仮想空間

趣味の変体仮名

井原西鶴

世間胸算用 巻五

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2534240 86(左頁) 胸算用 大晦日は一日千金 巻五 目録 一 つまりての夜市 文反古は恥の中/\ いにしへに替る人の風俗 二 才覚の軸すだれ 親の目にはかしこし 江戸廻しの油樽 87 三 平太郎殿 かしましのお祖…

世間胸算用 巻四

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2534240 66(左頁) 胸算用 大晦日は一日千金 巻四 目録 一 闇の夜の悪口 世に有人の衣(きぬ)くばり 地車に引隠居銀 二 奈良の庭竈 萬事正月払ひそよし 山路を越る数の子 67 三 亭主の入替り 下り舟の乗合咄…

世間胸算用 巻三

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2534240 46(左頁) 胸算用 いい晦日は一日千金 巻三 一 都の顔見せ芝居 ◯それ/\の仕出し羽織 ◯大晦日の編笠はかづき物 二 餅はなは年の内の詠め ◯掛取上手の五郎左衛門 ◯大晦日に無用の仕形舞(しかたまひ)…

世間胸算用 巻二

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2534240 26(左頁) 胸算用 大晦日は一日千金 巻二 目録 一 銀壱匁の溝中 ◯長町につゞく嫁入荷物 ◯大晦日の祝儀紙子一疋 二 訛言(うそ)も只はきかぬ宿 ◯何の沙汰なき取あげ祖母(ばゝ) ◯大晦日のなげぶしも…

世間胸算用 巻一

いつか読めるようになりたいと思っていた本です。翻刻があるのでわからない文字を照らし合わせながら読みました。 読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2534240 4 松の風静に初曙の若えひ す/\諸商人買ての幸ひ 売ての仕合扨帳閉棚おろ し納め銀…

暦 第五

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1188675 36(左頁) 第五せいけんのよのためしやまとのくにつぼさかに おんせん一夜にわき出れば にはかにゆがたのかずをしつらひせやくいんをたてさせ給ふ 則てんやくのかみにはようじゆいんの法印玄昌 しよ…

暦 第四 あさがほ姫道行

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1188675 28(左頁) 第四いたはしや兼政はつみもなみぢのものおもひあかまつのいろはぶね四十八番ならべたる 中にもおめし大船とてたかもがりあみをかけ あるひははものをあらためらるるにんの身こそかなしけ…

暦 第三

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1188675 18 第三ながめなりふじは日本のほうらいさん みねはけづりなせるがごとく其たかさはかられず かくて兼政広信はちよくめいにしたがひて ぎやう屋にいる月出る日をかんがへいんやうのたかやぐら のぼり…

暦 第二

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1188675 12 第二かよひぢやすがたの入物三まいがた おろせがいそげばなかやどの かしあみがさのめつけもん丸のうちに二つぼし 是もあふ夜はをり姫のあまのあべ川かちわたり うれしやたれやらまねきぬる てごし…

暦 第一

西鶴のユルフワ(悪い意味ではない)な浄瑠璃も味。 読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1188675 2 暦けんとんひらけばんぶつしやうずけいしやうゆたかなるとき津くに仰仁皇四十一代は 持統天皇としゆくし世の御まつりごとたゞしくくはんくはこど…

好色五人女 五巻 恋の山源五兵衛物語

今夏大阪で上演の文楽「国言詢音頭」の床本はネット上に見付けられませんでしたが、捜索ついでに同系列の「薩摩歌もの・五人切もの」を追ってみました。実際に起きた事件と、事件から派生した主な作品を時系列順に並べてみます。 寛文三年(1663)頃、薩摩に…

男色大鏡 第四巻

読んだ本 http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/index.html 請求記号:ヘ13_01753 (5) 2男色大鑑 本朝若風俗 第四巻 目録 「一」情に沈む鸚鵡觴(さかづき) 二丁目女﨟の古筆ア集めし事りんきの言葉つくしの事無常は取あけ祖母もまゝならぬ事 「二」身…

男色大鏡 第三巻

読んだ本 http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/index.html 請求記号:ヘ13_01753 (4) 2男色大鑑 本朝若風俗 第三巻 目録 「一」編笠は重ての恨み 二丁目おもきかうへの入子鍋の事中堂さはぎの事一流床髪結の事 「二」嬲ころする袖の雪 七丁目富士は藤の…

男色大鏡 第二巻

読んだ本 http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/index.html 請求記号:ヘ13_01753 (2)(3) (2冊目) 2男色大鑑 本朝若風俗 第二巻 目録 「一」形見は弐尺三寸 二丁目中井勝弥母親書置き初て見る事片岡源介非人の時執心かなへる事筑後国柳川敵うちの事 …

男色大鏡 第一巻

読んだ本 http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/index.html 請求記号:ヘ13_01753 (1) 2日本紀愚眼に耽(のそか)は天地はじめてなれる時ひとつの物なれり。形葦茅(がい)の如し是則神となる。国常立尊とまうす。それより三代は陽の道ひとりなして衆道…

男色大鑑 第八巻

読んだ本 http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/index.html 請求記号:ヘ13_01753 (10) 2男色大鑑 本朝若風俗 第八巻 目録「一」夢に色ある化物の一ふし 二丁目神子(みこ)の口もあはぬむかしの事藤田皆之丞勝手屏風の事女の心たまやねをとびこす事 「…

男色大鑑 第七巻 

読んだ本 http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/index.html 請求記号:ヘ13_01753 (8) 2男色大鑑 本朝若風俗 第七巻 目録「一」蛍も夜は勤めの尻 二丁目吉田伊織藤村半太夫都の月花雨夜の竹の小笠問とこたへず仏前の花誰かはさし替て 「二」女方もすなる…

男色大鑑 第六巻

読んだ本 http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/index.html ヘ13 04190 (7) 2男色大鑑 本朝若風俗 第六巻 目録「一」情の大盃潰胆(ひつくり)丸 二丁目伊藤小太夫さながらの女衆道中立売の内義きのふの小袖けふは形見 [二」姿は連理の小桜 七丁目願状に…

男色大鑑 第五巻

画証録に男色大鑑からの引用があったので、画証録を読むための参考になればと思い、歌舞伎役者の項だけ読んでみました。読んではみたものの、画証録の続きを読む気にはなれなさそうです今んとこ。 読んだ本 http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/index.htm…

好色五人女 巻三 中段に見る暦物語

先日まで読んでいた「大経師昔暦」のもととなった事件を井原西鶴が「好色五人女」に取上げ脚色したと文楽公演のプログラムにありましたので、翻刻はいくらもありますが折角なので読んでみました。事件は、京都烏丸通り四条下ルの大経師浜岡権之助(後剃髪し…