映画『やじきた道中てれすこ』の勘三郎扮する弥次さんが肩に掛けている振り分け荷物の面に貼ってあるのは義太夫の床本のようだ。
なんの本か当ててみよう。
わっかるっかな~ん。こーゆーの大好き。楽しいな!
アップ!
が諷ひ伝へて
東の驛路
思議と独云
忍ばれてなか
=========紐
右衛門小腰かゝ
ればこなたは
ヲゝ亭主先
きつい働き・・・
違うシーンでの別角度から。荷物の側面、即ち文章の下半分が見える。
はからず
に見るもふ
其折からの
=======紐
めて入来
扇押か
刻
と書いてある。ふむふむなるほどわかったぞ。
これを上下繋げて紐で隠れたところを補うと、
が諷ひ伝へて はからず
東の驛路(むまやぢ)に見るも不
思議と独云(ひとりごと)其折からの
忍ばれて ながめ入たる
時しも有 襖押し明け 徳
右衛門 小腰かゞめて入り来
れば こなたは扇押かくし
ヲゝ亭主 先刻は扨々
きつい働き 危き難を・・・・
と、こうなる。
『朝顔日記』の「宿屋の段」でした~!
「右衛門」「亭主」「扇」がヒントになった。
参照した本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1107699 (コマ4~5)