仮想空間

趣味の変体仮名

伊賀越道中双六

伊賀越道中双六 第十 敵討の段

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース ニ10-01451 99 第十 敵討の段 されば唐木政右衛門股五郎を付け出し 夜を日に継で伏見を出伊賀の上野と心ざし 先廻りして代官 所の届けも済みて北谷の 四つ辻に主従四人 我劣ら…

伊賀越道中双六 第九 伏見の段

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース ニ10-01451 89 第九 伏見の段 男共/\ 胴の間へお蒲団は入ったかな ハイ艫(とも)の間の四人様水菜は爰に置まする コレ舟頭 衆此荷物割破(われ)物じやぞ ソレ気を付けて貰は…

伊賀越道中双六 第八 岡崎の段

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース ニ10-01451 68 第八 岡崎の段 世の中の苦は色かゆる 松風の音も淋しき冬空や霰交りに降積る 軒もまばらの放れ家は岡崎 の宿はづれ 百姓ながら一利屈主は山田幸兵衛と 人も心を…

伊賀越道中双六 第七 関所の段

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース ニ10-01451 61 第七 関所の段 藤川の新関と人に云ど影の郷 一村籠る松影に茶屋の娘のお袖とて 年は二八の 跡や先まだ内証は白歯の娘 雪気いとはぬ寒空に 水の出花や煎じ茶の 仏…

伊賀越道中双六 第六 沼津の段

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース ニ10-01451 48 第六 沼津の段 東路に 爰も名高き沼津の里 ふじみ白酒名物を 一つ召せ/\駕籠にめせ おかごやろかい参らふか おかご/\と稲村の 影に巣を張り待かける 蜘蛛の習…

伊賀越道中双六 第五 郡山屋敷の段 

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース ニ10-01451 31 第五 郡山屋鋪の段 昔は山の跡なれや 今も名のみは郡山 家中屋鋪もつくろはず直ぐな 唐木の正め有る 家の柱は退き去りに奥様役の留主預り石留武介は忠義者 常の…

伊賀越道中双六 第四 郡山宮居の段

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース ニ10-01451 25 第四 郡山宮居の段 君萬歳の祈りとて 神に歩みを運ぶなり/\ 国の初めの其昔 誰名付てや郡山 城下の見付 筋武家町人のわかちなく 引もちぎらぬ弓八幡(やはた)…

伊賀越道中双六 第三 円覚寺の段

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース ニ10-01451 16 第三 円覚寺の段 されば沢井股五郎行家を討て立退くより 直ぐにかけ込円覚寺 門戸を閉して関近藤海田荒川 沢井を始 皆昵近の若殿原 若し上杉ゟ寄せ来る共引きは…

伊賀越道中双六 第二 行家屋敷の段

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース ニ10-01451 9 第二 行家屋敷の段 春毎に 詠めは飽かぬ鎌倉山 仁義を守る武士も 旦(あした)に隠す胴が谷 和田 行家が一構へ書院先の鑓取も 打手に靡く嬪仲間塵取役や掃除番 其…

伊賀越道中双六 第壱 靏が岡の段

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース ニ10-01451 2 座本 竹本太市 太夫 竹本染太夫 直伝 伊賀越道中双六 大字七くだり 大坂島ノ内中橋三ツ寺筋北へ入 けいこ本 寺田吉九郎新版 伊賀越道中双六 座本竹本太市 第壱 靏…