スペシャル」の演出用文字 中央「徳川綱吉」の部分を読みます。 徳川綱吉(弁)天さんと添臥の 花の錦の飾夜具(はたちばかりも)積かさね 蓬莱山と祝ふなる春景色浮て鷗の一ィ二ゥ三ィ四ゥ(いつか東へ)つく波根の 彼面此面を都鳥(いざ問わ…

大地震鯰問答

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/pid/1304010/1/1 安政二年十月二日 大地震鯰問答 「なまづ」ヤアあめりかのへげたれめ此日本をばかにして二三ねんあとからおしをつよくもきやァがるうぬらがくるので江戸のまちがそう/\゛しいやくにもたゝねへかうえきなんぞ…

地震鯰の取調べ

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/pid/1303386 かしまさま「くに/\゛の地しんどもの見せしめにまづ江戸のぢしんめをてひどくうちのめししよにんのあだをてきめんにとるがよか ろう 鹿島様「国々の地震共の見せしめに、先ず江戸の地震めを手酷く打ちのめし、諸…

大都会不尽(おほつえふし)

安政大地震絵 大都会不尽(おほつえふし)二上り〽大なまづゆゥら/\世間は大そう火事をけし御すくひはおたきだしにけ出すおやこは無事のさた大どうのつゝはり丸太あんまころんで仰てんしわらじの値を上ケて御ふれに番太もぞつとしてかべふるひじやうだん所…

菅原伝授手習鑑 第二

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース ニ10-01216 32(左頁) 第二 道行詞の甘替(あまいかい) サア/\子供衆買ふたり/\ 飴の鳥じゃ飴の鳥 夫がいやならしる飴鑿切(のみきり)泣く子の口へは 地黄煎玉 扨其外(ほ…

菅原伝授手習鑑 第一

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース ニ10-01216 3(大内の段) 再版 序詞 菅原伝授手習鑑 竹田出雲作 蒼々たる姑射(こや)の松化(け)して婥約(しゃくやく)の美人と顕はれ 珊々(さん/\)たる 羅浮山(らぶさ…

後鳥羽院

小倉百人一首 99番 後鳥羽院 人もおし人も うらめし あちきなく よをおもふ ゆへに物おもふ身は 人も惜し人も恨めしあぢきなく世を思う故に物思う身は あぢきなく=おもんない

今昔操浄瑠璃 外題年鑑

読んだ本 https://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/chi13/chi13_00777/index.html (PDF) 1 外題年鑑 2 今昔操(こんじゃくあやつり) 浄瑠璃(じょうるり) 外題年鑑目録(げだいねんかん もくろく) ○古流(こりう)井上播磨掾(はりまのしやう) 分…

近江八景 唐崎夜雨

「近江八景之内」 唐崎夜雨 夜の雨に 音をゆつりて 夕風を よそに 名たつる から崎の まつ 夜の雨に音を譲りて夕風を余所に名立つる唐崎の松 初めて見た「そ」 =そ(所) 初めて見たんじゃなくて「跡」と誤読した事があったかも。

絵本百物語 桃山人夜話 巻第四

読んだ本 https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100226243/16?ln=ja 3 桃山人夜話巻第四 第廿七 手負蛇 (だいにじうしち ておひへび) 蛇は陰地に生じて陰気をすく(好く)がゆへに執念深し 依て手を負はせ なま殺しにするときは かなら ずあた(仇)をむくふ…

最明寺殿百人上臈 下之巻 

読んだ本 黒木文庫 https://iiif.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/repo/s/kuroki/page/home 最明寺殿百人上臈 46(左頁) 女鉢の木 最明寺殿道行 〽ゆくえさだめぬ道なれば /\ こしかた もいづくならまし 是は一しよふぢうの しやもんにて候 我此ほどはしなのゝ国に …

最明寺殿百人上臈 上之巻

読んだ本 黒木文庫 https://iiif.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/repo/s/kuroki/page/home 最明寺殿百人上臈 1 女はちの木 竹本筑後掾直伝 山本九兵衛刻板 中の芝居 九月替り 初狂言女鉢の木 一 浦左衛門女房 中村富十郎 月小夜 其外役?相添相勤申候 2(1に同じ) 3 …

