仮想空間

趣味の変体仮名

平太郎住家(木遣音頭)の段

ピアノ弾かないのにバネ指、テニスしないのにテニス肘、半年余りすっぱりとパソコンのタイピングを止めたらちっとはマシになったかな。今月の文楽公演にて卅三間堂棟の由来「平太郎住居の段」を初めてカットなしで観ましたら、あらら、こんなに惨たらしい展開だったかしら。読んだつもりで忘れていたおはなしをも一度読んで確認しよう。

 

 ※緑色の字の部分が此の度の初見

 

 

 

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856230

 

 

1

大坂五行本

 大極

 上紙 清版  版元 東京日本橋区上横町八番地 高橋書店

卅三間堂棟由来

平太郎住家の段   豊竹巴太夫 三絃 竹澤彌七

 

 

2

卅三間堂棟由来 三の切

夢やむすぶらん 妻はあたりを

立退て 奥を覗いつ立戻り おづ

/\傍へ立寄てゆり起せ共夫は

寝付の高鼾 風が持くる斧の音

 

 

3

伐木とう/\てう/\と 木を伐音や

こたへけん お柳は身内の苦しみを

じつとこらへて立寄ど 得も岩代

の結び松我は柳の緑子が 顔を

眺めつとつ置つ 漸に気をしつめ ヲゝ夫

 

よ 互に顔を見て居ては 身のうへ

語るも面はゆし 寝入給ふを幸に

今自が云残す 必夢と思さずと 白(あから)

地(さま)に聞てたべノウ我こそ誠は柳の精

雨露の恵に生育ち かやうに夫婦と

 

 

4

成事も一方ならぬ因縁ぞや先の生

にて誓たる 契を結ばん其為に 仮に

女の姿と変じ 柳の本に待受て 夫婦

と成しも五とせの 春や昔の春の頃

季仲が鷹狩に 鷹の足緒のかゝりし

 

時 数多の武士に切崩され 既に枯

なん此柳 其時お前が一矢の手柄 鷹

を助けて葉柳の 枝に障るもアレ/\/\又もや

爰に散くる葉は我を迎ひに来るかと

思へばやる方詮方も なく/\見ゆる足元へ

 

 

5

ちりくる柳の葉隠れや 乱るゝ心押鎮め

其時の情の恩 送る月日もかさなりて

柳の花のコレ此緑丸 最早今年で五

歳の春秋の重なれば 乳がなくと育つ

べし 成人の後々は父の弓矢を請つたへ

 

潔い名を上てたも ヤア母は今を限りにて

元の柳に帰るぞや 必草木成仏と 回

向を頼む夫よ子よ 離れかたなや悲し

やと いふ声さへも忍び泣 立て見居て

見声上て わつと斗に泣叫ぶ 音に目

 

 

6

覚す平太郎 扨は夢共現共 聞しは誠

で有けるか 何迚つれなくやるへきぞと

抱き留れば一間ゟ 老母も供に転び出

様子は聞たコレお柳 嫁女なふと呼声も

ちりくる柳の葉隠れに形は消て失に

 

けり そこよ爰よと母と子が 尋る音に

緑丸 かゝ様どこへ行しやつた かゝ様いのふ/\

かゝ様と父が後に欠廻り 尋迷ふ稚子を

見るにたへ兼爺親も 緑が母やい 嫁女のふ

かゝ様と声をはかりに三人が 尋廻れば遉にも

 

 

7

引かるゝ心 執着の 又も姿を顕はす有様 ヤアかゝ

様かとかけ寄る稚子 夫も涙の声を上 非情

の草木と云ながら 情有ばこそ是迄に 睦し

くも馴なじみ 一人の若を設し身か 何迚ふり

捨て帰りしぞ せめては母を見送る迄 供に

 

介抱してくれよと託ち歎けば漸に しほるゝ

顔を振上て 伝へ聞 安倍の童子が母上

も 丁ど我身と同じ事 一人の子を残し置 信

田の古栖に帰りしとや 夫は野干の年ふる身

我は元より草木の 帰る古栖の柳は今 切崩

 

 

8

されて枯柳 帰るといふは消る身に 何迚形を

残すべき 哀と思し給はれよ 白河の法皇

御悩頻迚 都の使来りつゝ 我身を切捨て申

なり 最早朽木も時を得て 一宇の棟と成

事も 一つは妙なる法の縁 仏果に連し縁

 

有れば情の恩を報ぜん為 一つの筐参らする

と 平太郎が手に渡し 夫こそは白河の法

皇の前世の御頭 夫を手柄に御身の上

再び出世をなし給へ 必緑が事 お頼み申

参らする エゝ/\離れかたなや可愛やなァ アレ/\

 

 

