日本振袖始
読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-00299 77(左頁) 第五 八雲猩々 すでにじこくも夜半の雲 天をこかせる篝の煙 谷ふかふして嶺そびへ 山水たぎる皺(ひ)の川上 八つのもたひにとく酒をたゝへ 影をうかへる高棚に 五重のあら菰し…
読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-00299 61(左頁) 第四 素戔鳴の尊道行さる程にそさのおの尊 そみんが宿を御出有 旅よりたびに出雲路や きのふの八重のしら雲を けふの山路とふみわくる 人めのせきのせきもりも とがむとしもは…
読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-00299 42(左頁) 第三あしはらやあめつち人もひらけそめ さかえにけりなさかほこの しづくのたま水のかゝるときしもうまれきて たみもゆたかに田かせは 稲はやつかにあは麦も にぎはひまさる秋…
読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-00299 24(左頁) 第二万古(ばんこ)目前の境界懸河渺々(べう/\)として巌(いはほ)峨々(がゝ)たり山又山いづれの?(たくみ)か青巌(せいがん)の形を削りなせる 水又水誰が家にか碧潭…
読んだ本 http://archive.waseda.jp/archive/index.html ニ10-00299 3 日本振袖始 (第一)作者近松門左衛門天照大神に奉る 四月九(なが)月の神御衣(かんみそ)は和妙(にぎたへ)の御衣(みぞ)広さ一尺五寸 荒妙の御衣広さ一尺六寸長(たけ)各々四丈 …