仮想空間

趣味の変体仮名

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

艶姿女舞衣 酒屋の段

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/pid/856530/1/2 1 艶姿女舞衣 三勝 半七 酒屋の段 竹本大隅太夫章 2 こそは入相の 鐘に散り行く 花よりも あたら盛りを独り 寝の お園を連れて爺(てゝ)親が 世間構はぬ十徳に丸い 天窓(あたま)の光りさへ子故に 3 くらむ…

けいせい恋飛脚 下の巻 西横堀の段 新町の段

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース イ14-00002-258 32(左頁) 下の巻 西横堀の段 色の道 好まぬ人は底の無し 盃なりと笑ひしはいづれ 昔の捨て詞 名を捨て身をも 捨て小松 恋の淵 瀬に漂ひし 亀屋忠兵衛は屋敷の…

けいせい恋飛脚 飛脚屋の段

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース イ14-00002-258 15(左頁) 飛脚屋の段 百三十里一飛びに時限(ときぎり)六日だらの状 金銀荷物の届け物 自由 自在に大坂へ 通ふ千鳥の淡路町 亀屋といふて飛脚屋の 中でも 古…

けいせい恋飛脚 上の巻 生玉の段

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース イ14-00002-258 2 けいせい恋飛脚 座元豊竹此吉 上の巻 生玉(いくだま)の段 難波津(なにはづ)に咲くや此花冬籠り 春待ち顔に 木々の葉の 塵にまじはる宮柱 和光の影 も輝け…

辰姫(清原深養父) 小倉擬百人一首

清原深養父(きよはらのふかやぶ) 夏の夜は まだ 宵ながら あけぬるを 空のいづこに 月やどるらむ 佐殿(すけどの)伊豆に遠流(さすらひ)の頃 伊東 女(むすめ)と深く契る 頼朝は平家 聞(きこ)えを憚り 辰姫は父祐親(すけちか)に 知れん事を恐る 実…