9

風の音に連柳の糸を切払ふ 斧鉞がてう

/\/\ 谺は爰に玉きはる 時こそ来たれいざさらば

/\/\の声の下姿は 見へず成にけり わつと斗に

三人が 闇ゟ闇に迷ひつゝ互に手に手を取

かはし前後不覚に 歎きしが 涙ながらに平太郎

 

我子を膝に抱き上 ナフ母人我よりは此若

が 愛着に引されて 嘸や名残の惜からん

譬姿は見へず共 柳は妻がなき俤 今一

度此緑に見せもし我も見もしたし 蔵人

とやらんにも対面せん 母人には此髑髏

 

 

10

仏間へ直し下さるげし 其は今直に 躮を

連て柳の元へ ヲゝそれ/\一時も早ふ緑を

つれて ハゝア然らば直さま サア緑よこいと我

子の手を引き(柳が元へと辿り行く)二足三足 深山隠れの山守  

に 入相告ぐる鐘の音 かぞへなからもそろ

 

/\と 探る足元見付る母 コレ平太郎

そなたは何とぞ仕やつたか コレばゝ様 とゝ様は

目が見へぬはいのふ ヤア/\そりやまあいつ

から ハイ さればでござります 一月余りふと

鶏目がおこりましたが 女房にも云ふくめ

 

 

11

是迄はお隠し申た エゝ聞へぬ平太郎

そふいふ事ならとくゟわしにも アゝコレ 何にも

お構ひなさるゝな したがお前にも此

坊(ぼん)めも マ今夜から嘸便り ヲイノ折も折

とそなたの眼病 猶更わしも力がない アゝ

 

アレ/\モアノ雪のふる事はいのマア/\火を燈しま

せふと行燈に 手早く燈し提灯をうつし

持たる緑丸 簑よ笠よと打着せて そん

ならちよつと参つてさんじましよ ヲゝ怪家せ

ぬ様に ソレ緑よ手を引けよ あい/\/\ あいろは見へぬ

 

 

12

鶏目の父 杖は我子を力草 柳が本へと

たどり行 母は仏間の看経(かんきん)に 鉦も幽に

六字詰 風も身にしむ黄昏過き 心の鬼

の和田四郎 昼の衒の兼てより 夜は山賊(やまだち)

の大胆不敵 何でもほり出ししこためんと 大だら

 

差足覗ひ足 ぎしつく畳の物音に 誰

じや/\ イヤ大事ない盗人じや ヤアと恟りしな

がらも イヤモウ折角這入らしやつても 見込のない

此内了簡して逝(いん)で下され イヤコリヤ婆おれじや

ハテ昼来た者じやが 見しらぬか ムウナニ 昼きた

 

 

13

といやるからは ヲゝ畑主よ云たはアリヤ嘘じや 山

家のとろくには似合ぬ 黄金十枚はハゝよい

仕物 まだ臍くりが有であろ 有たけそこへ

さらへ出せ コリヤ命は助けてやるはいやいと鯉口

ならしおどしける エゝ口惜い 夫と知たら其時に

 

やみ/\とはやるまい物 エゝ平太郎は戻ら

ぬかいの エゝやかましいはやい コリヤモウどふですなを

では出しをるまい 捜してくれんとかけゆくを

そふはさせぬと取付を 蹴飛し/\のつか

のか 納戸を引出す古葛籠(ふるつゝ゛ら) あたふた

 

 

14

明けて手に当たる 親子が着がへに包だ大小

鮫は鼠がまだ外(ほか)に 御明kし上た釣おまへ

備へし髑髏を見て恟り どこやらぞゝかみ

立退しが 打俯いてコリヤ婆よ 葛籠に刀

が有からは浪人に極つた ガ又 あの髑髏(しやれかうへ)は何

 

の為じや サア夫ぬかせ ヲゝあれはの 息子が

出世する大事の物じや ムゝ何じや出世する

ガ其出世が耳寄じや コリヤ何者の髑髏じや

サアぬかせ ぬかさぬかやい ぬあかさにや斯じやと

引抜く段びら 目の先へさし付くれば アゝいや/\/\

 

 

15

譬ずだ/\に切られても云ぬ/\ ヤアどしぶとい

老ぼれめ 骨をひしいで云すると 命もあら

縄見付出し がんぢがらみにくる/\巻 見上る

燈籠の釣縄ほどき 結び付たる猿縛り

サア/\ぬかせ/\と いふては引はる釣縄に 次第に

 

しまる縛り縄 血筋赤らむ蔦椛 命の

蔓そ危ふけれ ハゝゝ もがくは/\ 情(じやう)のこはい根性

から いたいめを見をるはい コリヤ下は滑(なめら)の溜り池氷

の地獄じや サアぬかせ /\と責せつてう 老母は

苦しさ声も出す降くる雪に争ふ白髪

 

 

