仮想空間

趣味の変体仮名

着衣鬼図

世能中盤乕狼毛 奈乃美耳伝衣乎 幾堂類於尓層(曽) 閑之古幾 七十七叟 玄斎 よのなかは とら おおかみ も なのみにて ころも を きたる おにそ かしこき 世の中は 虎狼も 名のみにて 衣を 着たる 鬼ぞ 賢き

義経記 巻第八

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1287999 参考にした本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2567404?tocOpened=1 2 義経記巻第八目録 つきのぶ兄弟御とふらひの事 ひで平しきよの事 ひて平が子供判官殿にもほんの事 すゞ木の三郎しげ家たか…

義経記 巻第七

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1287998 2 義経記巻第七目録 はうぐわん北国おちの事 大津次郎の事 あらち山の事 三のくちの関とをり給ふ事 へいせん寺御けんふつの事 によいのわたりにて義経を弁慶うち奉る事 なをえの津にておひさがされし…

義経記 巻第六

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1287997 2 義経記巻第六目録 たゝのぶ都へしのび上る事 忠信さいこの事 たゝのぶかくび鎌倉へ下る事 はうくわん南都へしのび御出ある事 くわんとうよりくわんじゆ坊をめさるゝ事 しづかかまくらへ下る事 しづ…

義経記 巻第五

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1287996 2 義経記巻第五目録 判官よし野山に入給ふ事 しづかよし野山にすてられるゝ事 義経よし野山を落給ふ事 たゞのぶよし野にとゞまる事 たゝのふよし野山の合戦の事 よし野法師判官を追(をつ)かけ奉る事…

義経記 巻第四

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1287995 参考にした本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2567790?tocOpened 2 義経記巻第四目録 よりともよしつねに対面の事 義経平家のうつてにのほり給ふ事 こしごえの申状の事 土佐坊よしつねの討手に…

義経記 巻第三

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1287994 2 義経記巻第三目録 くまのゝべつたうらんぎやうの事 べんけいむまるゝ事 へんけい山門を出る事 しよしやさんえんしやうの事 べんけい洛中にて人の太刀を取事 よしつね弁慶と君臣のけいやくの事 より…

義経記 巻第二

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1287993 参考にした本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2574943?tocOpened=1 2 義経記巻第二目録 かゞみのしゆくかがうどうの事 しやなわう殿げんぶくの事 あのゝぜんじに御たいめんの事 よしつね見さゞ…

義経記 巻第一

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1287992 2 義経記巻第一目録 よしとも都おちの事 ときはみやこおちの事 うしわかくらま入の事 しやうもんばうの事 うしわかきぶねまうでの事 吉次(きちじ)がおうしう物かたりの事 しやなわう殿くらま出の事 …

松平の禅尼(武者かゞみ 一名人相合 南伝二)

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1312418 松平の禅尼(まつだいらのぜんに)禅尼(ぜんに)は秋田城之助景盛(じやうのすけかげもり)の娘にて時氏(ときうぢ)の室(しつ) 時頼(ときより)の母堂なり さすが時めく天下の執権の親人(おやびと)とし…

白拍子妓王(武者かゞみ 一名人相合 南伝二)

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1312414 白拍子妓王(しらびょうし ぎわう)妓王は江州益須郡(やすごふり)中比(なかひ)の里の産れなり 妹を妓女(ぎぢよ)といふて 同胞(はらから)共に舞の上(じやう)手(づ)なれば 清盛これを妾(せう)とな…

北條時頼(武者かゞみ 一名人相合 南伝二)

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1312418 北條時頼(ほうでうときより)時頼は時政(ときまさ)の五代の孫にして 北条九代の内 泰時(やすとき)時頼を名将と称せり 就中(なかんづく)時頼は智略あり威量(いりゃう)あり 殊に仏道に帰依厚く中にも禅…

絵本江戸桜

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2534292 3 絵本名所江戸桜 あか駒のはらばふ田い(為)水鳥のすたくみぬま も神にしませる 大君のみとくに野な? 帰る道あらたまりて 市ひめの神のひとまへ より大寺(おほてら)の墻(かき)のしりへまで 人…

常盤御前(武者かゞみ 一名人相合 南伝二)

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1312414 常盤御前(ときはごぜん)常磐は義朝(よしとも)の妻にして 尾州熱田(あつた)の大宮司末憲(すえのり)の妹なり近衛院の御時 容顔美麗の女を召(めさ)れんとて五百人の内より只一人撰出(えらみいだ)され…

左馬頭義朝(武者かゞみ 一名人相合 南伝二)

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1312414 左馬頭義朝(さまのかみよしとも)義朝は六條判官為義(ためよし)の嫡男なり 其相(そう)勇然たれど眉薄く 毛(け)上へ生(は)へ 所々(ところ/\゛)抜(ぬけ)たるやうにて 小眼(せうがん)にして耳とが…

隅田川両岸一覧

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2533332 3 隅田川両岸一覧 是レ(これ)葛飾北斎壮年ノ画ナリ 予(よ) 七金ヲ抛(なげうっ)テ之(これ)ヲ得タリ 目今(もっこん)彩色本 頻(しき)リニ欧州ニ輸出ス 故ヲ以テ 師宣(菱川師宣) 春信(鈴木…

