読んだ本 https://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/wo06/wo06_01531_0003/index.html
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あら玉の年たちかへるあしたの客種尽(たねつき)
づしてゆふべに一粒萬倍の華(はな)を
さかす北洲のちまたいつゝいつも
かはらぬ色をいろとして賢(けん)にかえん
事を思はぬはな(無)し されは最上(さいじょう)/\の世の
中皆人この境(きょう)に居つゝけしてモシイ
ちと御寝んしの御祝儀に あつかり
玉へといふ
天保七とせの春 気(け)のよしを述