仮想空間

趣味の変体仮名

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

義仲寺

旧東海道の辻に立つ道標 はせを翁の墳 是より二丁 (芭蕉翁) 側面に「右 義仲寺」とあります。 義仲寺 (ぎちゅうじ) 滋賀県大津市馬場 (左)朝日将軍木曽義仲?墓? (中)はせを??? きそよしなかおんはかところ? 義仲公墓 巴塚 芭蕉墓 歌碑 古池や…

ひらかな盛衰記 初段 義仲館の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp イ14-00002-696 義仲館の段 7時なれや 九重の空も閑(のどけ)き春の色 霞こめたる桧皮ぶき 美麗を尽し手を尽す木曽殿の御館には御長男駒若君三つの長生(おひさき)いりはし わけて母君山吹御前 御寵愛浅からず付…

四天王寺庚申堂の石碑

梅いく千代もにほひめてたき 園の梅もとめて来なく 四方のうぐひす 永代香寄付 薫香問屋浪華梅香??? 幾千代も 匂いめでたき園の梅 求めて来て鳴く四方(よも)の鶯 三猿の奉納石碑の中に混じって。 薫香問屋ってなんでしょね? お香やお線香の材料を扱う…

ひらかな盛衰記 二の切 源太勘当の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856266 ひらかな盛衰記 1源太勘当の段盛衰記 二の切 2ひらかな盛衰記 弐の切り時も有せず表の方 若旦那の御帰国とざゝめく声々 梶原源太景季(かげすえ)鎌倉一の風流男 戦場より立帰るえぼしのかけ緒古実を正…

読めたかな

正解は画像の右に反転文字にて。 あとの うせにけり こそ こぼれたる ならんか に? にて? にて御身持甚だ 具・く 堂・た 里・り 寒・かん 気 給ふ 絶 銀 形 路

茶臼山公園の道標

茶臼山(天王寺公園)のゲートを出たところに道しるべ有り。 一心寺参拝者休憩所・存牟堂のお向いです。 正面に「☞観音寺」「義士木像」とあります。義士って赤穂義士かな? 観音寺は今もまさにこの方角に存在する。 その下には、 「住吉 さん(无)道」 「…

見立多以尽  手があらひたい

見立多以尽 手か あらひたい 西日を除(よけ)て蛭釣に絆(もや)ひし船も首尾の松。見て見ぬふりの船頭が。捨(すて)てお庫(くら)の石垣を。出這入る蟹も舟虫も。手のたんとある婀娜(あだ)ものは。涼しく過ると青簾。おろして絞る肌の汗。嬉(うれし)…

好色入子枕 巻の三 (三)田楽も胸の火

読んだ本 http://mahoroba.lib.nara-wu.ac.jp/y05/html/1049/index.html 11/15 (三)田楽も胸の火女郎をはたかにしてくり付小刀のえいやうぢ。たうふ買にやる事近年きかず此道のせいひつこれもつとめぶりのよきゆへぞかし年のうちの悪性よねのたのしみ名の…

好色入子枕 巻の三 (二)千人の侘言

読んだ本 http://mahoroba.lib.nara-wu.ac.jp/y05/html/1049/index.html 7/15 左頁 (二)千人の侘云青のりあまの里は伊勢の名物みやけ物とりそろへ顔も古市の平兵衛が伯父大黒屋にきたり草鞋をはき尻からけをおろし 8/15旦那の御機嫌よろしきみね松坂の見せ…

好色入子枕 巻の三 (一)黒犬も関守

読んだ本 http://mahoroba.lib.nara-wu.ac.jp/y05/html/1049/l/p043.html 好色入子枕 2/15 目録 巻三 (一) 黒犬も関守 餅花も柳腰 恋と思ひの染絹 (ニ) 千人の侘云 組あはせの生貝も 気にかゝる提げ重 (三) 田楽も胸の穴 命もつなき捨た舟 なみだのし…

天神記 

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/883056 2てんじん記 ○かもづゝみ にてさくら丸ふうふかりやひめのこひのとりもちをする 天神記 加茂堤にて桜丸夫婦、苅谷姫の恋の取持ちをする。 3かんせう/\゛はかんたうのけらいたけべけんさうを▲ ▲めした…

