仮想空間

趣味の変体仮名

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

鎌倉三代記 (十段続) 第二

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ ニ10-02434 6 第二年々卯月 中の申 山王の祭迚坂本の御城に御神事を移され 諸士の面々末明より御社参有ば きね原鼓神楽歌 おゆるし請て町家の子供 玄関広間お白洲迄鼓太鼓で囃子立て とんつくどんなぶ拍子も 時に…

鎌倉三代記 (十段続) 第一

読んだ本 https://www.waseda.jp/enpaku/db/ ニ10-02434 2(左頁) 源頼朝 源実朝 鎌倉三代記 十段続 (第一)中華(もろこし)の 西湖(せいこ)をひきし琵琶の海 名に近江の八景も修羅の巷と鳴浪(なるなみ)の 百万余騎に埋もれて四方の山々尖どなる雪の…

堅田の亀

堅田の亀 読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8929433 3永禄十三年近江国堅田の浦より両頭の亀しゆつげんする りやうしせんどうかめをとらへる かわつたかめがでた ほんにめづらしいかめだ 永禄十三年近江国堅田の浦より両頭の亀出現する漁師船頭…

嬢景清八嶋日記 追善記念谺

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-781 94(左頁) 追善記念谺(ついぜんかたみのこたま)然るに二十五有(う)の内 何れか生者必滅の理にもれん 俤も難波(なには)の花や冬籠り 匂ひは四方にしられたる 豊竹越前少掾藤原…

嬢景清八嶋日記 第四

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-781 72(左頁) 第四瀬尾兄弟目に角立て ヤア待て/\何やつなれば頬(つら)を隠し踊りの邪魔する曲者め 引ずり退けんと瀬尾次郎 取付く腕首しつかと捕へ アリヤサコリヤサヤツトセイ ヨ…

嬢景清八嶋日記 道行船路友千鳥

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-781 56(左頁) 道行船路友千鳥世の中よ 身を捨る やぶも有けり小笹原 其竹の子の親まさり杖にも きりつ一ふしは ねじめかなしや糸瀧が親ゆへしづむかはたけを 身のいたづらと 世の口のさ…

嬢景清八嶋日記 第三

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-781 幷 https://kotenseki.nijl.ac.jp/ 100048898 45 第三楊竹亭が読みし妓女の旁 人の城を傾くるといへ共 人の気につれ日の本の契情と書き改め 契情(けいせい)と読む大ぬさや 大礒小礒…

嬢景清八嶋日記 第貮

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-781 幷 イ14-00002-782 25(右頁三行目) 第貮はるけきそらや 野も山も 草もあを/\こまがへり下嵯峨の里はづれ 鎌倉より御上使のけふお下向と庄屋年寄 未明よりお迎ひに出て松かげのは…

嬢景清八嶋日記 第一

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-781 幷 イ14-00002-782 2(左頁) 嬢景清八嶋日記 座本豊竹越前少掾 (第一)峯続く 須磨の山風吹落て 源平互に矢先を揃へ舩を浮かへ駒をならべて打入れ/\足なみに くつばみをひたしせ…

祇園祭礼信仰記 第四(含金閣寺)・第五

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html イ14-00002-225 参考にした本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/876606 (漢字使いは寧ろこちらの方がエキセントリック) 囲碁用語参考 https://www.ntkr.co.jp/igoyogo/yogo_589.html 83 第四賑…