2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧
藤原実方朝臣果久止 多尓 盈也盤 以不幾 農 左之毛久佐佐之毛 志良之 奈 毛遊留 於毛比 越 かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな もゆる思ひを
読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/pid/2567585 1 かゝり火 2 このごろ世の人のこと草に内のおほい藤の いま姫君とことにふれつゝいひちらすを源 氏のおとゞきこしめしてともあれかくもあ れ人みるまじくてこもりいたらん女ごを。な をさりのかごとにてもさばか…
読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/pid/2567584 1 とこ夏 2 いとあつき日ひんがしのつりとのにいで給ふてすゞ み給ふ。中将の君もさふらひ給ふ。したしき 殿上人あまたさふらひてにし川よりたてまつ れる。あゆ。ちかき川のいしぶしやうの物。おまへに ててうし…
読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/pid/2567583 1 ほたる 2 いまはかくおも/\しきほどに。よろづのどやかにお ぼししづめたる御ありさまなれば。たのみきこえ させ給へる人々さま/\゛につけて皆思ふさま にさだめり。たゞよはしからであらまほしくて すごし給…
読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/pid/2567582/1/1 1 胡蝶 2 やよひ廿日あまりのころほひ春の御前の ありさまつねよりことにつくして匂ふ花 のいろ鳥のこえほかの里にはまだふりぬにや とめづらしう見え聞ゆ山の木だち中じまの わたり色まさるこけのけしきなど…
左京大夫道雅今八多ゝ於毛比堂盈奈武登者可里遠人徒亭那良天以不与之毛可奈 今はたゝおもひたえなむとはかりを人つてならていふよしもかな 今はただ 思ひ絶えなむ とばかりを 人づてならで 言ふよしもがな
読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/pid/2567581 1初音 2 年たちかへるあしたの空のけしき。なごり なく。くもらぬうらゝかげさには。かずならぬか きねのうちだに雪まの草わかやかに色づき はじめ。いつしかとけしきたつかすみに。この めもうちけふりをのづか…
読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/pid/2567580 1 玉かつら 2 とし月へだゝりぬれどあかざりし夕がほを露 わすれ給はず。心/\なる人のありさまどもを見 給ひかさぬるにつけても。あらましかばと哀にくち おしくのみおぼしいづ。右近はなにの人数なら ねどなを…