仮想空間

趣味の変体仮名

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

染模様妹背門松 質店の段 蔵前の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856512 参考にした本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856474 染模様妹背門松 (質店の段) 此間大坂町々で御評判の 高い色事 此邊りで大きな声では申されぬ事 一人娘と子飼の丁稚 しめて寝油しんとろ 3と…

染模様妹背門松 生玉の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html 生玉の段 イ14-00002-483 p33~ 33実に大坂の繁昌は数生玉の御門前 祝ふ万才曲手まり 能も放下も声立てて賑わふ木戸を打ち眺め コレノウ久松 アノ看板の書き付けに お染久松さいもんとは 余所にも丁…

染模様妹背門松 東堀油屋の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html イ14-00002-483 14p~ 文字同士接近している上に、聞き慣れない言葉が散見されるため読み難いのなんのってもう 参りました。それに長い!本公演でカットされている部分少なからず。 なにしろ読むのに…

忠臣蔵 二度目清書 寺岡切腹の段

寺岡兵右衛門の後日譚発見。 弱冠十六歳力弥の壮絶な最期。 読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856250 参考にした本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/922213 忠臣二度目清書(きよがき) 寺岡切腹段 夢と見て 現と覚めて世の中をつい住み捨つ…

映画「切腹」の冒頭

映画『切腹』の冒頭導入部に読まれる紀伊家・家老の日誌。ナレーションを聞けば容易に答え合わせができるので、テレビや映画のこうした映像はちょっとした教材になってありがたい。 寛永庚午七年五月十三日 晴 朝より暑気殊の外強し 巳の刻 御世嗣辧之助様 …

本朝二十四孝 十種香の段 奥庭狐火の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856535 臥戸へ行く水の 流れと人の (十種香の段)簑作りが姿見かはす長上下悠々として一間を立出 我民間に育ち入るに面を見知られぬを幸いに 花つくりと成って入り込みしは 3幼君の御身のうへに もし過ちあら…

奥州安達ヶ原 袖萩祭文

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856583 奥州安達原 三の切(袖萩祭文) 立って入りにける 只さえ曇る雪空に 心の闇のくれ近く 一間に直す白梅も無常を急ぐ冬の風 身にこたゆるは 血筋の縁 不憫やお袖はどぼ/\と親の大事と聞くつらさ娘お君に…

寿式三番叟

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856506 寿式三番叟 夫れ豊秋津洌(す)の大日本 国常(とこ)立ちの尊(みこと)より天津神社七世の後 地神の始め天照大神 岩戸に籠らせ給ひし時世は常闇と成りけらし 其時に四方津神 3八百万の御神達 神集めに…

仮名手本忠臣蔵 大序

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html イ14-00002-179 仮名手本忠臣蔵 大序(鶴岡兜改めの段) 嘉肴(かこう)有りといへども食せざれば其味わいを知らずぞと 国治ってよき武士の忠も武勇もかくるヽに。たとへば星の昼見へず夜は乱れて現…

仮名手本忠臣蔵 九段目 山科の雪転

九段目 雪転しの段 山科閑居の段 読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856214 仮名手本忠臣蔵 九段目 風雅でもなく しゃれでもなく (雪転しの段)しょう事なしの山科に由良助が侘住居祇園の茶やにきのうから雪の夜更かし朝戻り 3牽頭(たいこ)仲…

仮名手本忠臣蔵 十一段目 花水橋引揚の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html イ14-00002-179(二冊目) p48~ 十一段目 柔能剛をせいし弱能強をせいするとは 張良に石公が伝えし秘法なり 塩冶判官高定の家臣 大星由良助これを守って既に一味の勇士四十余騎猟船に取り乗って苫ふ…

仮名手本忠臣蔵 十段目 天河屋の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html イ14-00002-179 p34~ 十段目 天河屋の段 津の国と和泉河内を引受けて 余所の国迄船よせる三国一の大湊堺といふて人の気も賢しき町に傷もなき 天川屋の儀平迚金から金を儲け溜め 見かけは軽く内証は…

仮名手本忠臣蔵 六段目 身売りの段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856211 (「財布の連判」より「身売りの段」) 仮名手本忠臣蔵 六段目 みさき踊りがしゆんだる程に親仁出て見やばばんつ ばばんつれて親仁出て見やばばんつ麦から麦の在所歌 所も名に 3おう山崎の小百姓与一兵…

仮名手本忠臣蔵 八段目 道行旅路の花嫁

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856213 第八 道行旅路の嫁入 浮世とは 誰(たが)いひそめて あすか川 扶持も知行も瀬とかはりよるべも浪の下人(したひと)に 結ぶ塩冶のあやまりは 恋のかせ杭(ぐい)加古 3川の むすめ小浪が云号(いひなづ…

仮名手本忠臣蔵 五幕目 恩愛の二玉

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856210 仮名手本忠臣蔵 五段目 (山崎街道出合いの段) 鷹は死しても穂はつまずと譬えにもれず入月や 日数も積る山崎の辺りに近き侘住居 早野勘平若気の 3誤り世渡る厘姓(もとで)ほそ道伝い 此の山中の鹿猿を…

仮名手本忠臣蔵 三ツ目 恋歌の意趣

三段目 下馬先進物の段 腰元おかる文使いの段 殿中刃傷の段 裏門の段 読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856208 仮名手本忠臣蔵 三ツ目 足利左兵衛督直義公 (下馬先進物の段)関八州の官領と新たに建てし御殿の結構 大名小名美麗をかざる公(はれ…

仮名手本忠臣蔵 二段目 桃井館の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856207 仮名手本忠臣蔵 第弐 空も弥生の たそかれ時 桃の井若狭之助安近の 館の行儀はき掃除 お庭の松も幾千代を守る館の執権職加古川本蔵行国 年も 3五十の分別盛り 上下ため付書院先あゆみくる共白洲の下人 …

坊太郎一代記

玉翔さんの坊太郎が強くてかっこよかったので絵本を読んでみた。 読んだ本 上巻 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/884323 下巻 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/884324 (上) 田宮坊太郎一代記 上之巻 東京 山村清助編集 発端茲(ここ)に紀州名草の…