2018-02-01から1ヶ月間の記事一覧
これはなんでしょう。仮名手本忠臣蔵上演に際しての小道具帳みたいなものでしょうか。 平右衛門の刀が実はナマクラだったとか、細部の設定が知れて中々におもぴろかったです。書いたのは式亭三馬。巻末の、恐らくは虚構の新薬広告幷新刊案内もくすっと笑えま…
う(卯)きたつ(辰)や虎(寅)にをき稲(亥子)とり(酉)込み(巳)てもう(丑)うま(午)いぬ(戌)るひつじ(未)さる(申)ころ 浮き立つや虎に起き稲取り込みてもう馬往ぬる羊去る頃
2017年7月放送 BSジャパン「大江戸かわら版ワイドショー」より 仇討その1 頃其弘化三丙午八月六日御陣原二三の横丁においてかたきうちの次第をたつぬるに下谷車坂下釼どうのしなん井上伝兵衛 伜??十九才 かたき喜太夫 五十一才 おぢ原十左衛門四十八才 十…
男たる者は事に当り能(よ)く前先(あとさき)を思慮(かんがへ)て分別するを以て貴(たっと)しとす 去(され)は一度決心(けつちやく)の後再び未練を残す事あれば往々(とかく)禍害(わざはひ)を引出す事あり備中国浅口郡玉島村の田嶋政太郎は年五十…
読めない字も読み間違いも改めるのがめんどくさくてそのままに、 とにもかくにも最後まで読みかっ飛ばしました。 読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2536674 11青豆(?)豆腐豆腐水を去り、枝豆とよくすり合せ、葛の粉少し入れ、紙一面に付け、…
読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856687 2右頁 節章句早覚の事出のはる節はしとやかに 三字有のは小おくり又四字有時は浮おくり本ぶしのゆりこれとかや はるきんの跡ひろひなり はづみのふしにつきゆりや跡の三つゆりこれなれや たゝきと云はし…
2017年10月放送 日曜美術館アートシーン より 益田鈍翁の短歌 やはらかて 豆腐の様に 世の中は 豆て四角て をさまれ人よ 真中、右、左の順に読むのだそうです。 世の中は 豆で四角でやわらかで 豆腐のようにおさまれ人よ 筆致といい歌といい、いかにも湯豆腐…
見立多以尽 さかりをおめにかけたい新年より入て語る基鵡(うぐひす)は。赤阪の禁園に好音を送りて青山の花にあそび。溜池に住むはつ蛙と。ともに風流(みやび)の和歌友(なかま)。経よみ鳥のけふ。九重に。匂ひもふかき大君の。恵をたれか仰がざらん
見立多以尽 洋行がしたい深窓に養はれて。掌(たなこゝろ)の珠(たま)。楴(かざし)の花。と双親(ふたおや)の寵愛ふかく。令弱(おぼこ)と唱ふる婦女子の身にして。雷名を五大洲に轟かすものは。何ぞや。学問の功(いさをし)と。品行の正しきが故なり…
見立多以尽 かほが見たい 巫山(ふさん)の雨を憎む歌妓(べっぴん)は。俳優買(だうらく)の。お座敷つゞきに。とり/\不参の雨を妬まれ。破鏡ふたゝび待合の。軒行燈を照さずして。髭大尽を取逃せば。懇望(ねだり)て置た釵(かんざし)も。落花かさね…
見立多以尽 とりけしたい 出て三日人なら如何に猫の恋。と故人もいひし早咲の。梅も盛のつく頃に。隅田(すだ)の上流(うはて)の夜泊(よどまり)は。足もと暗き朧月に。顔をそむけて忍びがへし。浮雲(あぶな)くわたる糸爪を。研ぐや。遂げずや。挑まれ…
見立多以尽 はやく ひらかせたい 耐忍(しんぼ)さしやんせあの梅の木も。雪の中から花が咲。と聞えし都々一の。意(こころ)は適(うま)く穿ち得し。若木の花の未開紅(こう)。雨風の夜の出稼(おざしき)に。褄は濡ても唯一重。二夫(かさねづま)せぬ季…
2017年10月放送 BS3 偉人たちの健康診断「養生訓のススメ」より はたらかすべし時にうごき時に静なれは気めくりて滞らす静に有ればふさかる動に 働かすべし。時に動き、時に静かなれば、気巡りて滞らず。静かに有れば塞がる。動に 天の美禄を以却て身をほろ…