播磨守の弟名は安近鶴ヶ岡にて
師直が過言を怒り刀の柄に手を
かけしが神と君との御前をはゞか
りし堪忍は若きに似ず営中にて
再事に及ばんとせしに家老が権
謀よくねい者の腹をさぐり黄金の
光輝白刃の奇禍をてんず若狭は
さいわいある人なり
良臣伐松 貧伯倣柳 (りやうしんまつをきり おんはくやなぎとなる)
播磨守の弟名は安近鶴ヶ岡にて
師直が過言を怒り刀の柄に手を
かけしが神と君との御前をはゞか
りし堪忍は若きに似ず営中にて
再事に及ばんとせしに家老が権
謀よくねい者の腹をさぐり黄金の
光輝白刃の奇禍をてんず若狭は
さいわいある人なり
良臣伐松 貧伯倣柳 (りやうしんまつをきり おんはくやなぎとなる)