仮想空間

趣味の変体仮名

にっぽん!歴史鑑定 なるほど!江戸時代~庶民の暮らし~

 

読んだTV番組 https://www.bs-tbs.co.jp/culture/kantei/

 

f:id:tiiibikuro:20190911125612j:plain

 

損料屋

f:id:tiiibikuro:20190911130328j:plain

どう三分 かう/\いふ
わけだから どうぞ此
よろいに三百りやう かし
てくりやれ

くまよ おちやを
あげろ

 

※読み間違いでなければ「よろい」とは左脇に重ねて有る掻巻蒲団のことと思われます。「掻巻蒲団」のことを「直垂衾」とも言い、「直垂」は「鎧直垂」の略称だそうです。なので「掻巻蒲団」をより高額であろう「鎧」と称し三百両の大金を借りようとしているのではないかと思いました。右のおっさんが。ギャグ交りに。ふざけてます。つまり損料屋(褌でもなんでもレンタル屋)に向かって蒲団を質に金貸してちょんまげと言っているわけでして、いや最初から質屋行けよってはなし。

 

 

ポスター

f:id:tiiibikuro:20190911134717j:plain

富山名物 ちのみち 妙やく
月水早おとし
小伝馬町 薬種問屋 信濃屋久兵衛

 

 

 武士の内職

f:id:tiiibikuro:20190911140207j:plain

 本業(げう)
?もれば

?を
の豊(ゆたか)さ

 

 

左官

f:id:tiiibikuro:20190911140503j:plain

 家職幼絵解之図(国会図書館蔵を参照しました)

左官のつかふ下塗の土は
あらきだ土をよしとする 是を
やわらかにして つとゝいふて
わらを一寸位に切たるをまぜ
是にて塗るをあらかべといふ

其かわきたる
上へ荒木田土を
とろ/\に水をいれて
ゆるくし ごみをこし
とり 又砂をよく
振ひて交ぜ合せ 是にて
中塗をする 図

 

 

 大工の足場組み

f:id:tiiibikuro:20190911142018j:plain

 衣食住之
内家職幼
絵解之図

第十三
上棟(たてまへ)とて大工の切組をしたる木
品を鳶人足とも仕業(しごと)しともいふが
杉丸太にて足場といふてあしがゝり
をわら縄にて結い土台をすへ それより
柱をたて梁をかけ 其上へ小屋と

いふて 屋根の 形をとり つくる図