仮想空間

趣味の変体仮名

木曽左馬頭義仲(武者かゞ美 一名人相合 南伝二)

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1312411 木曽左馬頭義仲(きそさまのかみよしなか)義仲は帯刀(たてわき)先生義賢(せんせうよしかた)の子なり 高倉の宮の令旨(れいし)を受て 城(じやう)の資永(すけなが)を討て平家十万騎を倶利伽羅谷へ追落…

平政子 (武者かゞ美 一名人相合 南伝二)

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1312411 平政子(たいらのまさこ)政子は北條時政の女(むすめ)にして頼朝の御台所なり実朝将軍幼年の内は廉を垂て政事を聞(きく)故に世に尼将軍と言(いふ) 都(すべ)て行状漢の高祖の后妃呂后(りよごう)にるい…

右大将頼朝 (武者かゞ美 一名人相合 南伝二)

https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1312411 右大将頼朝頼朝は義朝(よしとも)の三男なり 伊豆の配所より発(おこ)ッて石橋山に義兵を挙てより後 義仲ヲ粟津(あはづ)に討て平家を西海に亡し 多年の蟄懐(ちつくわい)を開いて日本総追補使(にっぽんそ…

競伊勢物語 四冊目(道行) 五冊目

読んだ本 http://base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.jsp?DB_ID=G0003917KTM&C_CODE=0084-003404&IMG_SIZE=1000%2C800&PROC_TYPE=null&SHOMEI=%E3%80%90%E7%AB%B6%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E7%89%A9%E8%AA%9E%E3%80%91&REQUEST_MARK=null&OWNER=null&BID=null&IMG_NO=1 …

競伊勢物語 三冊目(玉水渕の段 春日村の段)

読んだ本 http://base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.jsp?DB_ID=G0003917KTM&C_CODE=0084-003404&IMG_SIZE=1000%2C800&PROC_TYPE=null&SHOMEI=%E3%80%90%E7%AB%B6%E4%BC%8A%E5%8B%A2%E7%89%A9%E8%AA%9E%E3%80%91&REQUEST_MARK=null&OWNER=null&BID=null&IMG_NO=1 …

競伊勢物語 弐冊目

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース ニ10-01309 41 弐冊目 夏は夕部の身の思ひなる 色に心は深見草 知られしらぬかほよ花 立ちも放れぬ君が俤 音色優しき爪音(つまおと)は都に並ぶ 河内の国 武名も四方に高安の…

競伊勢物語 一冊目

読んだ本 https://archive.waseda.jp/archive/index.html 浄瑠璃本データベース ニ10-01309 2凡謡の文句は実と虚につゞり浄瑠璃歌舞妓の趣向は虚を実にのぶるいづれ勧善懲悪の一助ともならん事を本意とす且歌舞妓狂言の作意に趣向の古(ふるき)と新しき評は…

北條時政記 下(読み下し)

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10301572 21 徳升作 全五冊 貞房画 後編 北條時政記(ほうじょうじせいき) 文政辛卯の春 森屋 治兵衛版 新版 斯くて時政申されけるは、「重忠が申す如く、この上は伊豆の守護人を吟味遂げずとし、先ず先ず稲…

北條時政記 上(読み下し)

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10301572 2 北条時政記 森屋版 卯の春(上)新版 3 (左頁) それ天道は正を善くして邪を憎む。昔より治乱興廃善悪邪正によること天の 命ずる所にして、人功私智(じんこうしち)の及ぶものにあらず。平相国…

北條時政記(下)

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10301572 (意味不明の単語は調べた上で適宜漢字を当て嵌めました) 20 辛 卯 の 春 新版 徳升作 貞房え 21 徳升さく 全五冊 貞房え 後へん 北条時政記(ほうじやうじせいき) 文政辛卯の春 森屋 しんばん 治…

北條時政記(上)

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10301572 2 北條時政記(ほうじやうじせいき) 森屋版 卯の春 (上) しん はん 3 五柳亭徳舛撰 全五冊 五亀亭定房画 前編 北條時政記 文政十四 東都馬喰町 辛卯新板 版元 森治 夫(それ)天道は正を善(よく…

かるたあわせ鎌倉武勇六家仙

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1310283 1 「えんの下の 力もち」 北条時政 政子御前 「おいては 子に したがへ」 九郎義経 「ほねおり そんの くた ひれめうけ 歌るた あわせ 2 鎌倉 武勇 六家 仙 江間小四郎 「いしの うへにも さんねん」 …

未だ在らず  日本料理 石原仁司の世界より

BSP放送「未だ在らず 日本料理 石原仁司の世界」より覚え書き 青山元不動 白雲自去来(せいざんもとふどう はくうんおのずからきょらいす) 碓庵(たいあん)叟 一陽来福(一陽来復をめでたく文字り) 松柏寿(しょうはくのじゅ) 虎一世清風起(とら いっせい…

宝永千歳記 巻之六

読んだ本 新日本古典籍総合データベース https://kotenseki.nijl.ac.jp/biblio/100018446/viewer/1 91 宝永千歳記 六 92(挿絵) 93 抑(そも/\)南禅部州。大日本国の發りを考(かんごう)るに。古者(いにしへ)天地未(いまだ)分れず陰陽 わかれざりし…

宝永千歳記 巻之五(コマ27~下段のみ)

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2554613?tocOpened=1 27(下段を続けて読みます) 宝永千歳記巻之第五 風流都めぐり 去程に伝(つて)之助。天満宮の霊夢に任(まかせ)。 国々を一見し。我が古郷(ふるさと)に帰りしが。猶洛外 をめくらん…