16

齶(はぐき)にしたふ血の涙 見やる向ふに提燈の 光

に恟り南無三と 縄を放せば真逆様 水の溜へ

おちこちのむざん成ける次第也 遉の四郎

も狼狽眼 表へ逃んも一筋道 やり過して

行んずと 庵の庭に身を忍ぶ 斯とは知ぬ

 

平太郎 案内はいつも我門に 定燈明の

光りさへ 提灯の火に緑丸 コレとゝ様 仏(のゝ)様へとぼし

た行燈が落て有 ヤアどれ/\ ホンニこりや落て

有 ふしぎ/\と門の口 母者人申 漸今帰りまし

た 母者人/\ コレ/\緑よ 母人は見へぬか アレ/\とゝ様

 

 

17

婆様が池へはめて有はいの ヤアと驚き走り

寄 探り尋ぬる手先へさはる 縄を力に親と

子が 漸にかづき上 コレ/\申母者人 何者が此

様に ばゝ様イのふ/\ といへどこたへもあら悲しや

體は氷と冷切たか こりや何とせふどふせう

 

と かけ出してはかけ戻り 立たり居たり気は半

乱 エゝ/\目が明きたい 開きたい 鶏目が何の因果

ぞと 母に取付き身をもだへ声をはかりに 歎し

が ハツアそふじや水に溺れし體には 藁を焼て温

むれば 再び息を返すと聞 ヲゝそれよ/\と爺(てゝ)

 

 

18

親が 差図に簑を搔集め 蝋燭の火を差し

寄せて 心を焦す煙さへ 親子が心通しけん

うごめく體に猶も口寄せ コレお心慥に 母人様

/\と 声を 限りに呼生ける 漸に目をひらき

糸ゟ細き声を上 ヲゝ平太郎 緑もそこにか

 

ハイ/\緑も爰におりまする お心が付ましたか

モ何やつが此所為(しはざ) 何者とは昼来たやつが ムゝ

扨は衒で有たるよな シテ/\どつちへうせました

アゝコレ平太郎 母が横死は定まる業(わさ) 随分

身をば大切に 曽根の苗氏(めうし)を起しなば 是に上

 

 

19

こす悦びはない 随分親子長生して 末の栄

を見せてたも 夫が冥土の土産ぞや 取分

不便は孫緑 今一度顔と引寄って 声を

限りのくどき云(こと) 可愛や親には思はぬ別れ

弁へもなき子心にも 嘸や便なふ思ふで有

 

可愛の者やいぢらしや 又一つには嫁お柳

かはいひ夫子をふり捨てて 帰る柳は切

崩され 魂宙宇をうろ/\と 絆に引れ

迷ふで有 コレ/\魂家(や)の棟放れずば今一

度姿をば見せてたもとくどき歎ば平太郎

 

 

20

けにいかなる悪日ぞ 妻には別れ其

上に天にも地にもかけがへなき たつた一人の

母人が非業の別れは何事ぞと 悔みの

涙はら/\/\ かゝる憂目を三熊野の那智

のお山の瀧津瀬も一度に 落くる如く也

 

老母は今はの声の下 ノフ平太郎 緑が事

を頼むぞやと いふが親子が一世の別れはか

なく息は絶にけり 重る思いに親と子が前

後ふかくに歎きける 様子をとつくと和田四郎

うしろに立てせゝら笑い ハゝゝばゝめはくたばる

 

 

21

爺(とゝ)めは眼が潰れたな ムそふいふは昼うせ

た衒よな 目前母の仇敵 覚悟ひろげ

と云せも立ず コリヤヤイ 眼(まなこ)も見へぬざまを

仕て じたばたひろげば命がないぞよ コリヤ

アノ髑髏は出世の種とぬかすから何者

 

の髑髏じや 有様にぬかせ ぬかさにや

うぬも小倅も 今目前に芋ざしじや

ヤぬかしたか うぬらが手に合某ならず

コリヤ/\緑よ 刀を奥で取てくる 此手を

ちやつと引てくれ ヤイ/\其大小は引さらへ

 

 

22

爰におれが持て居る 是がほしくば

サアぬかせ ぬかさゞ是じやとひらめく

刃先 目先は見へぬ真の闇 こはい/\と緑

丸 逃行く首筋引つかみ サア小びつちよ

からさいなもか 但しはぬかすかサア/\/\/\何とゝ

 

人質取たる手詰と手詰 エゝ/\此眼が明

てほしいなァ 南無権現様/\ お柳やい ヤア

かましいわい いつその事に此小伜

芋ざしにしてくれんと 段平逆手

に取直せば アレエ/\と泣声に 今はたへ兼

 

 

23

手を合せ アゝコレ申ます/\ 何を隠さふ

あの髑髏は 白河の法皇の と半分

聞て ムゝよし/\ つい一言で済む事を ソリヤがきめ

をこますと投やれば 親子が嬉しさ縋り

寄 溜息ほつとつく空に 烏の羽音

 