見立多以尽 よいのがだしたい

見立多以尽 よいのが だしたい 摘(つま)むた形(なり)がつく羽根のかたちに似たる煎餅を。妬(やく)といふ字も白絲の染るに易き柳巷(さと)習ひ。恋風吹な。ナアふくなと。金の羽子板夫(それ)ならで金玉(きんぎよく)よりも尚尊き。押絵の二字は俳優…

好色入子枕 巻の四 (三)異見も長暖簾

読んだ本 http://mahoroba.lib.nara-wu.ac.jp/y05/html/1049/index.html 巻の四 11/15 (三)異見も長暖簾泣ずと。とつくりと心をおとしつけよ十三の時よりかひそだて娘も同前世帯半分はわたし女在なふ勤めて長々の奉公もはやはたちもこゆればにあはしき縁談…

好色入子枕 巻の四 (二)気違の八文字

読んだ本 http://mahoroba.lib.nara-wu.ac.jp/y05/html/1049/index.html 巻の四 6/15 左頁 (二)気違の八文字(はちもんじ)両替屋の指塚(さしづか)揚屋の紙屑 古手屋の虱みなこれ商売の元なるべしわた入六百七十夏物三百八十とき物二百二十五ながれ代銀…

好色入子枕 巻の四 (一)まいらせそろで口過

読んだ本 http://mahoroba.lib.nara-wu.ac.jp/y05/html/1049/index.html 巻の四 2/15好色入子枕 目録 巻四(一)まいらせそうろうで口過 日本の野等(のら)嶋 此国の人ふだん黒羽二重(二)気違の八文字(もんじ) 色紙あてたかたびら たんさく結ひの風付(…

小栗判官一代記

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/884683 小栗判官一代記 2おぐりはんぐわんすけくには みやこ九じやうのほとりにすみて大内ごしよへつとめけるあるひみぞろが池のほとり にてふえをふきしに池の大じやびじんと なりていでつるにはんぐわんとち…

そめいろづくし 国芳

そめいろ づくし 「ねこ しぼり」「鼠 ねづみいろ」「熊 くろ」「たぬき ちやいろ」「猪 はないろ」「狐 こん」「りす ぶどうねづみ」 一勇斎国芳戯画

好色入子枕 巻の二 (三)うくいすもなく音

読んだ本 http://mahoroba.lib.nara-wu.ac.jp/y05/html/1049/index.html 弐 11/17 左頁 (三)うくひすもなく音(ね)わさとひきやくにて申入候そのゝちはたよりもうけ給はらずいよ/\おかはりなく候やしかれば此ふうじこめたる文さふらふひそかに御らんくた…

好色入子枕 巻の二 (二)高野の念者柳

読んだ本 http://mahoroba.lib.nara-wu.ac.jp/y05/html/1049/index.html 二 7/17 左頁 (二)高野の念者柳象嵌鍔も秋の草いんろうきんちやくの。だてもけふは。ふりなすびになき魂(たま)をまつり久之介が兄分。世を今更にはかなくも夢のうきはしわたるもつ…

好色入子枕 巻の二(一)善悪の石臼

お染久松。 読んだ本 http://mahoroba.lib.nara-wu.ac.jp/y05/html/1049/index.html 2/17好色入子枕 巻二 目録(一)善悪の(農)石臼 娘のふところも 七分五里筵のかし屋(二)高野の念者柳 立振舞の献立 なきはらした鯛の眼(三)鶯もなく音(ね) 花より…

見立多以尽 どうかかちたい

見立多以尽 どうか かちたい 夫(そり)や卑怯です鉄砲を。隠してうつは怪(け)しからない。唯一戦に花々しく。勝負をなさいと鹿児島拳。おも城山の篭城も。纏頭(はな)の軍費に勢ひ労(つか)れ。終に果敢(はか)なく降参して。身代限りとなる者あれば。…

八陣守護城  政清本城の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856587 参照した本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856518 3 八陣守護城 八ツ目の切 (政清本城の段)行先は 二重に建し思惟(しゆい)の間 人の出入はとゞむれど 秋を告る風のこへ庭の 木草におとづれて …

見立多以尽 きれひになりたい

見立多以尽 きれひに なりたい 年立(としたち)かへる朝まだき。霞て青む柳湯へ。よろづ吉川町かけて集ふ弦妓(げいしや)が左に右(とにかく)と。客の噂のよしあしもなにはの事の何(なん)となく。恋の湊の賑ひは。みな水船の水性(みづぞめ)。冷たい中…