平相国清盛(武者かゞみ 一名人相合 南伝二)

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1312414 平相国清盛(へいさうこくきよもり)清盛は忠盛の一子なり 実は白河帝の御落(ごらく)胤(いん)にして 母は祇園の女御(によぎよ)なり 保元(ほうげん)平治(へいぢ)の擾乱(じやうらん)を平(たいら)げ…

若狭局(武者かゞみ 一名人相合 南伝二)

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1312418 若狭局(わかさのつぼね)局は比企(ひき)判官義員(よしかず)の娘にて 頼家に愛せられ一幡(いちはた)君を産めりしが 父義員 若君の為に叛(む)逆(ほん)を発(おこ)しけるに 早くも露顕して若君を始め…

羽林頼家(武者かゞみ 一名人相合 南伝二)

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1312418 羽林頼家(うりんよりいへ)頼家は鎌倉二代の将軍にて 頼朝の惣領なりけるが 病によつて舎弟(おとうと)千幡君(せんはたぎみ)へ西三十八ヶ国を譲り 御子(こ)一幡(いちはた)君へ東二十八ヶ国を譲らんと規…

人倫訓蒙図彙 七巻(遊郭・演劇・庶民の芸能) 

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2592445?tocOpened=1 3 「嶋原(しまばら)の茶屋(ちやや)」丹波口(たんばくち)のちや 屋 此所は色里(いろさと)にかよふ おの こ 三まいがた 四まいかたの お ろせ にあしをはやめ そらを とふがごとく…

人倫訓蒙図彙 六巻(職之部)

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2592444?tocOpened=1 3 職之部(しよくのふ) 次第不同 「大工」天竺より始れり 日 本にては人皇(にんわう)のはしめ 筑 紫 日向の橘の京に 矢 造(つくり)し給ふ時はしまれり 其後 聖徳太子伽藍御 建立の時…

人倫訓蒙図彙 五巻(細工人部)

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2592443?tocOpened=1 3 細工人部(さいくにんぶ) 次第不同 「金彫師(かなほりし)」此細工むかしより あり 中頃 後小松院の御時に 後藤祐乗(ゆふじやう)といふ者 名人にし て其かくれなし 其頃 狩野(かの…

人倫訓蒙図彙 四巻(商人部)

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2592442?tocOpened=1 3 商人部(あきんどのぶ) 次第不同 「呉服(ごふく)や」応神天皇の御 時 唐土(もろこし)より呉服(くれは)空織(あやは)と いふ兄弟の女わたりて絹 を織れり 此名によそへ て上品(…

人論訓蒙図彙 三巻(作業部)

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2592441?tocOpened=1 3 作業部(さぎうのふ) 次第不同 「茶師(ちやし)」茶はもろこしよりわたれり 建仁寺の開山 栄西(えいさい)宗国(そうこく)に入て 茶の実(み)をえて帰朝せり 又 明恵(みやうえ)…

人論訓蒙図彙 二巻(能芸部)

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2592440?tocOpened=1 3 能芸部(のふげいのぶ) 次第不同 「歌人」和歌は此国の風俗 として神代(かみよ)よりおこれり 假名の三十一文字をつらねて 仏神の感応にもあつかり 目にみえぬ鬼をもかたふ くる事歌…

人論訓蒙図彙 一巻(公家・武家・僧侶等とその周辺)

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2592439?tocOpened=1 3 上(かみ)貴(たつと)き公卿より庶人(しよじん)の賎(いやし)きに いたるまての其所作をくわしく家々(いえ/\)に 尋(たつね)て来由(らいゆう)をたゝし或は唐大和(からやま…

染井之植木屋と古風作松之図

BSP「皇居の宝物 盆栽物語」より 染井之植木屋花屋の伊兵衛といふつゝじを植しおびたゝし花のころは貴賤群集す 其外千草万木かずをつくすとなし 江都第一の植木屋なり上々方の御庭木鉢植など大かた此ところよりさゝぐること毎日/\なり 古風作松之図 幹(み…

松殿松姫(武者かゞ美 一名人相合 南伝二)

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1312411 松殿松姫姫は関白基通(もとみち)の女(むすめ)なり 容顔艶麗なることたとふるにものなし 義仲此縡(こと)を聞(きゝ)て押(おし)て聟となり姫と配偶せんといふ 姫は義仲を鬼神(おにかみ)の如く思ひ 怕…

狐忠信の段(義経千本桜 川連法眼館の段の部分)

5月文楽を見たら読みたくなりました。 読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856281 1 大坂五行 大極 上紙 清版 版元 東京日本橋区上槇町八番地 定価十銭 高橋書店 義経千本櫻(よしつねせんぼんさくら) 四段目中 忠信狐(たゞのぶきつね)の段 2…

木曽左馬頭義仲(武者かゞ美 一名人相合 南伝二)

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1312411 木曽左馬頭義仲(きそさまのかみよしなか)義仲は帯刀(たてわき)先生義賢(せんせうよしかた)の子なり 高倉の宮の令旨(れいし)を受て 城(じやう)の資永(すけなが)を討て平家十万騎を倶利伽羅谷へ追落…