仮想空間

趣味の変体仮名

吉原細見 天保七年(1836)

 

読んだ本 https://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/wo06/wo06_01531_0003/index.html

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あら玉の年たちかへるあしたの客種尽(たねつき)

づしてゆふべに一粒萬倍の華(はな)を

さかす北洲のちまたいつゝいつも

かはらぬ色をいろとして賢(けん)にかえん

事を思はぬはな(無)し されは最上(さいじょう)/\の世の

中皆人この境(きょう)に居つゝけしてモシイ

ちと御寝んしの御祝儀に あつかり

玉へといふ

 天保七とせの春 気(け)のよしを述