床本

生写朝顔話 四ノ口 浜松の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-00109 71 右頁 濱松のたん思ふこと 儘ならぬこそ浮世とは 誰が古への託ち云 今は我身の上にふる涙の雨の晴間なく 哀れや深雪は数々のうさ重りて目かいさへ泣潰したる盲目の 力と頼む物迚は わつかに細き竹…

生写朝顔話 三ノ奥 三ノ切 麻耶ヶ嶽の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-00109 58(左頁) 麻耶か嶽のたん雲靉靆(あいたい)とたな引し 麻耶が嶽とて津の国と 播磨にまだかる 高山あり峯高うして雲に冲(ひい)り谷深うし奈落に通す苔滑かなる岨(そは)道の巌は鑿に削るが如く…

生写朝顔話 三ノ口 小瀬川の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-00109 54左頁 小瀬川のたん冬の夜の 月は老女の粧(けは)ひてふ 譬も凄き小瀬川の 入江の柳春待て 眉作れと弥(いや)寒き 風の手櫛にすきかへし白粉ならで置霜の 色もきらめく汀の岩打寄浪も氷いて 氷柱…

生写朝顔話 二ノ切 大磯揚屋の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-00109 42左頁最後 大礒揚やのだん43すけんぞめきでむく鳥がむれつゝ来つゝき格子先 叩く水鶏(くいな)の口なめ鳥か ヲゝちつともさへつかまいとのはる霞 諷ふ声々浮立て たそや行燈の影光る 恋と情の中の…

生写朝顔話 二ノ口ノ奥 弓之助屋敷の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-00109 34 弓之助家舗の段爰に芸州岸戸の家臣 秋月弓之助が一構へ 生得風流文武に秀で 人に勝れし武士の 都に蟄居ありけるが 国の乱れに召帰され 殿の仰を承り 事治まりし其後は 昔に勝る帰り咲 いと美々敷…

生写朝顔話 二ノ口 明石舟別れの段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-00109 31右頁 明石舩別れの段和田海(わだつみ)の 浪の面てる月影も 明石の浦の泊り船 風待つ種のつれ/\を 慰め兼て阿曽次郎 舳先に立出月かげに 四方を見はらす気晴しの 田葉粉の煙り吹なびく船路の旅…

生写朝顔話 序切 宇治川の段 真葛が原の段 岡崎隠家の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-00109 10 宇治のだん武士の 八十宇治川と名に流れ底の濁りも夏川や 水の緑も涼しけに風吹渡る 宇治橋の往来も繁き五月頃 蛍狩にと来る人の 足休めやら気ほうしの 花香はこゝか一森や貴賤老若差別なくたぎ…

生写朝顔話 大序 大内館の段 松原(多々羅浜)の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-00109 3壱 大序 大内館のだん 同奥 多々羅浜のだん 序切口 宇治川舩のだん 同口奥 真葛ヶ原茶店段 序切 岡崎隠家のだん 弐 二ノ口 明石浦舩別の段 口ノ奥 弓之助屋舗の段 同切 大礒揚屋の段 三 …

生写朝顔話 宿屋の段

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856428 参照した本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856612 1増補朝顔日記宿屋の段竹本大隅太夫章豊竹君太夫筆 2浄瑠璃は音声の曲節と文章の妙味を相須ちて感興を起さしむるは世の普く知る所なり今回発行な…

玉藻前曦袂 五段目 景事 化粧殺生石

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-01240 87左頁 京事 化粧殺生石むかしは雲の上わらは 今魂はあまさがる ひなに残りて あくねんの 其妄執のはれやらぬ 恨みは石にとゞまりて乱れみだるゝいろ/\菊の しばし休らふ花のもと ヤア…

玉藻前曦袂 五段目 那須野の原の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-01240 85左頁 那須野の原の段 勇立那須野が原へと 「たつか弓去程に三浦之助義明和佐野助広常 狩装束の花やかに 勅命を頭(かうべ)にいたゞき 数多の官軍引連れて 那須野が原の四面をかこませ …

玉藻前曦袂 五段目 祈りの段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-01240 79左頁 祈の段程なく跡へ入来る陰陽の頭安瀬の泰成 えぼし狩衣かいつくろい階の 元に 80平伏す こなたの御簾かゝげさせ 玉藻の前はたをやかに粧ひかざり立出て 殿上に座し給へば 亀菊は会…

玉藻前曦袂 五段目 訴訟の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-01240 75右頁 第五 訴訟の段李延年が詩(からうた)に 北方に佳人有 絶世にして独立す一度顧れば人の城を傾け ふたゝび顧れば人の国傾るとかや 帝此頃御悩と称し大殿ごもりなし給へば 御兄宮薄…

玉藻前曦袂 四段目 十作住家の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-01240 59 左頁 十作住家の段 后達恐れわなゝき躊躇(ためらい)しは怪しかりける 「次第なり下野や 那須野の原に つゞきたる 立ち野の郷に住馴れし十作といふ親仁有 元はよし有る武士なれど主人…

玉藻前曦袂 四段目 廊下の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-01240 56左頁 廊下の段 窺ひ/\ 「追て行金瓊(きんけい)の 床の前には 遥かに千歳の松を契り 玉室の臺(うてな)の上には遠き齢(よはい)を万歳の亀に期す 君の寵愛限りなき 玉藻の前が琴の…