二声三声雲間を さして飛で行 其

隙(ひま)に和田四郎 髑髏を小脇にかい込で

白状をひろいだ褒美 是をくらへと切

付る かい沈で利腕しつかり コリヤどふじや

イヤうぬが眼が見へるかよ ヲゝ アレ/\/\ 蟻の這迄

 

 

24

見へるはふしぎ ヤア/\/\/\ ヤそんなら生けては置れぬ

と 切込む刀引たくり 池の深みへ頭転倒

尻引からへつつ立たり ヤア とゝ様強ふ

成たの ヲゝほんよ とゝはもふ目が見へるぞよ

嬉しいか/\ 何より大事は此御頭(みぐし)と しつか

 

と渡す後の方 這上つたる和田四郎

腕をかためて切込を 心得鍬にてしつ

かと受留 斯目が明ば百人力 盗人風

情の儕等に刀を当るは刃の穢れ うぬ

に似合た鍬の刃先 老母が敵観念

 

 

25

せいと 打てかゝるをはつしと請ヤア盗人

とは案外なり 季仲の謀反に組し

軍用金を集ん為山賊(やまだち)夜盗は仮

の渡世 鹿嶋三郎義連なり こけ

猿めらが命の宿がへ 一々そつ首ならべん

 

と 広言たら/\付入る早足(さそく) こなたも弓

矢は手練の若者 請つ流しつ切結ぶ 鎬(しのぎ)

を削る吹雪の空 霙交りの雨の脚

踏すべれば踏当り組づ転んづ いどみ

ける 平太郎が多年の誠神や力を

 

 

26

添ぬらん 切伏/\乗っかゝり 老母の敵嬉し

やと 親子は體踏付/\嬉しさ限りなかり

ける折からさつと冷風の 身にしみ/\゛

としみ渡り 親子は顔をふり上れば 影

か有ぬか緑が母 ノウ平太郎殿 御身

 

多年の孝行と信心の功徳により

月日の両眼明らかに忽ち敵を討たるも

大権現の神勅なり 肌の守りを見給へ

と いふ声斗聞ゆるにぞ 始てはつと心

付 誠にふしぎは此両眼 眼前敵を討

 

 

27

たるも 偏に神の加護成かと 懐中の

守りゟ牛王取出しよく見れば数多の

烏の影もなく 扨こそ大霊権現の 不

思議を見せしめ給ふかや ハイ/\/\有がたし/\と

肝に銘ずる折こそ有 又も羽音は悦び

 

烏 飛つれ/\まのあたり開きし紙は

忽に 元の牛王と成にけるかゝる奇

瑞を三熊野の牛王の威徳末の世

に 門戸に押て盗人を防ぐ守りそあり

がたき 早東雲の街道筋 木やり囃子

 

 

28で地車の 轟く音ぞいさましや

和歌の浦には名所がござる 一に権現

二に玉津嶋 三に下り松 四に塩釜よ

ヨイ/\ヨイトナ 俄に車地にすはり えいや声

して人歩共 おせ共引共一寸も 先へ

 

行ぬぞふしぎなる 警固の武士

進ノ蔵人さはぐな者共 思ひ当ること

こそあれ せくな/\と制する所へ 身

ごしらへして平太郎 緑を連て出向ひ

扨こそ此木の動かぬは 目前親子恩

 

 

29

愛の別れをおしむと覚へたり 妻が

霊をもいさめる為 何とぞ綱を此伜

に 引させて給はらば有がたからんと 願ふ

にぞ アゝさこそ/\ 某もさは存ずる所

左様ならば此柳新宮の濱先迄 跡は

 

海手を流さんと 錦の袋を手に渡し

御頭を是に包まれて跡ゟ登り給へかし

我は先立 法皇へ 此趣を奏聞せば 曽

根の家を引起し父の敵時澄(ときずみ) 折を以て

某が宜しう手引仕らん イザ御用意と

 

 

30

すゝむれば ハア忝しと一礼の 緑諸共立

かゝり 木やり音頭は父が役 かさす扇

もしほれ声 むざんなるかな稚き

者は 母の柳を 都へ送る 元は熊野の

柳の露に そだて上たる其緑子か ヨイ/\

 

ヨイトナ こりやおれがかゝ様かと 綱引

捨ててわつと泣すがり歎けば爺親

は 涙に声も枯柳引ば 引るゝ恩愛

の孫よ/\と夕部まで いとしがつたる

老母さへ 道のちまたに葬らん

 

 

31

と かき抱きたる孝の道 忠義に

厚き蔵人がいさめて帰る都の

土産 梛と柳と契りたる連理

返りや楊枝村 女夫坂迚云伝ふ

棟の由来の因縁を語り 伝へていちじるき