春画
色物馬鹿本草 磯田湖龍斎 作象(さくぞう) 一説に此象ねぼけたるをもふぞうといふ四足及四寸胴かへし有を並とす六寸より八寸まで有り是を大象といふ身の色黒白赤有り黒を上品とす気の生たるまんぢうをこのみ食ふいかれるときは黒赤く光り筋だつ四足をすぶ/…
まづひがらは春に似ていろもかほりも太夫のくらゐいつもゆかしき梅の花むかしながらのさくら花木々のこずゑのさきみだれ雲か霞のむらさきぼう/\しどけなりふりとり見たし 「アノわたしやアもういつしやう女とはだはふれまいとおもふほどおもひつめてゐるか…
歌川国芳 枕辺深閨梅(ちんぺんしんけいばい) 曲亭馬琴作『新編金瓶梅』のパロディ 「もっとうえのほうをきつくついてねまでいれて物てかきまハしておくれアゝアゝいきがはづむほどいゝ/\/\ もっと上の方をきつく突いて根まで入れて物で掻き回しておく…
華古与見 人之巻 口絵六 歌川国芳 「アレ そんなにまくって見ておくれでない 愛想が尽きると悪いから 「いいじゃァねえか 見るは法楽(ほうらく)見らるるは因果だ 「なんだえおかァしな そんなかたわ者じゃァないよ 「それでもぼぼんがァと言うからヨ 「ヲ…
逢悦弥誠 (あふゑやま ・おうえやま) 下 平節「源氏のとりはしらぢより そねぬをなにとゆびがの子 いもせをいふはよし仲の ちぎりたがゑぬ つまどりの つまと/\はたがなかごとの 白はあふても見ぬ顔にてや 「あふてわかるゝとりのはゑ わかれてあふてあハ…