宝永千歳記 巻之五(上段のみ)

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2554613?tocOpened=1 27(上段を続けて読みます) 都之事(みやこのこと) 釋名(しやくめう)に曰(いわく)。国民の居所(きよしよ)を 都と云。帝王世紀に曰。大(たい) 昊(かう)宓儀(ふつき:ふくき)…

宝永千歳記 巻之四(コマ15~20下段のみ)

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2554613?tocOpened=1 (巻之四:コマ20まで下段を続けて読みます) 15 宝永千歳記巻之第四 宝永二年三月朔日より京大坂伊勢路に於て金銀米(べい) 銭(せん)衣服器財食物等にカフィラズぬけ参に志をなす人数…

宝永千歳記 巻之三(コマ3~13下段のみ)

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2554613?tocOpened=1 (巻之三:コマ13まで下段を続けて読みます) 3 宝永千歳記巻之第三 神明奇瑞の御祓(しんめいきずいのおはらい) 夫(それ)生(しやう)は始(はじめ)死は終(をわり)なり。共に陽陰…

宝永千歳記 巻の三(コマ3~13上段のみ)

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2554613?tocOpened=1 (巻之三:コマ13まで上段を続けて読みます) 3 ▲「参宮山瀬の奇瑞」 信州水内郡(みづちこほり)河合町(かわあいまち)に 有徳の町人あり。一人の娘 をもつ。生質(うまれつき)数万に…

宝永千歳記 巻之二(コマ27~39下段のみ)

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2554612?tocOpened=1 (巻之二:下段続けて読みます) 27 宝永千歳記巻之二 智恵鏡文珠の呪諷(まじなひ) 夫(それ)陰陽。昼夜。進退。得失。存亡。是非。 善悪。有無。二つの中に。智者は作罪(ささい) に…

宝永千歳記 巻之ニ(コマ27~39上段のみ)

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2554612?tocOpened=1 (巻之二:上段を続けて読みます) 27 ▲「鬼女(きじょ)鬚(ひげ)を疑ふ 説」 地獄を見侍(はんべ)れば。鬼 は角を戴き口耳ぎわまで さけるがら。上下の牙おひ 揃(そろひ)たる。され…

宝永千歳記 巻之壱(コマ3~25下段のみ)

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2554612?tocOpened=1 (下段を続けて読みます) 3 宝永千歳記序 天下泰平国土安穏にして武運も 長く久かるべきためしには兼てぞ 植し常磐の松も。今一しほの色を まし。千里(ちさと)の梅のにほひ常よりも 増…

宝永千歳記 巻之壱(コマ3~25上段のみ)

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2554612?tocOpened=1 (上段を続けて読みます) 3 ▲ 北野天満宮は菅丞相(かんしやうじやう)の御 垂迹(すいしゃく)也。丞相は大臣の唐名(からな) 也。御諱(いみな)は道真(みちざね)。御先祖は天(あ…

熱海温泉の図

BS「武将温泉~名将の影に名湯あり~」より 熱海温泉の図 熱海市立図書館蔵 熱海温泉(あたみおんせん) 「十五歳京水筆」湯源(ゆのもと)沸湧之(わきだしの)図(づ) 大湯(おほゆ)沸湧(わきだし)の景(さま)石龍(せきりやう)熱湯を吐(はく)が如…

病草紙 歯槽膿漏の男

NHK美の壺「料理が映える折敷」より 病草紙(やまいのそうし)歯槽膿漏の男 京都国立博物館蔵 おとこありけり もとよりくちのうちのはみなゆるきてすこしもこわきものなとはかみわるにおよはすなましいにおちぬくることはなくてものくふ時にさはりてたえかた…

病草紙 顔にあざがある女

BS「ザ・バックヤード 九州国立博物館」より 「病草紙(やまいのそうし)」の「顔にあざがある女」と思われる。 ある女かほにあさといふものありてあさゆふこれをなけきけりあさはうちまかせて人の身にあるものなれとも閑所はくるしめなしかほなとにつきぬれ…

北斎 日新除魔図と辞世の句

BS放送「ザ・バックヤード」にて、九州国立博物館所蔵であり寄贈者の希望により門外不出だという北斎の「日新除魔図」の一部が紹介された。 一獅々かしゝ 二疋か獅々 獅子の十六 四六廿獅子 獅子智廿八 掛け算の駄洒落になっている。 英泉画北斎図より辞世の…

御入部伽羅女 巻之六

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2554353?tocOpened=1 42 御入部伽羅女巻之六 目録 名残は班女(はんじよ)があふぎ車 (廿一)遊色(ゆうしよく)一番難波(なには)の新町 一四筋不残女郎の名よせ 一ならびに内証友吟味する 一揚屋茶やの外…

御入部伽羅女 巻之五

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2554353?tocOpened=1 24 御入部伽羅女巻之五 目録 願は垂愛?(門に由)害(あほうらせつ)じまん (十七)泉州貝塚に一番の夫殺(おっところし) 一すきに赤えぼし着詰(きせづめ)の入聟 一十一人までもつと…

御入部伽羅女 巻之四

読んだ本 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2554353?tocOpened=1 3 御入部伽羅女巻之四 目録 喧花ははだか金(かね)百両包 (十三)三ヶの津一番の 一役者も爰は一分たゝぬ往事(いきじ) 一みがいて見てもさびの落ぬ 一舞台わきざし大ぜりふ 金のえぼ…