絵本江戸紫 下

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/pid/2575202 3 笑顔(わらいかほ) いかほと おかしき 事ありとも 目顔を しかめ 又は 其ほとり まて も 響(ひゞく)ほとも 高笑(たかわらひ)をし 畳に 臥(ふし)て 人の 見る めを はゞ からぬ は 人からを 見おと さる…

絵本江戸紫 中

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/pid/2575201 3 櫛 楴枝(くし かうかい:櫛笄) いにしへは 黄楊(つげ)にて 製したるを 上品と 定めけると 見へて 定家(ていか)卿(けふ)の 御うたに つけのおくしと 読(よみ)給へり 鼈甲(べつかう)を もちゆるは 近…

絵本江戸紫 上

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/pid/2575200/1/2 2 序 新玉(あらたま)の年のはしめ門に松竹(まつたけ) もふくるも寿を粧(よそほ)ふならす哉(や) 人として粧ひなくはあらめわきて 婦(をんな)はいかはかり美(いみじ)くとも脂粉事(よそほふこと)…

絵本浅紫

読んだ本 https://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/ro09/ro09_04452/index.html PDF 2 絵本浅紫序 花は上野月は隅田川の流れに影ひろごり て猶前編にもれたるを寝問(ねどひはどひ)の童我(わらんべ)の 詞につきて紅翠軒(こうすいけん)の答(こたへ…

女殺油地獄(再読)

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース イ14-00002-140 (再読) (参考:平成二十六年七・八月 文楽劇場公演床本集) 2 上巻 女殺油地獄 作者 近松門左衛門 舟は新造の乗り心、サヨイヨエ、君と我と、我と君とは、図…

黄素妙論

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/pid/2541834/1/2 *松永久秀が愛読した養生本ということで読んでみたのですが、男女の営みを健康法として捉えた指南書でした。騙したな。持主の村上氏でしょうか、甞てこの本を所蔵していた方が実践に及んでいた形跡が漢方の…

おさな源氏 巻九~十

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2567277?tocOpened=1 2 源氏物語 巻之九十 宇治十帖 はしひめ しいかもと あけまき さわらひ やとり木 あつま屋 うきふね かけろふ 手ならひ 夢のうきはし 以上 橋姫 椎本 総角 早蕨 宿木 東屋 浮舟 蜻蛉 手習…

美盾十二史 卯 足柄山の姥

https://dl.ndl.go.jp/pid/1301737 卯 足柄山の姥(あしがらやまのやまうば)春は青柳の糸繰(くり)ため 秋は月下に機織(はたおり)ぞなく 我(わが)子を育(そだつ)る百折千魔(ひゃくせつせんま) 赤き心は梢の紅葉(もみち)か みさほ(操)正しき雪…

源氏雲浮世絵合 若紫

若紫手につみていつしかも見んむらさきのねにかよひける野辺の若草 紫の朱(あけ)をうばふといふ事は訳をしらざるにて口(ぐち)色香に染(そま)る浮気してゆかりほどふる杜若(かきつばた)遂さめ安きその中に操をたてる常磐木は思ひのたけの一ふしに千代…

源氏雲浮世絵合 夕顔

https://dl.ndl.go.jp/pid/1310001 夕顔よりてこそそれるとも見めたそかれにほの/\みゆる花の夕顔 賛辞 花笠外史京摂(かみがた)に蒼嫁(さうか)とよび。爰に夜鷹といふ。鷹は則(すなはち)拳を放てばかならず獲物あるの謂(いひ)にして。義士四十八鷹…

源氏雲浮世絵合 空蝉

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1309972?tocOpened=1 源氏雲浮世画合(げんじくもうきよえあはせ) 空蝉 うつせみの 身をかへてけり このもとに 猶人からの なつかしき かな 「曽我五郎時致」 十八年の天津風けふ吹かへす 父の仇墨を呑身に漆…