見立多以尽 もうひとつのみたい

 

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見立多以尽

もうひとつのみたい

足る事を知るは身の慎み
足らぬといぐは世の人の。口
九試(くせ)なれど最(もう)一つ。思ひ
酌(ざゝ)れて泥酔(へゞれけ)に。成た容儀(ふり)
して周諄(くだ)まいて。欝憤(ぢれつ)
たいよの枕々(ちん/\)を。沢山(たんと)いふ気
の跡引は人力ならぬ横車。
これも弦妓(げんき)の意気地(いきぢ)づく。
足る足らぬには拘(かゝ)はらず。顔の
汚れぬ泥除(よけ)と母衣(ほろ)/\機嫌で
いふなるべし

 

 

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