玉藻前曦袂 四段目 神泉苑の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-01240 51 左頁最終第四 神泉苑の段 「わかれゆく 52平安城の大内裏築地の内に散繁る 木々の紅葉の紅ひを 一つ所にかき寄る箒さらへの跡迄も 是ぞ都の錦なる 衛符(えふ)の仕丁が寄たかり 何と…

玉藻前曦袂 三段目 道春館の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-01240 38 左頁道春館の段思ひ寝の 夢の間枕に契る 明がたや 琴のしらべは初花姫 嬪共にうたはせて ひく爪音の気高さよ 右大臣道春の夏座敷 松吹風も一しほに いとゞ増(まさ)るらん折ふし一間…

玉藻前曦袂 三段目 清水寺の段

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html ニ10-01240 35 右頁是より日本第三 清水寺の段 爰に うつして「ひさしけれ 禹湯(うとう)己を罪して興桀(こうけつ)す 紂人(ちうにん)を罰して身を亡す 殷の妲己が顔艶も 周の勇将雷震が打砕いた…

源平布引滝 三の切 綿繰馬の段 (九郎助住家)

読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856503 (コマ77表紙) 78源平布引滝 三の切「出て走行 音しづまれば 葵御前 太郎吉連て立出給ひ聞き及ひし実盛殿 お目にかゝるは初て段々のお情 忘置じと有 79ければ 是は/\御挨拶 某元は源氏の家臣 新院の…

源平布引滝 三の口 竹生島詣の段

床本も読んでみたの。だいぶん読みやすいの。 読んだ本 http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/856222 2源平布引滝 三の口来る人と野に立人に 物とへば先へ/\とおしへられ 心も関の明神もよそに見なして走行小まんは御籏肌に入そこに 3隠れ爰に忍び 葵の御前…

女殺油地獄

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html イ14-00002-140 2上巻 女殺油地獄 作者近松門左衛門 (徳庵堤の段) ふねはしんぞののり心サヨイヨエ 君と我と われと君とは づにのつたのつてきた しつとんとん/\しととん/\ しつとゝあふせのな…

源平布引滝 五段目

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html イ14-00002-282 91 右頁第八 袖やしぼるらん柴をかりや/\ 柴かる手もとはさつても見事 へ鎌をかる/\゛テモ扨ても見事へとうたひつれ立つ年月も重りて頃は承安初めつ かた 所は木曽の山育ち 十六…

源平布引滝 四段目

舞台はいよいよ京都伏見は鳥羽の離宮へ。宮中での風流、女の噂話、酒癖、身顕わし、立ち廻り。なかなかのスリルとサスペンスのうちに清盛の息子や二組の夫婦の思いが交錯する。その思いを最後に歌に詠み合って各々の行く末へと別れ行く。 読んだ本 http://ww…

源平布引滝 三段目

冒頭に葵御前と九郎助一行による九郎助宅への道行が付いてそして 「矢橋の段」「竹生島遊覧の段」「九郎助住家の段」と続く。 竹生島は行ったことないのら~行ってみたいのら~。 読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html イ14-00002-282 47 …

源平布引滝 二段目

中と切が「義賢館の段」。通称「義賢最期」と云うは歌舞伎に於いてのみ? 和生さんの義賢期待に違わずかっこよかっためっちゃよかった!いつもより人形がでっかく見えて思わずプログラムでかしらを確認してしまった。やはり検非違使だった。あ~んかっこいい…

源平布引滝 序段

序段で題名に「布引滝」と付く理由がわかる。 平清盛が登場する。 読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/index.html イ14-00002-282 2待宵侍従優美蔵人 源平布引滝序段 檀強の不臣神宗の盛業を妨げ 邦家陽九の厄に当り一朝馭(きよ)を失ふて生民塗炭…

夏祭浪花鑑 九段目 玉島徳兵衛内

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-01283 91第九 親と子の縁を繋た 貫さしの捕縛 名物は刃物唐海月 備前備中両国で骨といはれし一寸徳兵衛命にかけて九郎兵衛を隠しとげればけふも又 庄屋代官の呼使是非なく行て留主の内 飛脚とおぼしき撥鬢…

夏祭浪花鑑 八段目 田島町団七内

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-01283 77第八 友達に心を砕た 石割雪踏の合印 日数さへ早一七日田嶋町魚屋商売ひれの有 主は團七九郎兵衛迚昔と今の名を合せ 手強き業も五人前高津祭の其夜より 内へ帰りてゆつくりと何知ぬ顔 せぬふりに …

夏祭浪花鑑 七段目 長町裏

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-01283 73左頁第七 男が欲を止兼た 紅粉紋の色入帷子 神と仏を荷なひ物はやし立てたる下寺町 高津宵宮の賑ひに紛れていそぐ舅義平次 かどの簾を細引きでくる/\巻の俄網 追立行を後よりも ヲゝイ呼かけ飛…

夏祭浪花鑑 六段目 釣船三婦内

読んだ本 http://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/ ニ10-01283 64第六 男の意地を立ぬいた 焼鉄の女房作 賑わしき難波高津の夏神楽 ねり込ふり込荷なひ込 てうさようさのだて提燈門の揃へは地下町の 印を見世にいよ簾 並ぶ家居の其中に釣船三婦が内客は内証預り…