仮想空間

趣味の変体仮名

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

火水風災難輯(一) 5~10ページ

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2592140?tocOpened=1 1 地震風火水災綴 一 5 (上) 大地震のはなし 夫山城の国平安の都は其昔桓武 天皇草創の地にして四神相応の場 万代ふえきのみやことかや 然るに当文政 十三年寅七月二日三日両日両夜大地…

人心両面摺 十返舎一九

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/9892936 3 滑稽のことばに曰。おもて見さんせやくまい物 かとは。所謂悪(にく)い/\は可愛(かはゆい)の裏にして。又初会に客 の名を呼(よぶ)は。其裏を返させんか為なり。羽二重ずれの 大通(だいつう)…

浪花文章夕霧塚 第五冊目

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース イ14-00002-603 30(左頁3行目) 第五冊目 親の科身にもかゝりて浪人し 谷町筋の藤の棚おはをからせし平岡左近 父左太夫が衒られし 色紙の科でつゞれ着て妻や娘の手爲業(しご…

浪花文章夕霧塚 第四冊目 

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース イ14-00002-603 23(3行目) 第四冊目 浪速の京の中船場 よき絹着たる商人(あきんど)の軒をならべし道修町 藤屋伊左衛門と書しるす薬 種袋に名を譲り 了哲といふ閑隠居 六十…

浪花文章夕霧塚 第三冊目

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース イ14-00002-603 18(6行目) 第三冊目 鳩の峯松に巣をくむ雄(おとこ)山 東谷の賑はしさ社務神主も集りて 勅使のお入と不 浄をはらひ褥を設相待ば 早御出と下(しも)男箒片手…

浪花文章夕霧塚 第二冊目

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース イ14-00002-603 13(2行目) 第弐冊目 人々は礼儀を のべて「出て行 世の中は憂き事しげき 呉竹の 伏見の賑ひ 稲荷海道東路の道の衢(ちまた)に枝茂る 藤の森迚名も高く茶店の…

浪花文章夕霧塚 第一冊目

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース イ14-00002-603 2 浪花文章夕霧塚 座本・豊竹越前少掾 第壱冊目 太刀は鞘弓は袋と納りて 鳴渡の沖に立浪の 千代にかたまる阿波の国 児嶋殿と聞へしは 先祖の武功 名も高く 行儀…

夕霧阿波鳴渡 下之巻 相の山

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース イ14-00002-816 31(左頁) 下之巻 〽夕べあしたの かねのこえしじやくめつ いらくとひゞけども聞てナ おどろく人もなく のべより あなたの 友とてはけちみやく ひとつにじゆず…

夕霧阿波鳴門 中之巻

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース イ14-00002-816 17 中之巻 春や延宝六年と明わたる世もむかしの京 難波の けさはめづらしき妻子引ぐし旧冬(きうたう)より 上本町の道場の 玄関がまへかりざしき お国の御用あ…

夕霧阿波鳴渡 上之巻

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース イ14-00002-816 2(左頁) 夕霧阿波鳴渡 近松門左衛門作 年の内に春は来にけり一うすに 餅花 ひらく餅つきのにぎ/\はしや九軒 町 嘉例の日取吉田屋の庭の竃は 難波津の 歌の心…