清原深養父(きよはらのふかやぶ)
夏の夜は
まだ 宵ながら
あけぬるを
空のいづこに
月やどるらむ
佐殿(すけどの)伊豆に遠流(さすらひ)の頃 伊東
女(むすめ)と深く契る 頼朝は平家
聞(きこ)えを憚り 辰姫は父祐親(すけちか)に
知れん事を恐る 実(げ)に世の中
に忍ぶ恋ばかり いと/\節(せつ)
なるものはあらじ
清原深養父(きよはらのふかやぶ)
夏の夜は
まだ 宵ながら
あけぬるを
空のいづこに
月やどるらむ
佐殿(すけどの)伊豆に遠流(さすらひ)の頃 伊東
女(むすめ)と深く契る 頼朝は平家
聞(きこ)えを憚り 辰姫は父祐親(すけちか)に
知れん事を恐る 実(げ)に世の中
に忍ぶ恋ばかり いと/\節(せつ)
なるものはあらじ