仮想空間

趣味の変体仮名

新吉原細見序文 寛政七年(1797)

 

読んだ本 https://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/wo06/wo06_01325_0001/index.html

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思ふよねなく わしが思ふよに浮世がならば 雪を

かいつくねて もつて五丁の燈籠とせん歟 将八朔(はたはつさく)の

無垢となさんか 燈籠は軒端の花を照らし 無

垢は聯子(れんし)の月に映(えい)ず 月といひ花とよぶ その

名を聞(きく)より やがて俤(おもかげ)の をしはからるゝとは閑草(つれ/\くさ)の

言葉の露 月の俤 雪の膚(はだ)みるがことく(如)に かひ

つらねし秋の蔦屋の細見は 思ふよふなる

浮世の宝 花奢(きやしや)な物とは是(これ)なるべし

 雪をかいつくねじ兎のとし 京街堂

   花奢な文月のはしめ   淀早牛題